〈「国境なき医師団」日本会長初の著作〉中嶋優子『それでも希望は失わない! 「国境なき医師団」いのちの現場へ』が3月25日発売!
河出書房新社

ガザ、ウクライナ、シリア……。国、人種、政治、宗教の違いを超え活動する、人道援助の最前線から発せられたメッセージ
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株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、中高生から楽しめる人気シリーズ「14歳の世渡り術」より、国境なき医師団(MSF)日本の会長を務める救急医・麻酔科医、中嶋優子による初の著作『それでも希望は失わない! 「国境なき医師団」いのちの現場へ』を、2026年3月25日に刊行いたしました。
ガザやウクライナのニュースを目にして、心がザワザワすることはありませんか?
画面に映る彼らも日本と地続きのこの世界で生きるみなさんとよく似た子どもたちです。
早く平和な日常に彼らが戻れるように私たちがいまできることはないか、「国境なき医師団」と一緒に考えてみませんか。
(著者「Message」より)
■「国境なき医師団」と人道支援の最前線
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本書カバー写真(2023年パレスチナ・ガザ地区にて撮影) 提供:国境なき医師団
本書は、著者が「国境なき医師団」に憧れ医師となり、渡米し救急専門医として働き出すまでのストーリー、国境なき医師団の海外派遣スタッフとして世界各地で医療支援に従事してきた体験を通じて、人道援助の最前線で起きていることを知り、今日から世界の未来について考え、行動を起こすきっかけとなる一冊。
破天荒ともいえる学生時代のエピソード、苦手なことを乗り切る「グッド・イナフ」(必要最低限で大丈夫)の精神、類まれな「鈍感力」であらゆる局面にチャレンジする著者の魅力あふれるキャラクターも本書の読みどころです。
派遣先で見聞きしたことを社会に発信し、世論を動かすことで現状を改善させ、命と人権を守る「証言発動」は、「国境なき医師団」にとって医療・人道援助と並ぶ重要な活動に位置づけられています。
ガザ、ウクライナ、シリア……、著者が15年間、計11回参加した海外派遣、視察で目の当たりにした過酷な状況、現地での体験から発られた言葉たちは、今日本に暮らす私たちがこれからの世界をより良くするために託された、著者からの切実なメッセージに他なりません。
[…]活動を重ねれば重ねるほど強く思うことは、人間も医療も世界共通だということです。
生死の境を彷徨うほどのひどいけがを負ってしまった子、一夜にして家族を全員失ってしまった子、家も学校も失い、路上での暮らしを余儀なくされている子……私が活動地で出会った子どもたちは、私たちと一体何が違うというのでしょうか。彼らは遊ぶことが大好きで、いろんなことに興味を持ち、ちょっとしたことで笑い転げてくれる、そんなみなさんと同じ「普通の子ども」たちです。
(本書「はじめに」より)
■シリアで手術を毎日手伝ってくれた2人の医学部生(左から2人)
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本書112ページより
2013年、内戦が続くシリアへの派遣に参加した著者は朝から晩まで手術に追われる日々を送りました。毎日のように手術を手伝いに来た2人の医学部生(6年生)は、学校が空爆により破壊されたため、卒業も医師国家試験の受験もままならない状況に置かれていました。
■スマホのライトで照らして手術をするという過酷な状況だった
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本書154ページより
2023年11月に派遣されたパレスチナ・ガザ地区では、電気や水、医療物質の不足が深刻な問題でした。ガザ住民には避難できる場所もなく、イスラエルからの攻撃を受けるたびに、病院へは多くの負傷者が運ばれてきます。
■子どもたちの無邪気な様子は日本と同じ
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本書168ページより
過酷を極める状況下にありながらも、ガザに暮らす人々が笑顔やジョークを絶やさず、明るく振舞う姿に希望を感じたという著者。病院への行き帰りに子どもたちと遊ぶことで元気がわき、日々の仕事と向き合う原動力になりました。
■目次
はじめに――ガザ地区で感じた無力さ
第1章 「国境なき医師団」って?――医療の足りない場所に駆け付けるプロ集団
国を超えた人道援助の最前線で活動/活動の三大原則は「独立・中立・公平」/48時間以内に現場に駆け付ける/医師だけじゃない! プロフェッショナル集団/活動するのは医療が足りていない地域/日本の良さをもっと出したい! 日本の会長に立候補
第2章 世の中には“絶対”なんてない!――MSF入団までの長い長い回り道
英語には困らなくても感じていたアウェー感/ホーム帰ってきた!/“どこにでもいる子”だった中学時代/テレビを見たことで人生が決定!/「絶対無理!」から始まった医学部受験/アイスホッケーが楽しすぎる……!
第3章 救急医療の現場から――「1+1=2」とは限らない世界
本業アイスホッケー!?/沖縄での回り道/前代未聞! 史上最短の3カ月で大学病院を退職/“手術室の影の実力者”麻酔科医の仕事を覚える/救急医は、どれくらい大丈夫かを見極めるプロ/アイスホッケーが就職の決め手に!?/ついに国境なき医師団に入団!
第4章 活動地の現実を目の当たりにして――国は違っても「人間と医療は世界共通」
国境なき医師団のマークの力を実感!――ナイジェリア/「日本人の女性」であることが役に立った――パキスタン/空爆で大学がなくなった医学部6年生――シリア1./「鈍感力」の重要性を考えさせられた――南スーダン/国は違っても医療は世界共通――イエメン/敵対する勢力どちらも分け隔てなく治療――シリア2./知識が深く、学ぶ意欲が高い!――イラク/戦時下では“リハビリ”と“心のケア”が必要――ウクライナ/短期間で打てば響くような結果が出た!――シリア3.
第5章 世界の不条理と向き合う――ガザ地区での活動で、それでも希望を失わないわけ
「絶対に行く!」急遽決まったガザ行き/エジプトまで来たのにガザに入れない!/ラファ検問所を通過。ようやくガザへ/医師としてかつてないほど感じた無力感/元気をくれた、ガザの子どもたち/大けがだったら生き残りたくない――矛盾と葛藤
第6章 いま、日本の私たちにできること――世界の人たちに目を向けることの大切さ
“自分によく似た子”は世界中にいる/自分の意見を言える人はかっこいい!/ちょっとした勇気で「新しい自分」を発見!/人を助ける前に、まずは自分を大切にしよう/国境なき医師団で働きたいと思ったら
おわりに
■著者紹介
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中嶋優子(なかじま・ゆうこ)
国境なき医師団(MSF)日本 会長。救急医・麻酔科医。札幌医科大学を卒業後、日本国内で臨床経験を積む。米国医師国家試験(USMLE)合格後、米国救急専門医資格を取得、その後日本人として初めて米国EMS(プレホスピタル)・災害医療専門医を取得。2009年からMSFに参加し、各地での医療・人道援助活動に従事。MSF日本の理事や副会長を経て、2022年3月に会長に就任。現在、エモリー大学病院救急部の准教授、メトロアトランタ救急搬送組織のメディカルディレクターを務め、米国を拠点にMSFの活動に参加している。
■書誌情報
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書名:それでも希望は失わない! 「国境なき医師団」いのちの現場へ
著者:中嶋優子
仕様:46判/並製/204ページ
発売日:2026年3月25日
税込定価:1,694円(本体1,540円)
ISBN:978-4-309-61785-5
ブックデザイン:高木善彦(SLOW-LIGHT)
書誌URL:
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309617855/
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes