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OKI、固定式計測バージ「SEATEC NEO」を実証フィールドとして提供し、AUVなどによる洋上風力発電設備の無人点検に向けた実海域実証を支援

OKI

OKI、固定式計測バージ「SEATEC NEO」を実証フィール

内閣府総合海洋政策推進事務局委託事業「自律型無人探査機(AUV)利用実証事業」成果報告


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/17036/871/17036-871-98cf3673d842c85727500d472a38c592-500x318.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
OKI所有の固定式計測バージ「SEATEC NEO」
OKIは、東洋エンジニアリング株式会社(代表取締役社長 細井栄治、以下TOYO)、日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長 石倭行人、以下NSE)、株式会社FullDepth(代表取締役社長 吉賀智司、以下FullDepth)と共同で、AUV(注1)などを活用した洋上風力発電設備の水中点検作業の無人化に向けた実証試験を実施しました。



静岡県沼津市にあるOKI所有の日本で唯一の固定式計測バージ(注2)「SEATEC NEO」においてAUVなどを活用した実証試験を行い、洋上風力発電設備の水中点検作業におけるリスク低減や無人化に資する点検システムの将来像を整理し、社会実装に向けたロードマップを提案しました。なお、本実証試験は内閣府総合海洋政策推進事務局の「自律型無人探査機(AUV)利用実証事業」への採択を受け、4社共同で実施したものです。

実証試験の概要

2025年10月、OKI保有の固定式計測バージ「SEATEC NEO」において、AUV、ROV(注3)、ASV(注4)を組み合わせた実証試験を実施しました。観測対象(注5)の水中部に対し、映像およびソナー(音波探査)による点検を行い、洋上風力発電設備の水中点検の無人化・自律化に向けた技術的・運用的課題(例:海底部の点検方法、運用体制など)を抽出しました。本実証試験の背景や試験の様子、結果の詳細は、PR動画((C)東洋エンジニアリング)をご覧ください。

AUV社会実装に向けたロードマップの提案

本実証試験で抽出した課題を踏まえ、洋上風力発電設備の水中部点検の効率化・コスト低減を目的に、2030年と2040年時点での点検システムの将来像を検討しました。広範囲の点検作業を自律的かつ無人で行うためのAUVとASVを組み合わせたシステム構成など海洋ロボティクスの役割分担と最適配置と、技術開発・検証や長期実装試験など早期社会実装に向けたマイルストーンを整理し、2030年までのロードマップとして提案しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/17036/871/17036-871-1c66821b0b9efc4a4bafcd5de719fbc2-1000x651.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2040年に想定されるAUV等海洋ロボティクスを活用した点検システムの将来像(イラスト:(C)東洋エンジニアリング)

1.ホバリング型AUVは水上基準点の測位支援により自己位置を把握し、係留ライン・送電ケーブルなどを点検する。
2.ASVはAUVが収集したデータを水中通信により受信し、DXパネルへ送信する。
3.AUVは自身のバッテリー残量が低下すると、自律的に海底ステーションへ移動し、充電やデータ通信を行う。
4.航行型AUVは海底基準点の測位支援により自己位置を把握し、ソナー等を用いて海底ケーブルの状態を点検する。

OKIの主な取り組み

実証フィールドの提供・試験支援
OKIは、沼津市内浦湾周辺海域に係留されている自社保有の固定式計測バージ「SEATEC NEO」を実証フィールドとして提供しました。また、OKIグループで海洋音響関連事業を手掛ける株式会社OKIコムエコーズ(代表取締役社長 大塚竜治、以下OKIコムエコーズ)とともに、試験の計画・実施を支援しました。本バージの係留チェーンを水中点検の実証対象として風力発電設備などの基礎構造物を模擬した環境を提供し、AUVなどを組み合わせたロボティクス技術の現場適用性や点検精度の明確化に貢献しました。

水中インフラの要素技術・運用要件の整理
OKIは、AUVなどの円滑な運用や自律運転・無人化に不可欠な「水中インフラ」(水上/海底基準点、給電・充電設備、通信システムなど)の技術要素や運用要件を体系化しました。また、高精度な自律航行のための基準点設置、作業継続性を確保する水中給電設備、多様な情報伝達ニーズに対応する水中-水上-陸上通信システムの要件の明確化など、インフラ構築の課題を抽出し、今後の検討課題を整理しました。

今後の展望
OKIは、AUVなどによる洋上風力発電関連の点検・保守業務に対応した水中インフラ技術の開発・検証で得られた知見を活かし、可用性・信頼性・効率性の高い運用基盤の構築を目指します。加えて、実海域における海上試験環境基盤と、試験の計画立案から安全管理、実施運営、データ取得までを支援するOKIコムエコーズの「海上試験エンジニアリングサービス」の提供を通じて、AUVなどの海洋ロボティクスの長期実装試験や反復検証を支援します。実証成果を基に、水中インフラの標準化や他事業分野との連携拡大にも取り組み、洋上風力発電事業をはじめとする海洋産業全体の発展に貢献します。

参考

当社を除く各社の役割および詳細内容は、各社のプレスリリースにてご確認ください。

TOYOプレスリリース:事業全体取り纏め/社会実装に向けた各種課題の取り纏めとロードマップの作成/サービスプロバイダ、海洋データ利活用基盤の検討

NSEプレスリリース:実証試験の取り纏め/AUVなど海洋ロボティクスの社会実装に向けた運用的課題の整理/サービスプロバイダ/海洋データ利活用基盤の検討

FullDepthプレスリリース:ROV「DiveUnit 300 Lite」の提供・運用/AUVなど海洋ロボティクス開発における技術的課題の整理

用語解説

注1:AUV(Autonomous Underwater Vehicle)
機器自身が水中の位置や周囲の状況を認識し、自律して動く無人潜水機。本実証試験では、東京大学生産技術研究所巻研究室で開発された「Tri-TON」を使用。

注2:バージ
バージ(barge)は港湾内で重い貨物を運ぶ平底の艀(はしけ)で、通常はタグボートに牽引される。OKIの水中音響計測施設は航行しない固定設備だが、平底船体の形状を持つため「バージ」と呼称している。

注3:ROV(Remotely Operated Vehicle)
遠隔操作により水中を潜行する無人潜水機。本実証試験では、FullDepth製の「DiveUnit300 Lite」を使用。

注4:ASV(Autonomous Surface Vehicle)
自律制御により水上を航行する無人機。本実証試験では、株式会社エイトノットが開発した自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」を搭載した小型船舶「Eight Knot I」を使用。

注5:観測対象
本実証試験では、OKIが所有する固定式計測バージ「SEATEC NEO」の水中部を観測対象とした。

関連リンク

内閣府ホームページ「海洋政策 利用実証事業について」
内閣府が公募した「自律型無人探査機(AUV)利用実証事業」に採択
「OKI海洋の取り組み」紹介サイト

- 沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。- その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。

本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
広報室
お問い合わせフォーム

本件に関するお客様からのお問い合わせ先
クロスインダストリー事業推進センター
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プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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