「あ、可愛い」と手に取る一歩から変わっていく社会を作る
架け箸

中東パレスチナのフェアトレード雑貨専門店「架け箸」は社会課題への入口を「可愛い」で視覚化します
当店は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「架け箸」の夢です。
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架け箸主力商品一例とともに
2026年4月1日現在も、当店の作り手は中東のパレスチナ(ヨルダン川西岸地区)に暮らし、長年構造化している軍事占領に、2023年から続く隣り合うガザ地区への攻撃、それと並行して酷くなる占領政策、そしてイランへの軍事攻撃によるミサイル被害等が折り重なり、様々な困難の中にあります。
当店は、パレスチナの人達が置かれた状況を変えていくためには、緊急的な支援の他に、「仲間が増えること」「問題を認識している人が増えること」が大切になってくると2020年の創業時から考えてきました。
”紛争地”という捉えられ方からは広がりにくいその共感の枝葉を伸ばすのが翌2021年から続けてきた生活を彩るフェアトレード商品の販売です。
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2026年2月京都のLe Marcheにて
そもそも何が問題なのか?
「パレスチナ雑貨?え、現地に行ってきたんですか??」と多くの方は当店の看板を見て仰天されます。
「可哀そうやねぇ」と開口一番同情を口にする方も少なくありません。
パレスチナの状況はあまりに長い間未解決であるが故に、ニュースで受け取る「大変で危険な場所」のイメージが私達受け手に蓄積されてきました。それが昨今の状況悪化により強化されているのではと感じます。
ですが問題の根本は、土地の民としてパレスチナで暮らしてきた人達が、そこで生きる権利を奪われて追い出されたり、そこにいるだけで迫害を受けている、支配の構造にあります。1948年のイスラエル建国以来、国家政策により、パレスチナの人達は代々の家業や文化を受け継ぐことさえ簡単ではなくなりました。
右は、なんでもないように見える写真ですが、実は数十年前にはなかった光景だと地元の人は話します。軍事占領によりその土地にいられなくなった人達が町の中心へと押し寄せた結果、緑豊かだった山は住宅地と化し、過密な環境に身を寄せ合って生活しています。
「とにかく緑が無い」と別の町に暮らすティーンエイジャーも嘆いていました。
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谷底地形の町(2025年8月 ヨルダン川西岸地区・ナブルス)
参照:
https://www.sustainablebrands.jp/news/1306299/
どうすれば状況は変わるのか
私は学生時代にこの地域でホームステイした経験から本事業を創業し、この状況下で不足しているもの――”人間の尊厳”に着目しました。
ただそこに生まれ、暮らし続けたいだけなのに、上からの圧倒的な力でそれを抑圧される。
何もしていないのに、その属性だけで犯罪者であるかのような扱いを受ける。
何よりも、この現実に直面しているパレスチナの人達は、確かに文化的には異文化ですが、日本と同じようにK-POPや韓国コスメが流行していたり、流暢な英語を操ったり、学校や将来のことを考えたり、友達付き合いがあったり、週末のちょっと豪華なご飯を楽しみにしていたりと、共通することも沢山あって、だからこそ「人種で分けるって意味のあることなの?」という思いが大きくなりました。
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子ども達と夜の散歩。家にいる子達にアイスを買って帰る。(2025年8月 ヨルダン川西岸地区・ヘブロン)
だから「可哀そうな人達」ではない表現の仕方、立ち止まってもらえる何かを考えて「可愛い」に行きついたのです。
必要なのは、関係人口を増やすこと。
その入口になれる魅力が現地の手仕事にはあります。
パレスチナのフェアトレード雑貨
当店では現在50種類ほどの生活雑貨を対面の機会や卸売り・インターネット上で販売しています。
定番のひとつがオリーブの剪定材から製作されたアニマルモチーフのブローチです。
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もくもくオリーブローチ 鳩
もくもくオリーブローチ聖書に登場するオリーブの枝を咥えた鳩、現地で荷運びをするロバ、らくだ親子の4種を展開しています。
繊細な彫りは電動の器具を使って職人が1羽1羽仕上げています。
オリーブは木目が特徴的な木です。同じ商品でも1つ1つに個性があり、それが一点物の愛着を生み出します。
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木目は自然の一点物
クッキーのブランドとコラボレーションした際に開発した小皿は「小さい=可愛い」心をくすぐる一品となり、茶道雑誌で和菓子を載せて撮影頂いた他、アクセサリートレイとしても多くお使いいただいています。
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オリーブの平皿(8cm~)
2025年夏には工房を訪問し動画を撮影しました。この地域のオリーブの木との結びつき、親子代々思いを受け継ぐ様子が映っています。
[動画1:
https://www.youtube.com/watch?v=9gP1_sUvfYI ]
更に、もう一つのプロダクトラインでは現地のデザイナーと共に日本向けの落ち着いた色味を基調としたアップサイクルシリーズを展開しています。
アップサイクルトートバッグ丈夫な生地の由縁は家具を作る際の残布だから。パレスチナの家具は大きく、余る部分も大きく取れるため、デザイナー自ら生地を集め、ゴミを減らしながら美しいデザインを生み出すことを命題にしています。
合わせる伝統織「カフィーヤ」も、カラフルでいて主張し過ぎません。
[画像8:
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アップサイクルトートバッグ(一例・柄はすべて一点物)
デザイナーにも渡航時にインタビューを行いました。異文化である日本での販売に戸惑いがあったというアイシャさんですが、今ではお客様の声を励みに製作に励んでいます。
[動画2:
https://www.youtube.com/watch?v=ftNb562ki-c ]
当店は2021年に販売を開始し、これまでに関西圏、鳥取、島根、広島、愛媛、高知、愛知、長野、首都圏、宮城、北海道に赴き、販売やイベントを行ってきました。委託・卸を含めると24都道府県で展開をしています。各地からお声がけ頂くことで、
2023年にApril Dreamで発信した全国展開の夢を具現化していっています。
2026年、「あ、可愛い」と手に取る一歩から変わっていく社会を
社会課題に貢献することに、絶対解はないと日々痛感しています。
例えば100万人に商品を届けたら解決する、というものではなく、100人でも心が動いて新しい一歩を踏み出したら、それがまた枝葉になっていくのだと考えます。
当店も、先達が足を止めず繋いできた枝葉を伸ばしていく試みを、日本全国あちらでもこちらでも広げていきます。一通のメールから始まるご縁も多いので、イベント、協業など是非お誘いください。
そしてこのアプローチは決してパレスチナのことだけに有効ではないと考えています。
社会課題が日の目を見るために、「可愛い」が有用だと示すことで、こんなアプローチもあるのだという認識が広まっていくことを願っています。
2026年、一緒に「あ、可愛い」と手に取る一歩から変わっていく社会を作りませんか。
[動画3:
https://www.youtube.com/watch?v=-w30i57sGXI ]
架け箸について
「素敵に国境はない」をビジョンに掲げ、中東パレスチナのフェアトレード製品の開発及び販売を中心に、”紛争地”で終わらない現地の魅力を発信する活動をしています。現地のフェアトレード認証団体や女性起業家から仕入れる商品は、特産のオリーブの剪定材やアップサイクル素材を活かした環境配慮型かつ関わる人の人権を尊重しています。2022年にオルタナのサステナブルセレクション一つ星を獲得し、現在全国約30箇所で販売されているほか、阪神百貨店や名鉄百貨店、松屋銀座での催事等にも出店しています。
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes