正解はわずか2割!暗号資産の20万円ルールを317人調査
株式会社Clabo

高所得層ほど税務リスクを意識。暗号資産の適正申告への高い壁
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20万円ルールを正しく理解している人の割合|株式会社Clabo
株式会社Clabo(本社:東京都港区、代表取締役:上野 育真)は、暗号資産利用経験者317名を対象に「暗号資産の20万円ルールに関する税務リテラシー」の実態調査を実施しました。
調査の結果、所得税の申告不要枠である「20万円ルール」を正しく理解し、他者に説明できる層はわずか20.8%に留まり、全体の約7割が自身の納税義務の有無について「迷い」を感じている実態が判明しました。
特に利益計算の複雑さや給与所得との合算ルールが大きな障壁となっており、判断できずに放置している層も約8%存在するなど、意図しない無申告リスクが潜在している危うい現状が浮き彫りになっています。
本レポートでは、投資スタイルや世帯年収、年代による理解度の格差を詳しく分析し、SNS等の二次情報に依存しがちな情報収集の現状と、信頼できる一次情報に基づいた健全な資産運用の必要性を提示しています。
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■ 調査概要
調査実施日:2026年2月24日
調査方法:インターネット調査
調査対象:国内在住の男女(暗号資産利用経験者)
有効回答数:317名
実施機関:株式会社Clabo
■ 調査内容
20万円ルールの認知度は6割。利益計算や申告条件が理解の壁に
正しく理解している層は2割。約4割が「なんとなく」の理解に留まる
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20万円ルールを正しく理解している人の割合|株式会社Clabo
暗号資産の税務における「20万円ルール」の認知状況を調査したところ、「内容を理解しており、人に説明できる」と回答した層は20.82%に留まりました。最も多かったのは「なんとなく理解している」という層で、全体の39.43%を占めています。
この結果は、多くの保有者がルールの存在自体は認識しているものの、具体的な適用条件や詳細な運用については確信を持てていない実態を浮き彫りにしています。特に「聞いたことはあるが正確には分からない」層を合わせると、6割を超える保有者が知識の不透明さを抱えたまま運用を続けていることになります。
所得税の確定申告において、給与所得者等の諸条件を満たせば「20万円以下の所得」が申告不要となるこのルールは、暗号資産取引において極めて重要です。しかし、住民税にはこの20万円ルールが存在しないなど、制度が二層構造になっている点も理解を難しくさせている一因と考えられます。
利益計算と申告条件が障壁。4割以上が計算方法の複雑さに苦慮
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20万円ルールを正しく理解している人の割合|株式会社Clabo
20万円ルールのどこに難しさを感じているかを深掘りしたところ、「利益の計算方法(41.32%)」と「副業や給与との関係(41.01%)」がともに4割を超え、大きな障壁となっています。暗号資産の利益計算は、移動平均法や総平均法といった算出方法があり、売買だけでなく「交換」や「決済」でも利益が発生するため、初心者には非常に複雑です。
また、「副業や給与との関係」への回答が多い点からは、暗号資産の利益が「雑所得」として他の所得と合算される仕組みへの理解が進んでいない様子がうかがえます。自身の年収や副業収入の有無によって、確定申告が必要になるボーダーラインが変動するため、多くの保有者が「自分は対象なのか」という判断に迷いを感じています。
特に「確定申告が必要になる条件」を挙げる層が34.07%存在する事実は、脱税リスクを回避したい保有者の切実な懸念を反映しているといえるでしょう。ルールの概要を知るだけでなく、自身のケースに当てはめた際に「具体的にどう動くべきか」という実践的なガイドラインが強く求められている現状が鮮明になりました。
長期保有層は理解度が高い傾向。3割以上が人に説明できるレベル
投資スタイル別に20万円ルールの理解度を分析すると、「長期保有が中心利用」の保有者において「人に説明できる」割合が33.03%と、他層に比べて突出して高いことが分かりました。長期保有層は将来的な出口戦略を意識して情報を収集する傾向が強く、税務リスクに対しても比較的高い意識を持って取り組んでいることが推察されます。
対照的に「短期売買が中心」の層や「両方を行っている」層では、なんとなくの理解に留まる割合が高く、より複雑な計算が必要な層ほど知識が曖昧という結果が出ています。短期売買は取引履歴が膨大になりやすく、一つひとつの損益計算が煩雑になるため、ルールの詳細を把握する前に「管理の限界」を感じている保有者が多い可能性が高いです。
また、利用頻度が低い層では「聞いたことがない」が38.10%に達しており、少額取引や放置状態のユーザーほど税務リスクを軽視しがちな実態が見て取れます。取引スタイルにかかわらず、利益が出た瞬間に納税義務が発生する可能性がある以上、全保有者が一律で正しい知識を備えることが、健全な市場参加には不可欠といえるでしょう。
年収1000万円以上は理解度が先行。高所得層ほど税務リスクを意識
※1000万円以上の層は、回答データ内の「1000~1200万円」「1200~1500万円」「1500~2000万円」「2000万円以上」を合算。
世帯年収別のクロス集計では、年収が増加するほど「聞いたことがない」という回答が減少し、理解度が顕著に高まる傾向が確認されました。特に年収1000万円を超える高所得層では、全ての回答者がルールの存在を認知しており、そのうち31.82%が「人に説明できる」レベルの知識を備えています。
高所得層はもともと確定申告に慣れているケースが多く、また暗号資産の利益が加わることで所得税率が上がる累進課税のインパクトを強く懸念していると推察されます。自身の納税額が大きくなりやすいため、節税や適正申告のための情報収集に積極的であり、結果として20万円ルールのような細かな規定にも精通している保有者像が浮かび上がります。
一方で、年収400万円未満の層では「聞いたことがない」が14.52%から20.00%に達しており、自身の所得規模から「自分には関係ない」と判断しているリスクがうかがえます。しかし、20万円ルールはあくまで所得税の特例であり、住民税の申告義務や扶養控除への影響は所得額にかかわらず発生するため、低所得層ほど予期せぬ不利益を被る危険性があります。
7割弱が「適用の是非」に迷走。ツールの活用が判断の切り札に
迷いを感じた層は67.82%。大多数が「判断の難しさ」に直面
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20万円ルールを正しく理解している人の割合|株式会社Clabo
自身の取引が20万円ルールの対象になるかどうかについて、「何度も迷ったことがある」と「一度は迷ったことがある」を合わせた割合は67.82%に達しました。 この結果は、暗号資産を利用する保有者の約10人に7人が、自身の納税義務の有無を判断する際に何らかの迷いや不安を感じている実態を裏付けています。
特に「何度も迷った」とする層が22.08%存在することは、暗号資産の損益計算が単発の作業ではなく、継続的な管理上の重荷になっていることを示唆しています。 暗号資産は価格変動が激しく、ステーキング報酬やハードフォークによる取得など、利益発生のタイミングが多岐にわたるため、ルールの適用可否を即座に判断するのは容易ではありません。
一方、「迷ったことはない」と回答した23.66%の層は、利益が明らかに20万円以下である少額利用者か、あるいは極めて厳格に毎月の損益を管理している層であると考えられます。 しかし、大多数の保有者にとっては、法令遵守(コンプライアンス)の観点から「正確な判断を下さなければならない」というプレッシャーが、精神的な障壁となっているのが実情といえるでしょう。
計算ツールの利用が30.91%で最多。自力調査と専門家相談が拮抗
迷った際の具体的な対応として、最も多かったのは「ツールや計算サービスを使った」の30.91%でした。 膨大な取引データを手動で集計することは現実的ではなく、多くの保有者が損益計算ソフトなどのテクノロジーに依存することで、20万円ルールの判定を行っている様子がうかがえます。
「自分で調べて判断した」が24.61%、「詳しい人や専門家に相談した」が23.66%とほぼ同率で並んでいる点は、情報の取得手法が二極化していることを示しています。 インターネット上の解説記事などを頼りに自力で解決を図る層がいる一方で、約4人に1人は確実性を求めて税理士等のプロフェッショナルや知人の知見を仰いでいるのが現状です。
懸念すべきは、「判断できず、そのままにした」と回答した8.52%の存在です。 この層は、本来必要なはずの確定申告を失念している、あるいは意図せず無申告状態に陥っているリスクが高く、将来的な税務当局からの指摘を招く要因となりかねません。 暗号資産特有の複雑さが、一部の保有者を「思考停止」による放置へと追い込んでいる側面は否定できないでしょう。
運用半年から3年の層が鬼門。中堅保有者の6割以上が判断に苦慮
投資経験別に迷いの頻度を分析すると、運用開始から半年以上が経過した層で「迷った経験がある」割合が急増する傾向が見て取れます。 特に「半年以上~1年未満」では75.76%、「1年以上~3年未満」では78.57%が迷いを感じており、初めての確定申告時期を迎える、あるいは取引が多様化し始める時期が「判断の分水嶺」となっています。
「3年以上」のベテラン層においても、81.63%が迷いを経験しており、経験を積むことで判断が容易になるわけではないという暗号資産税務の特殊性が浮き彫りになりました。 運用が長期化するほど、過去の取得価額の把握が困難になったり、計算方法の変更(総平均法への届け出など)を検討したりする必要が生じるため、悩みはむしろ深まる傾向にあります。
一方で、半年未満の初心者層では「迷ったことはない」が35.29%と他層より高く、まだ利益確定の機会が少ない、あるいは税務上の課題に直面する前段階であると推察されます。 保有者としてのステップアップに伴い、利益計算の壁は必ず立ちはだかるものであり、初期段階から「迷うことを前提とした」管理体制を構築しておくことが、後のトラブル回避につながります。
- ニュースサイトが情報源の5割超。情報の真偽判断に4割が不安- まとめ
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本レポートは情報提供を目的としており、いかなる投資勧誘や助言を構成するものではありません。暗号資産投資には高いリスクが存在し、投資判断は自己責任で行ってください。本レポートの内容の正確性、完全性、有用性について、いかなる保証も提供いたしません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の判断で行い、必要に応じて専門家の助言を求めてください。
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調査主体:
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公式レポート:
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プレスリリース:
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記事提供:PRTimes