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Grafana Labs、新たなAI向けオブザーバビリティツールを発表

グラファナラボ日本合同会社

Grafana Labs、新たなAI向けオブザーバビリティツール

AI Observability in Grafana Cloud、拡張されたGrafana Assistant、新たなエージェント対応CLIにより、AIシステムを本番環境でより可観測かつ制御可能に


[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/170420/12/170420-12-5c111f03d1f2b8ecdb16f99e45749cef-1280x670.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


ベンダーロックインを避ける思想のもと、オープンなオブザーバビリティを推進するGrafana Labs は GrafanaCON 2026 において、AI に特化した一連の新機能を発表しました。発表内容は、Grafana Cloud における AI Observability、より多くの環境への対応と新たなエージェント機能を含む Grafana Assistant の大幅な拡張、自動化およびエージェント主導のワークフロー向けの新しいエージェント型インターフェースである Grafana Cloud CLI(GCX)、そしてオブザーバビリティのワークフローを実行する AI エージェントを評価するための新しいOSSベンチマーク o11y-bench です。

AI は実験段階から本番活用へと移行しつつある一方で、可観測性、制御、そして運用上の信頼性は、まだ十分に追いついていません。Grafana Labs の 2026 Observability Survey では、AI の価値に対する関心がほぼ全体に広がっている一方で、自律性に対する現実的な慎重姿勢も明らかになりました。回答者の 15% は、より強固な安全策なしに AI が自律的に行動することに懐疑的であると答えています。今や、LLM とそれが影響を及ぼすシステムを観測することは、安全かつ信頼性の高い形で大規模運用したいチームにとって、当たり前に求められる要件になりつつあります。

Grafana Labs 製品シニアディレクターの Jen Villa は次のように述べています。
「AI システムは、10年前の分散システムによく似た姿になり始めています。非常に強力である一方、理解するのが難しく、運用するのはさらに難しいのです。私たちはこれを別のカテゴリとして捉えていません。目指しているのは、チームが既存のスタックの他の部分に期待しているのと同じレベルの可視性と制御を、AI にももたらすことです。」

Grafana Cloud に AI Observability を導入:AI システムをリアルタイムで監視・評価

パブリックプレビューとして提供開始される Grafana Cloud の AI Observability は、LLM を活用したアプリケーションやエージェントをリアルタイムで監視・評価するために設計された包括的なソリューションです。

AI が顧客向け体験に組み込まれていく中で、障害は従来のテレメトリのような形では現れないことが少なくありません。予期しない出力、一貫性のない挙動、そして従来のダッシュボードが異常を示す前に信頼を損なう静かな劣化などです。

Grafana Cloud の AI Observability は、こうした可視性のギャップを埋めるために設計されており、
チームは次のことが可能になります。
- 入力、出力、実行フローを含む AI エージェントの挙動をリアルタイムで観測- 低品質な応答、ポリシー違反、異常な挙動などの問題に対するアラートを含め、出力を継続的に評価- 潜在的なデータ漏えいや不正利用(たとえば認証情報の流出や異常な利用パターン)を含むリスクを早期に可視化- エージェントのセッションや会話を主要なテレメトリシグナルとして扱い、アプリケーションを監視しているのと同じ環境で相関分析
これにより、チームは Grafana Cloud の AI Observability を今すぐ利用開始し、AI が何をしているのか、どの程度うまく機能しているのか、どこで問題が発生しつつあるのかを把握できます。

Grafana Assistant:より広い利用範囲と、より深いワークフローに対応

Grafana Labs はまた、自然言語による対話を通じて監視、トラブルシューティング、システム運用を支援する、オブザーバビリティおよび運用ワークフロー向け AI エージェントである Grafana Assistant の大幅な拡張も発表しました。

Assistant はもはや Grafana Cloud に限定されません。より厳格なデータ管理や制御要件を持つチームでも同様の AI 支援ワークフローを利用できるよう、Grafana Enterprise のオンプレミス環境を含む、さまざまな環境やユースケースに拡張されます。さらに Grafana OSSのユーザーも、自身のアカウントを Grafana Cloud インスタンスに接続することで Grafana Assistant を利用できるようになります。

Grafana Assistant に追加予定の新機能は以下の通りです。
- Assistant Workspace:Grafana Assistant をフルスクリーンで使いながら、同時にチャットと可視化を閲覧可能- Assistant API:どこからでもワークフロー内で Grafana Assistant を呼び出し、自社のスタックに組み込み可能- Automations:タスクや自動化ワークフローをスケジュールし、定型的な運用アクションを手動介入なしで実行可能- Remote MCP server:任意のエージェントを Grafana のリモート MCP サーバーに接続可能- Learn mode:役割やインフラに合わせたパーソナライズされた実践型レッスンにより、スキル向上を支援- その他多数:Microsoft Teams 上での Grafana Assistant、50以上のインテグレーション、15のネイティブデータソース統合、Assistant 内での Python ランタイム、欧州顧客向けの EU 優先推論 など
重要なのは、問いを起点に、根拠に基づく調査へすばやくつなげることです。特に、一分一秒が重要な場面で効果を発揮します。これは単なる汎用チャットインターフェースではありません。

Grafana Enterprise および Grafana OSS のユーザーは、Grafana Cloud アカウント(無料プランを含む)を作成し、ワンクリック設定することGrafana Assitantを使えるようになります。

Grafana Cloud CLI(GCX):エージェントがすでに稼働する環境に、オブザーバビリティを

Grafana Labs はさらに、Grafana Cloud CLI(GCX)を発表しました。これは、ソフトウェアの構築・運用方法にすでに起きつつある変化、すなわちエンジニアが Cursor、Claude Code、GitHub Copilot などの AI 支援開発環境で作業し、エージェントが主要なインターフェースになりつつある流れを見据えて設計された新しいインターフェースです。

GCX により、次のことが可能になります。
- プロビジョニング、設定、テレメトリクエリを含む Grafana Cloud の全機能領域に、エージェント経由でアクセス- 開発環境から直接 Grafana Assistant の機能を呼び出し、別ツールへ切り替えることなく利用- 本番環境のライブな可観測性データをエージェントが照会し、アラートと最近のリポジトリ変更を相関させ、開発環境を離れずに修正案を提示することで、コードと本番の間にエージェント型のフィードバックループを構築
これにより、コード、アラート、ダッシュボードの間で発生する引き継ぎを減らし、調査と修復を、変更がリリースされる現場により近い場所で完結できるようにすることです。GCX は本日よりダウンロードして利用できます。

o11y-bench:オブザーバビリティAI エージェントのためのオープンベンチマーク

Grafana Labs はさらに、オブザーバビリティのワークフローにおける AI エージェントの評価用ベンチマークである o11y-bench をOSSとして公開することも発表しました。

Harbor 上に構築され、Grafana スタック上で動作するよう設計された o11y-bench は、実務上重要なタスクに対してエージェントがどの程度の性能を発揮するかを測定することを目的としています。たとえば、メトリクス、ログ、トレースのクエリ、インシデント調査、特定のダッシュボード変更などです。

現代のオブザーバビリティ環境では、オープンなツール群と複数のテレメトリをまたいで運用しています。そのため、AI エージェントを評価するには、単に出力結果を確認するだけでは不十分です。o11y-bench は、エージェントが「何を言ったか」ではなく、「システム内で実際に何をしたか」を測定できるよう設計されています。

詳細は https://o11ybench.ai/ をご覧ください。

本番環境における AI 活用の基盤を構築

これらの取り組みは総じて、ひとつの流れを示しています。本番環境での AI 活用は、従来のツールだけでは十分にカバーしきれない複雑性をもたらすということです。AI Observability、Grafana Assistant 、そしてエージェント主導のワークフローにまたがる取り組みを統合的に推進するため、Grafana Labs はこれらをひとつのチームのもとに束ねる、専任の AI 組織を新たに設立します。

この新組織の責任者として、Mat RyerがSenior Director of AIに就任し、この取り組みを全社横断で主導します。

Mat Ryer は次のように述べています。
「AI は、従来のオブザーバビリティが想定していなかった形で問題を起こします。レイテンシやエラーは依然として重要ですが、それだけでは十分ではありません。正しさ、一貫性、そして時間とともに変化するエージェントの挙動に対する可視性も必要です。AI は急速に、チームがシステムを調査・運用する方法の中核になりつつあります。私たちはそれらすべてを、実用的で信頼でき、かつ現在のエンジニアの働き方に自然に適合する形で可観測にしたいと考えています。」

関連情報

- GrafanaCON におけるその他の製品発表について詳しく読む- GrafanaCON 2026 のアジェンダとセッションを見る

Grafana Labs について

Grafana Labsは、ベンダーロックインを避ける思想のもと、オープンなオブザーバビリティプラットフォームを推進するグローバルリーダーです。Grafana Labsの製品開発は、オープンソース、オープンスタンダード、オープンエコシステム、そしてオープンカルチャーという信念に基づいています。当社のクラウド型オブザーバビリティプラットフォームであるGrafana Cloudは、柔軟性と拡張性を重視して構築されており、組織が分散したあらゆるデータを可視化、理解し、行動に移すことで、ビジネスを加速します。現在、Anthropic、Bloomberg、NVIDIA、Microsoft、Salesforceをはじめとする7,000社以上の顧客と3,500万人以上のユーザーが、アプリケーションとシステムの信頼性確保、インシデントの迅速な解決、そしてノイズとコストを削減するためのテレメトリ最適化のためにGrafana Labsを活用しています。当社は世界40か国以上に1,400人以上の社員が在籍する100%リモートの企業であり、Lightspeed Venture Partners、Sequoia Capital、GIC、Coatue、J.P. Morgan、CapitalG、Lead Edge Capitalなどの主要な投資家から支援を受けています。詳細はhttps://grafana.com/ja/をご覧いただくか、LinkedInおよびXで当社をフォローしてください。

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