その他 – とれまがニュース

経済や政治がわかる新聞社や通信社の時事ニュースなど配信

とれまが – 個人ブログがポータルサイトに!みんなでつくるポータルサイト。経済や政治がわかる新聞社や通信社の時事ニュースなど配信
RSS
製品 サービス 企業動向 業績報告 調査・報告 技術・開発 告知・募集 人事 その他
とれまが >  ニュース  > リリースニュース  > その他

「収量」だけじゃない 様々な栽培特性を空から測る新たな枠組み―混植栽培の生産性・安定性・倒伏/雑草耐性を同時に評価―

国立大学法人千葉大学

「収量」だけじゃない 様々な栽培特性を空から測る新


 千葉大学大学院園芸学研究科修士課程の和島大士氏(研究当時)、同大大学院園芸学研究院の深野祐也准教授、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、東京大学からなる研究チームは、農業研究の基本である「農地での栽培試験」を効率化・高精度化するため、ドローン空撮およびAI評価を用いた新たな枠組みを提案しました。研究チームはこの枠組みを使って混植(複数の品種や複数の作物を栽培する方法)の有効性を検証し、収量向上以外にも様々な利点があることを初めて実証しました。今回の研究成果を用いることで、混植以外にも、多面的な強みを持つ様々な農法の検証や普及の促進のほか、世界の農業が直面する「食料生産の増大」と「環境負荷の低減」という二重の課題に対する解決策を提供することが期待されます。
 本研究成果は、2026年4月10日に、学術誌Precision Agricultureで公開されました。
 (論文はこちら:10.1007/s11119-026-10352-7
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15177/1180/15177-1180-224a55e68f35500732eaf5a1b74b6f61-977x984.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図1.新しく提案した枠組みの概略

■研究の背景 
 農業の発展には農地での栽培試験が欠かせません。栽培試験では収量以外にも様々な項目(収量安定性や環境ストレス・雑草・病害虫への耐性など)が重要ですが、それらの評価には大きな労力が必要です。とくに、複数の作物を組み合わせる混植体系では、調査対象が増え、栽培試験の負担はさらに大きくなります。混植は収量向上だけではなく、生産の安定化やストレス耐性などの利点が期待されますが、組み合わせが膨大なため、多面的な効果を十分に調べるのは困難でした。
 そこで本研究では、栽培試験にドローン空撮とAI解析を組み合わせ、複数の項目を同時に評価できる枠組みを構築しました(図1)。さらにこの枠組みを用いて、近年持続的な農法として注目される混植の有効性を検証しました。

■研究成果のポイント
 本研究で提案する新たな枠組みの有効性を検証するため、飼料や緑肥(注1)として利用されるムギ類(エンバク、ライムギ、オオムギ)の栽培試験に適用しました。すると、単一品種の栽培に比べ、混植栽培は平均収量を向上させるだけでなく、収量のばらつき(土地ムラ)を減らし、雑草耐性を向上させる利点がある一方、一部の単一栽培は倒伏耐性が高いことが分かりました(図2)。これらの多くは、一般的な人力だけの調査では評価できないものです。特に、収量のばらつきを抑えることは農業生産上重要ですが、ばらつきを精度よく評価するためには、位置情報付きの収量データが多数必要で、これまでの栽培試験では定量化が困難な項目でした。本研究で提案した枠組みは、通常の調査に並行して2-3週間に一度ドローン空撮を行い、栽培終了後にコンピュータで解析を行うだけで、それらの項目を多面的に評価できます。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15177/1180/15177-1180-49e33f616bf90d5aba531c8dad2c3dca-637x366.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図2.混植栽培の多面的評価


■今後の展望(研究者コメント)
 近年、緑肥・堆肥・微生物資材など、持続的な農法への関心が高まっています。これらの枠組みには、収量の確保に加え、土壌改良や生態系機能の向上など、さまざまな利点が期待されています。本研究で示した枠組みは、混植だけでなく、こうした枠組みを効率的かつ精緻に評価できるため、今後の技術開発や現場実装にすぐに応用可能です。
 とくに、本研究での枠組みを活用することで、栽培試験の効果検証は大きく前進すると考えられます。具体的には、以下のような展開が期待されます。

●農業試験のDX化: 最小限の追加労力で収量を含む多面的な評価が可能になるため、新規資材や栽培体系の比較試験、さらには品種選定のプロセスを大幅に加速できます。
●気候変動への適応:気象条件の不確実性が高まる中でも、安定した生産を実現するための資材・栽培体系・作物の組み合わせを、迅速に探索・評価することが可能になります。
●混植を基盤とした持続可能な農業の推進: 混植は、追加的な資源投入を伴わずに、収量の向上、圃場内のばらつきの低減、雑草抑制、倒伏耐性の向上など、複数の機能を同時に高める可能性があります。本研究の枠組みは、これらの効果を定量的に評価し、実用化を後押しする基盤となります。


■用語解説
注1)緑肥:土壌の状態を改善するために栽培され、そのまま土にすき込まれる植物。土に有機物や栄養を供給し、地力の向上や雑草の抑制などに役立つ。

■論文情報
タイトル:Drone-based assessment of multifunctionality in mixed cropping systems
著者:Taishi Wajima, Namiko Yoshino, Motoaki Asai, Wei Guo, Yuya Fukano
雑誌名:Precision Agriculture
DOI:10.1007/s11119-026-10352-7

■研究プロジェクトについて
本研究は、以下の支援によって実施されました。
・ヤンマー資源循環支援機構(KI0232016)
・JSPS科研費 (Grant Number 25H00928)

プレスリリース提供:PR TIMES

「収量」だけじゃない 様々な栽培特性を空から測る新

記事提供:PRTimes

記事引用:アメーバ?  ブックマーク: Google Bookmarks  Yahoo!ブックマークに登録  livedoor clip  Hatena ブックマーク  Buzzurl ブックマーク

ニュース画像

一覧

関連ニュース

とれまがマネー

とれまがマネー

IR動画

一覧

とれまがニュースは、時事通信社、カブ知恵、Digital PR Platform、BUSINESS WIRE、エコノミックニュース、News2u、@Press、ABNNewswire、済龍、DreamNews、NEWS ON、PR TIMES、LEAFHIDEから情報提供を受けています。当サイトに掲載されている情報は必ずしも完全なものではなく、正確性・安全性を保証するものではありません。当社は、当サイトにて配信される情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。

とれまがニュースは以下の配信元にご支援頂いております。

時事通信社 IR Times カブ知恵 Digital PR Platform Business Wire エコノミックニュース News2u

@Press ABN Newswire 済龍 DreamNews NEWS ON PR TIMES LEAF HIDE

Copyright (C) 2006-2026 sitescope co.,ltd. All Rights Reserved.