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コンゴ民主共和国エボラ出血熱感染拡大:子どもたちの命を守るため、迅速かつ協調のとれた対応を

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン

コンゴ民主共和国エボラ出血熱感染拡大:子どもたちの


世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョンは、2026年5月15日にコンゴ民主共和国で宣言されたエボラ出血熱(ブンディブギョ型)の感染拡大に深刻な懸念を表明します。
有効なワクチン・治療薬が確立していないこのウイルスは、紛争と貧困が重なる同国で急速に拡大しています。最も脆弱な立場にある子どもたちに、命の危険、そして、感染拡大により保護者を失い、教育の機会を奪われ、さらに避難を強いられるリスクが迫っています。

2026年5月15日、コンゴ民主共和国(DRC)保健省は北東部・イツリ州において、ブンディブギョ型(Bundibugyo Virus Disease:BVD)によるエボラ出血熱の集団感染を宣言しました。同国でのエボラ出血熱の流行は17回目となりますが、今回確認された型には、現時点で承認されたワクチン・治療薬が存在せず、世界保健機関(WHO)などは警戒を強めています。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5096/368/5096-368-ed1366c5e0690d2b5214ee3f171a75e4-2000x1126.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
コンゴ民主共和国でのエボラ出血熱感染拡大宣言を受けて、手洗いなどの衛生行動をより徹底している学校(東部の北キブ州、ゴマ。2026年5月)

最新の感染状況は以下のとおり報告されています。
DRC:2026年5月19日時点で500件超の疑い例・131名の死亡(検査確認30件)。感染はイツリ州から北キブ州ゴマ・ブテンボへ拡大。
ウガンダ:DRCからの渡航者による感染が確認され、5月19日時点で12件以上の事例を報告。政府は不要な身体接触を一時禁止。
南スーダン:イトゥリ州は南スーダンとも国境を接する交通の要衝であり、世界保健機関(WHO)・アフリカ米国疾病予防管理センター(CDC)が越境感染への警戒を呼びかけています。
こうした状況を受け、WHOは5月16日、本アウトブレイクを「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に指定しました。

ワールド・ビジョンはDRC・ウガンダ・南スーダンの3か国に活動拠点を持ち、DRC事務所は5月20日、「カテゴリー3:国家規模対応」を宣言しました。
現在の主な活動は以下の通りです:
■ 地域コミュニティへの感染リスク啓発と衛生・手洗い推進
■ 疫学・コミュニティ監視体制の強化
■ スタッフへの感染防護プロトコルの徹底と心理社会的支援
■ 保健当局・人道支援パートナーとの連携による子ども保護・感染予防活動
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5096/368/5096-368-8c52056edff2081b7bc5f4d47b5ba147-2000x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
コンゴ民主共和国で、前回エボラ出血熱の感染拡大が発生した2025年9月、休校となり子どもの姿の消えた小学校(南西部のカサイ州)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5096/368/5096-368-32da785e745c137d5981f350d7673106-2000x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2025年9月の感染拡大時、予防接種を受けるワールド・ビジョンのスタッフ


エボラウイルスは1976年のDRCでの発見以来、世界で3万5,000件超の感染を引き起こしてきました。今回のブンディブギョ株は致死率30~50%とされ、2018~2020年の東部DRCでの流行(死者2,299名)と同じ地域で再び猛威を振るっています。
イツリ州には90万人超の国内避難民が暮らし、慢性的な栄養不足・衛生環境の悪化が子どもたちの免疫を低下させています。感染拡大は学校閉鎖・家族離散・保護者の喪失など、子どもたちの未来に長期的な打撃を与えます。

「私たちの最大の関心は子どもたちです。紛争と資源不足の中で、私たちは衛生啓発活動を中心に感染拡大を抑える措置を講じており、特に避難民が増加する地域に重点を置いています。ワールド・ビジョンは保健当局と緊密に連携しながら対応しています」
- フィリップ・ギトン ワールド・ビジョン コンゴ民主共和国事務所 事務局長

「イツリはすでに深刻な急性栄養不良の状況にあり、遠隔地では医療へのアクセスが極めて制限されています。迅速かつ協調のとれた対応が、命を救い最も多くの人々に支援を届けることにつながります。」
- デビッド・マンクリー ワールド・ビジョン コンゴ民主共和国事務所 東部地域ディレクター


ワールド・ビジョンはコンゴ民主共和国で保健・栄養、教育、水・衛生(WASH)、子どもの保護、緊急人道支援の各分野で長年活動しています。2018~2019年のエボラ危機では「チャネルズ・オブ・ホープ(Channels of Hope)」というアプローチを通じて信仰指導者らを訓練し、遠隔地へ命を救う情報を届けました。2025年のカサイ州ブラペ保健区域における発生時にも20万人超を支援し、終息に貢献した実績を持ちます。


【緊急援助支援募金へのご協力のお願い】
自然災害、武力紛争、感染症--重なる緊急事態の中で今この瞬間も子どもたちの命が危険にさらされています。緊急事態にいち早く対応し、子どもたちの命と未来を守るために、ワールド・ビジョン・ジャパンでは、「緊急援助募金」を受け付けています。
「緊急援助募金」に協力する


◆ワールド・ビジョン・ジャパンとは
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等により困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。
詳しくはこちら:特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン公式HP

プレスリリース提供:PR TIMES

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