シンギュラボ、AIエージェントによる社会シミュレーションのハッカソン受賞作品を発表
株式会社スペースデータ

AIエージェントによる未来の社会システムを具現化し、プロジェクト化・社会実装へ始動
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株式会社スペースデータ(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤航陽、以下「スペースデータ」)が運営する「シンギュラボ」は、デジタルハリウッド大学との共催による第1回『AIエージェント社会シミュレーション』のハッカソン&アイディアソンを開催し、講評会にて9つの受賞作品を発表しました。
本ハッカソンは、複数のAIエージェントが相互作用することで生まれる“社会創発”をテーマに、多様なバックグラウンドの研究員から30件以上の作品が集結。審査員長のスペースデータCSO 兵頭龍樹(惑星科学/AI科学の大学教員を兼任)、スペースデータ代表取締役社長 佐藤航陽、デジタルハリウッド大学 藤井直敬学長らを中心に厳正な審査が行われ、月面探査、制度設計、安全保障、人工生命など、多様なテーマの作品が選出されました。また、今回の審査にはClaudeベースの独自AI評価エージェントも導入され、そのAIエージェントのソースも公開されています。
ハッカソンの開催概要はこちらのページをご覧ください。
https://singulab.jp/news/202604_automata_hackathon
[動画1:
https://www.youtube.com/watch?v=qXEDgXqKmt8 ]
受賞作品について
本ハッカソンの講評会は、シンギュラボとの戦略的コラボレーションパートナーであるデジタルハリウッド大学のキャンパスにて開催されました。
講評会の様子はこちらのYouTubeでご覧いただけます。
[動画2:
https://www.youtube.com/watch?v=OLcoiQSHRKo ]
AIマルチエージェントの「創発性」を最も引き出し、観測・評価した作品を最優秀賞として表彰しました。本賞の審査では、審査員長の兵頭博士が評価基準を設計したClaude(Anthropic)ベースの独自AI評価エージェントを用い、LLMによる自動採点で全作品のソースコードが精査されました。
評価基準は下記の4点です。
- 創発性を引き出す世界設計になっているか- 社会実装・組織改善への接続可能性があるか- 今後の拡張可能性のある設計か- LLM活用・メモリ管理・コード品質・シミュレーションの整合性が確保されているか
この評価用AIエージェントのソースコードもGitHubで公開されており、透明性の高い審査となっています。
https://github.com/singulab-official/2026-05-14-SD-Hackathon-Reviewer
受賞作品1.
タイトル:LLM マルチエージェントによる月面探査シミュレーション
研究員名:Ben
https://github.com/sbilxxxx/lunar_agents
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https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/80352/147/80352-147-4133b959f57a1b3044f9769ccff8c307-2101x1179.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
LLMを推論エンジンとして搭載した複数の探査ロボットが月面で水氷資源を探す3Dシミュレーション基盤です。明示的な協調指示や中央司令塔がなくともLLMエージェント集団が自発的に協力し合えるかを検証することを目的としています。
講評:作成者は、LLMが指示に忠実に従ってしまう特性を踏まえ、指示的な文章が一切入らない設計を徹底されていた点、エージェント自身が危険や状況に気づく仕組み、さらに「創発」の判定基準を独自に整理して定量的に評価できる仕組みを構築されている点が極めて高評価でした。
受賞作品2.
タイトル:Project Gaara
研究員名:af10
https://github.com/atomgreyfreeks/Project_Gaara
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テクノロジー・アニミズムをテーマに、漫画『NARUTO』の我愛羅が操る砂(母の愛情の具現と言われる守護神)から着想を得て、明示的な命令や規則を持たない20体のLLM群が中心体「マザー」の言葉を読み取り、自律的かつ自発的に保護できるかを検証されています。
講評:作成者は、座標などの数値ではなく「東から圧を感じる」といった情動・感情をLLMに伝えることで創発を生み出す独創的アプローチを取られていました。人間の感情を脳波から抽出しLLMに渡すという発展構想もあり、共同開発に発展する余地が大きいと判断されました。
創造的アプローチを評価する賞です。デジタルハリウッド大学が大事にしている実践人材育成と社会課題解決の実装というコンセプトに通じる作品が選ばれました。
タイトル:Project Gaara
研究員名:af10
(最優秀賞と同時受賞)
講評:LLMは本来言葉のインターフェースであるにもかかわらず、そこにメッセージをほとんど載せない設計を取られていた点が新しいと評価されました。関係性のみに依存して行動を選択する独特なアプローチとなっています。リアルタイムでのシミュレーションを含めデジタルハリウッド大学での共同開発に発展する余地が大きい点も選出理由となりました。
社会実装・実用化のイメージが最も明確に描ける作品に贈られる賞です。「社会需要の存在する取り組み」が選定基準となっています。
受賞作品1.
タイトル:安全保障シミュレーション「戦争はなぜ起こるか?」
研究員名:ひろぽ
https://github.com/cygkichi/my-social-agents
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ホッブズの自然状態論、ジャービスのセキュリティジレンマ、マルサスの人口論といった古典的安全保障理論を背景に、武器・食料・噂・個人の性格のうち何が戦争を発火させるのかを解析する研究です。
受賞作品2.
タイトル:制度設計シミュレーション
研究員名:Karesansui
https://github.com/karesansui-u/hackathon-singulab
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AGIやAIロボット普及後の社会移行を題材に、新たな制度や政策の導入前にシミュレーションすることを目的としたプロジェクトです。自治体政策や企業人事制度など様々な領域へ転用可能な柔軟な構成となっています。
両作品に対する講評:いずれも作成者は、社会的需要が明確に存在し社会実装に最も近い取り組みを設計されていた点が評価されました。従来のゲーム理論が物事を単純化しすぎているのに対し、LLMは膨大な情報を内包するため極めて高度で複雑なシミュレーションが可能となります。政府・マーケティング双方への応用可能性、また立法・行政業務のAI代替を通じた本質的な国家経営への寄与可能性が高く評価されました。
オフィシャル審査員以外にも、シンギュラボ内の専門家が「自分の専門分野で発展させたい」「着眼点が面白い」とした特別言及作品が紹介されました。
作品1.
タイトル:近未来AI社会の100ステップ
研究員名:滝本哲也(もん)
選定者:衛星エンジニア・田村氏
https://github.com/ops324/happy-to-chat-bench-simulation
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AIが電力・交通など社会インフラを集合的に担う近未来を想定したシミュレーションです。講評では、作成者は社会全体単位の大きな視点を保ちつつ設定を細かく練り上げており、恣意的な創発を生まないよう設計されていた点が評価されました。
作品2.
タイトル:パチスロ実践!脳汁が出る瞬間のシミュレーション
研究員名:鶴子
選定者:人工生命アーティスト・平井氏
https://github.com/Muburo/singulabo-hackathon
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人物属性と機種カテゴリーを掛け合わせた108人のエージェントを用いて、脳汁最大化点を検証する作品です。講評では、作成者は人工生命の研究者からは生まれにくいテーマに踏み込んでおり、結果的に多腕バンディット問題など最適化問題の典型モチーフに重なる課題設定となっている点が興味深いと評価されました。
作品3.
タイトル:火星探査におけるワンコ効果
研究員名:Fumi@tsukuba
選定者:人工生命アーティスト・平井氏
https://github.com/AVACode123/mars-llm-simulation-wanko
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火星探査チームに犬を加えた条件と、代わりに科学者を加えた対照実験を比較し、ストレス緩和や探査活動への効果を検証した作品です。講評では、作成者は異種間コミュニケーションという人工生命研究上重要な視点を、丁寧な実験設計と考察で扱われていた点が評価されました。
作品4.
タイトル:kibo-crew-sim
研究員名:はぐら
選定者:CSO兵頭龍樹
https://github.com/hagaguragura/kibo_crew_sim
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https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/80352/147/80352-147-444b6ddc73f95765f98840d21e833cb6-1240x541.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ISS「きぼう」モジュールの3D空間に1人称視点を持つエージェントを配置し、危機的状況下の行動を観察する作品です。NVIDIA Isaac SimとROS2を基盤としリアルタイム画像・センサー値・記憶を統合する認知ループを形成しています。講評では、画像をテキスト情報に変換して行動判断する仕組みが構築されており、ロボット応用にも直結する野心的な試みである点が評価されました。
※著作権および利用制限について 本プロジェクトの成果物について、事前の許可なく利用(複製、改変、配布、販売等を含む)することは禁止します。 商業利用を検討される場合は、必ずシンギュラボおよび担当開発者(研究員)へ事前に連絡し、許諾を得るようにしてください。
今後の展開について
本ハッカソンで生まれた作品群については、シンギュラボのコミュニティスペース「AUTOMATA」を起点とし、継続的な発展を進めてまいります。受賞作品を中心に、プロジェクトの実装深化、社会実装に向けた共同開発、ならびに研究成果の論文化までを視野に入れた取り組みを推進していく予定です。
エンジニアリング、人工生命、脳科学、アート、社会制度設計、教育など、多様な専門領域との連携を通じて、各プロジェクトをより本質的な価値創出へと接続していきます。
各プロジェクトへの参画や共同研究にご関心をお持ちの方は、Discord内の「AUTOMATA」スペースにご参加ください。今後の公募情報やコラボレーション機会については、同スペースを通じて随時案内します。
AUTOMATAスペース Discord参加方法
Discordサーバーは、以下の招待リンクから会員登録不要で参加いただけます。
・招待リンク:
https://discord.gg/krcqH6NNVj
・利用料金:無料
・必要なもの:Discordアカウント(シンギュラボ会員登録は不要)
プロジェクト「AUTOMATA」とは
人類が月面や深宇宙へと進出する際、有機的な身体が抱える物理的な限界は避けられません。本プロジェクトは、AIを単なる支援ツールではなく、自己進化・自己複製を行う「自律的な知的生命」へと転換させることを目的としています。生身の身体に縛られない新しい生命のあり方を定義し、人工的に設計された生命による新たな生命圏の構築、その基盤技術の確立に挑む壮大な試みです。
https://automata-lab.jp/
シンギュラボ(Singulab)とは
本イベントの共催である「シンギュラボ」は、株式会社スペースデータ代表・佐藤航陽氏が主宰する次世代型メンバーシップ・コミュニティです。 AI、宇宙、ロボティクス、XRなど、高度テクノロジー社会を生き抜く「未来人材」が集まり、学び、共創しています。
[動画3:
https://www.youtube.com/watch?v=sN7amdj00Vg ]
株式会社スペースデータについて
株式会社スペースデータは、「宇宙を誰もが活用できる社会へ」という思いのもと、宇宙とAI技術の融合によって新たな産業や社会基盤を創造するテクノロジースタートアップです。
地球・宇宙環境を精密に再現するデジタルツイン技術を活用して、宇宙から都市開発、防災、安全保障まで、次の未来を支えるデジタルプラットフォームの構築を目指しています。さらに、宇宙ロボット・宇宙ステーションの運用基盤開発を通じて、宇宙社会の実現に向けて取り組んでいます。
スペースデータの公式サイトでは、「NEWS」にて最新の取り組みや発表をご紹介しています。
詳細は
https://spacedata.jp/news をご覧ください。
社名:株式会社スペースデータ
代表:佐藤 航陽
所在地:東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階
資本金:15億1300万円
事業内容:宇宙開発に関わる投資と研究
HP:
https://spacedata.jp
NEWS:
https://spacedata.jp/news
X:
https://x.com/spacedatainc
LinkedIn:
https://www.linkedin.com/company/spacedatajp/
採用情報:
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本件に関するお問い合わせ
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https://spacedata.jp/contactプレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes