2026年06月05日
ロンドン
(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の最新レポート「TV Sets (Emerging Technologies) Market Tracker: History – 1Q26」によると、2026年ワールドカップ開催を前に小売業者が在庫を積み増したことを背景に、2026年第1四半期(1Q26)の世界のテレビ出荷台数は前年同期比(YoY)6%増の5,030万台となった。地域別では、中国本土を除くすべての地域で前年同期比成長を記録した。但し、中国本土では、2025年の国内景気刺激策後も現地需要低迷が続いている。
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新興国市場と北米が世界成長を牽引
2026年第1四半期に最も急成長した2つの地域は、いずれも新興経済圏とされており、アジア・オセアニア地域(13%増)とラテンアメリカ(12%増)は、中国メーカーが国内市場の低迷を受けてこれらの地域への出荷を追加的に振り向けたことで恩恵を受けた。
また、高度に成熟した市場である北米でも、特に堅調な出荷成長(11%増)を記録した。複数の要因がこの成長に寄与しており、2026年ワールドカップの共同開催国である米国では、小売業者にとってテレビ販売を積極的に促進する明確な機会が生まれている。同時に、小売業者間の競争は引き続き激化している。これは、「Onn.」および「Vizioテレビ」で利用可能なVizio OSのリーチ拡大を戦略目標とし、ハードウェア販売に依存せず広告由来の収益を生み出すことを目指すウォルマート社の動きに最も明確に表れている。
これらの要因により、北米の消費者は、幅広い家電製品に影響を与えているメモリ価格の上昇から概ね守られている。世界的に見ても、メモリ価格の注目を集める上昇にもかかわらず、テレビ価格は驚くほど安定を保っている。これは、テレビ市場の競争が極めて激しいことと、利益創出の勢いがハードウェアから広告へとシフトしていることを反映している。
RGB LED採用が加速
オムディア(Omdia)の最新データベースは現在RGB LEDテレビを追跡しており、この技術は当初、両技術ともプレミアム価格帯であることから、有機EL(OLED)テレビと直接競合すると予想されている。2026年第1四半期におけるRGBベースのテレビは、わずか3万9,400台の出荷にとどまり、全体のごく一部を占めるに過ぎなかったが、2026年を通じてさらに今後数年間にわたり重要性を増していく見通しだ。この成長は、より多くのメーカーによる製品投入に加え、Mini LED技術と同様に、中価格帯テレビへの採用が進む可能性によって支えられると予測されている。
「中国市場はRGB LEDテレビの導入をリードしていますが、これは主にTCL社およびハイセンス社が海外市場に先駆けて製品投入を進めたことによるものです」とオムディア(Omdia)のテレビセットリサーチマネジャーであるMatthew Rubin氏は述べた。「ワールドカップ開催を前に、さらに多くのモデル投入が予定されており、この技術の出荷台数は急速に拡大すると予想されます」と同氏は述べた。
オムディアについて
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