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TIS、GTFS活用でマルチモーダルな公共交通の乗換検索・配車予約を実現

TISインテックグループ

TIS、GTFS活用でマルチモーダルな公共交通の乗換検索

~国交省事業における路線バスとオンデマンド交通の連携による持続可能な地域交通モデルの実証実験を実施~


TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、国土交通省からの委託を受け、2025年4月から2026年3月にかけて、公共交通運行情報の国際標準仕様であるGTFS-Flexおよびその発展として研究されているGTFS-Ondemand(以下:GTFS)を用いた実証実験を実施したことを発表します。本実証は定時定路線交通※1とオンデマンドバスを横断したマルチモーダルな乗換検索およびリアルタイム配車予約を実現するUX/UIを実装し、札幌市創成イーストエリアにて実車による検証を行いました。

TISは、国土交通省の地域交通の持続可能性、利便性、生産性向上の実現を目的とした実証プロジェクト「COMmmmONS(コモンズ)」において、「GTFS-Flex及びGTFS-Ondemandの技術実証プロジェクト」のシステム開発や実証等を行う受託企業として参画し、マルチモーダル乗換検索の実現と、実車による検証を行いました。
実証には自治体モニターとして札幌市、UI/UXを実装する乗り換えサービスとして株式会社駅探と株式会社未来シェアが参画しました。TISは、乗換検索アルゴリズムやシステムアーキテクチャの設計、実証結果の分析と考察、札幌市は実証フィールドの提供、株式会社駅探はマルチモーダル乗換検索システムの開発、株式会社未来シェアはオンデマンドバス配車予約システムの開発を担いました。またその成果は国土交通省の公式技術レポートとして公開されました。

※1 運行系統の起終点および停留所の時刻設定が固定されている運行形態

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1925/11650-1925-63aecc7f128ae83dbf073b252b6e274f-830x290.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
路線バスとオンデマンドバスの経路検索システムイメージ

引用:国土交通省報道発表資料https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo12_hh_000424.html
背景
近年、働き方改革や人口減少を背景にバス事業者の運転手不足が深刻な課題となり、全国で路線バスの減便・廃止が相次いでいます。これに対し、柔軟な運行ができるオンデマンドバスが新たな移動手段として各地で注目されていますが、その地域専用の予約アプリや電話による予約方式が主流のため、地域住民以外や観光客には利用が限定的という問題が残っていました。
こうした背景から、国土交通省やデジタル庁を中心に公共交通データの標準化やオープンデータ化の政策が推進されていますが、これまでは、時刻や停留所が特定できる定時定路線交通と自由度の高いオンデマンドバスを横断するシームレスな乗換検索や配車予約を実現するシステムはありませんでした。
国土交通省では、定時・定路線バスとオンデマンドバスを含めた包括的な移動サービスの情報流通の円滑化を図るべく、公共交通データの標準仕様策定および先進的なデジタル活用の実証等を推進してきました。国際標準仕様のGTFSは多様な交通サービス情報の統一的なデータ形式での管理・流通を可能とし、地域や事業者ごとのサービスをサービス間横断的に連携できる基盤が期待されています。
そこでTISは、自治体モニターとして札幌市、UI/UXを実装する乗り換えサービスとして株式会社駅探および株式会社未来シェアと連携し、本実証に参画しました。

実証実験の概要
本実証では国際標準仕様のGTFSを活用し、株式会社駅探の乗換案内サービス「駅探★乗換案内」(以下:「駅探乗換案内」)と株式会社未来シェアの配車予約システム「SAVS」に、定時定路線交通とオンデマンドバスとにまたがる最適経路を提案するUI/UXを実装しました。これにより、検索結果からオンデマンドバスのリアルタイム配車予約までシームレスに完結できるマルチモーダルな乗換検索システムと配車予約システムを実現しました。
また、札幌市民のモニターを対象に、実際にシステムを利用してもらい、定時定路線交通とオンデマンドバスを実際に乗り継ぐ体験を通じて評価を実施しました。

<実施概要>
[表: https://prtimes.jp/data/corp/11650/table/1925_1_b222a86cd50e21e9c0faf13f53e0caa0.jpg?v=202606081215 ]
<実証結果>
1. API連携とマルチモーダル乗換検索アルゴリズムの有効性を実証
本実証では、乗換案内サービス「駅探乗換案内」の乗換検索システムを実証用に改修してオンデマンドバスに対応させ、配車予約システム「SAVS」の配車予約システムとAPIで連携することで、定時定路線交通とオンデマンドバスを横断するマルチモーダル乗換検索アルゴリズムを構築。検索要求に対してGTFSで提供される運行データをもとに最適な経路候補を算出し、その結果からオンデマンドバスの配車予約APIを呼び出すことで、検索から予約までを一連の処理として実行できることを確認。
これにより、標準化されたAPIとアルゴリズムを組み合わせ、実運用に耐えるマルチモーダル乗換検索・配車予約機能を実装可能であることを検証。(図1)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1925/11650-1925-1fc0eb5fbd8e88e33a946668a924b65c-544x330.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(図1)

引用:国土交通省「GTFS-Flex/Ondemand活用システム 技術検証レポート」https://www.mlit.go.jp/commmmons/tech_report/009/commmmons_tech_report_009_ver01.pdf

2. 国際標準仕様のGTFSの活用により、システム間のデータ連携に要する工数削減50%を確認
本実証では、乗換検索システムと配車予約システムのAPI連携について、国際標準仕様のGTFSに基づいて仕様調整から設計・開発を実施。
その結果、従来はプロジェクト独自に個別対応していたデータ形式の設計やシステム連携機能の開発に要していた工数と比較して、約50%の削減が可能であることを確認。(図2)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1925/11650-1925-a2376d27d8138979f7db1d9f97ac9c29-476x357.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(図2)

引用:国土交通省「GTFS-Flex/Ondemand活用システム 技術検証レポート」
https://www.mlit.go.jp/commmmons/tech_report/009/commmmons_tech_report_009_ver01.pdf

国際標準仕様を前提とした設計により、ベンダーロックインの回避や、自治体や交通事業者、サービス提供者それぞれの仕様の差異における調整業務負担が軽減され、独自仕様に縛られず柔軟なサービス展開やシステム間連携が可能。今後は海外事業者との円滑なデータ連携に活用。

3. 利用者体験による利便性向上の確認
札幌市創成イーストエリアで実施した実証では、モニター22名を被験者とし、定時定路線交通とオンデマンドバスを実際に乗り継ぐ体験を通じて評価を実施。
その結果、9割を超える被験者から高い評価を得られ、移動経路に沿ったオンデマンドバスの存在が分かりやすくなった点、予約操作まで一連の流れで行える点について評価。また、従来の地域専用アプリや電話予約を前提とした配車導線と比較し、利用者視点でのUI/UX改善効果を確認。

今後について
TISは、本実証で得られた成果をもとに、今後もドライバー不足や交通空白の拡大といった社会課題に対し、オンデマンド交通を持続可能な移動手段として機能させるための取り組みに貢献していきます。具体的には、乗換検索アルゴリズムやUI/UXの精度向上や積雪地域・郊外部などの多様な環境での活用を想定したマルチモーダルモデルの確立を目指します。また、公共交通データの国際標準仕様であるGTFSを中心としたオープンデータの活用により、利用者の利便性向上と事業者の運用効率化の両立を図ります。
TISは今後も、オープンデータを起点とした新たな事業機会の創出とともに、持続可能なエコシステムの構築への取り組みを加速していきます。


TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客さまのあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客さまと共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市への集中・地方の衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心としさまざまな社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている製品名「駅探乗換案内」は、株式会社駅探の登録商標「駅探★乗換案内」です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。


本実証に関するお問い合わせ先
TIS株式会社 ソーシャルイノベーション事業部 ガバメントリレーション企画部
E-mail:govproposal-support@ml.tis.co.jp

プレスリリース提供:PR TIMES

TIS、GTFS活用でマルチモーダルな公共交通の乗換検索TIS、GTFS活用でマルチモーダルな公共交通の乗換検索

記事提供:PRTimes

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