【時間意識調査】ビジネスパーソンの“時感”調査
シチズン時計株式会社

―20年前との比較で見えた“時間感覚”の変化―
シチズン時計(本社:東京都西東京市、社長:大治良高)では、6月10日の「時の記念日」を前に、全国のビジネスパーソン400名を対象に、“時間感覚”に関する意識調査を実施しました。
日常には、「未明」「午前様」「ちょっと一杯」など、具体的な時間や時刻を示しているようで、人によって捉え方・感じ方が異なる曖昧な“時間語”が数多く存在します。こうした言葉は、現代の人々にどのような時間感覚で捉えられているのでしょうか。
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◇「未明」は0時54分~3時06分、“0時台”へ全体的に前倒し
◇「午前様」は3時48分以降、20代では平均5時48分の“始発レベル”に
◇「ちょっと一杯」は平均79分、“軽く飲む=1時間超”感覚は20年間変わらず
近年は働き方の多様化やインターネット・スマートフォンの普及により、時間の使い方やコミュニケーションスタイルが大きく変化しています。その中で、本来の意味とは異なる感覚で使われる言葉や、若い世代ではなじみが薄くなりつつある表現もあるようです。
本調査では、2026年の最新結果に加え、当社が2006年(20年前)に実施した同様の調査との比較を通じて、“時間語”の受け止め方がこの20年でどのように変化したのかを探りました。
<時の記念日について>
1920年(大正9年)に生活改善同盟会によって制定。“天智天皇が671年6月10日に漏刻(水時計)を設置し、初めて人々に時を知らせた”という『日本書紀』の記載が由来で、この日が「時の記念日」とされました。
【調査概要】
- 期間 2026年4月3日~4月6日- 方法 インターネットによる調査(インターネット調査会社を通じてサンプリング・集計)- 対象 全国のビジネスパーソン(給与所得者)400名
[表:
https://prtimes.jp/data/corp/56373/table/45_1_c43d829a74befb022924d3622d2b0fc3.jpg?v=202606090315 ]
※文中・表内の百分率(パーセント)の数値は小数点第2位を四捨五入しています。そのため、合計が100%にならない場合があります。
―― 調査結果 ――
【時(とき)に関する言葉の感覚】
問.下記の“時(とき)”に関する言葉について、「何時頃」を指すとお考えですか。あなたの感覚でお答えください。
※表の数値は、回答項目(「何時から」「何時まで」「何時以降/頃」)それぞれの平均時間で、時間は24時間表記です。
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広辞苑では「夜がまだすっきり明けきらない時」とされていますが、今回の調査では平均で0時54分頃~3時06分頃という結果でした。2006年(1時24分~4時12分)と比べると、開始は約30分、終了は約1時間早まり、現代では“日付変更直後に近い時間帯”として認識されていることが分かります。
年代別では、20代(0時42分)、30代(0時36分)、40代(0時48分)と、いずれも深夜1時前を起点と捉える傾向が強く、幅広い世代で前倒し傾向が見られました。一方、50代以上は「1時24分頃」からと相対的に遅く、“従来型の深夜イメージ”に近い認識が残っているようです。
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広辞苑では「あさはやいうち」とされている「早朝」は、今回4時42分頃~6時42分頃という結果でした。2006年(4時36分~6時24分)と比べても大きな変化はなく、20年間ほぼ一定の共通認識が維持されています。
男女差を見ると、男性はやや遅め、女性はやや早めに捉える傾向があるものの、いずれも大きな差ではありません。今回の調査では、他の時間語で世代差や前後の変化が見られた一方で、「早朝」は最も安定した概念であることが分かります。
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広辞苑では「日が暮れて、まもない時」とされる「宵の口」ですが、今回の調査では「18~20時」(22.5%)が最多で、“夕方から夜へ移るころ”という認識がうかがえました。一方で、「15~17時」(21.3%)や「21~23時」(21.3%)も同程度で、「0~11時(深夜~朝)」とする回答も3割超にのぼり、時間感覚は大きく分散しました。
年代別では、20代は「15~17時」(26.0%)が比較的高く“夕方寄り”、40代は「18~20時」(27.0%)や「21~23時」(25.0%)が高く“夜寄り”の傾向が見られました。また、40代・50代では「0時~5時(深夜~早朝)」も2割超となり、世代によって解釈の幅が広がる結果となりました。全体として、回答は15時台から翌朝5時台まで広く分散しており、「宵の口」は今回の調査の中でも最も時間間隔の統一性が低い言葉でした。かつて一般的だった“夜の始まり”という意味合いは残りつつも、世代を問わず認識が揺らぎ、曖昧化が進んでいることが浮かび上がりました。
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広辞苑では「真のよなか。深夜」とされる「真夜中」は、今回23時18分頃~2時00分頃という結果でした。2006年(23時42分~2時18分)と比べると、始まり・終わりともにやや早まりました。特に20代・30代では、始まりが「23時12分頃」と、“日付が変わる少し前から真夜中”と感じる傾向が強まっています。
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「夜更かし」と感じる基準は23時54分以降となりました。2006年(0時12分以降)と比べると、全体としてやや前倒しとなっています。
年代別では、20代が「0時18分」と最も遅く、年代が上がるほど“日付変更前”から夜更かしと感じる傾向が強く見られました。2006年調査では“0時以降”が夜更かしの中心でしたが、今回は平均値が日付変更前に入り、夜更かしの起点そのものが前倒ししています。生活リズムや就寝意識の変化により、“夜遅い”と感じる時間帯が全体的に早まっていると考えられます。
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広辞苑では「帰宅が深夜の零時過ぎになること。また、その人」とされている「午前様」は、今回3時48分以降という結果でした。2006年(1時18分以降)から約2時間半後ろ倒しとなっています。
年代別では、20代は「5時48分」、30代でも「4時42分」と、若い世代ほど始発時間帯に近い帰宅を「午前様」と認識する傾向が見られました。また、次項の「朝帰り」の時間帯とも近接しており、両者の境界が曖昧になりつつあることも特徴です。
かつては“日付をまたぐ深夜の帰宅”を指していた「午前様」ですが、若い世代を中心に“始発が動き出す早朝に近い帰宅”へと認識がシフトしている様子がうかがえます。
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「朝帰り」は5時12分頃~7時36分頃。2006年(4時24分~7時18分)と比べると、後ろ倒しとなっています。
特に40代は「5時30分頃~8時00分頃」と、他の年代より遅めの時間帯を「朝帰り」と捉える傾向が見られました。全体としては、“始発が動き出す時間帯から朝の通勤時間帯前後”が、現代における「朝帰り」の中心的な認識と言えそうです。
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“朝イチでミーティング”などで使われる「朝イチ」は、今回7時12分頃という結果でした。2006年(7時54分頃)と比べると、約40分早まっています。
年代別では20代が「6時42分」と最も早く、若い世代ほど朝の時間を早く捉える感覚が強いことが分かります。リモートワークやフレックスタイム制度の浸透など働き方の多様化を背景に、朝の時間の使い方そのものが変化している可能性がうかがえます。
【ビジネス・生活シーンの時間の長さ】
問.下記の言葉や状況は、どのくらいの長さだと感じますか。あなたの感覚に最も近いものを選択肢の中から1つお選びください。
<ビジネスシーン>
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「小一時間」は、『1時間』(47.0%)と『50分』(40.5%)に回答が集中し、約9割が「50分~1時間」と回答しました。平均は55.8分で、2006年(53.5分)よりわずかに長くなったものの、“小一時間=ほぼ1時間”という感覚は20年間変わらず定着しているようです。
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最も多かったのは『1時間』(60.3%)で、全体の約8割が「1時間~1時間30分」の範囲に収まりました。平均は78.8分と、2006年(94.1分)から約15分短縮しています。
年代別では、20代(73.5分)・30代(74.4分)は全体より短く、50代以上(86.1分)が最も長い結果でした。40代も81.3分と全体平均よりやや長めです。また、「1時間~1時間30分」と回答した割合は、40代で約8割、50代以上でも約7割にのぼり、全世代で“ちょっと遅くなる”の基準が以前より短くなっていることが分かります。
働き方改革やワークライフバランス意識の浸透により、“軽い残業”の時間イメージそのものがコンパクト化している様子がうかがえます。
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最も多かったのは『30秒』(38.3%)でした。平均は32.9秒で、2006年(26.6秒)から約6秒増加しています。全体の約6割が「30秒~1分」を想定しており、“短時間なら待つ”という許容感覚が広がっているようです。自動音声やチャット対応の普及など、“一定時間待つ”ことを前提としたコミュニケーションが一般化したことも影響していると考えられます。
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最多は『10分後』(28.3%)となった一方で、『30分後』(23.0%)や『1時間後』(12.8%)も一定数を占め、折り返しを待てる時間には幅があることが分かりました。平均は20.1分で、2006年(13.8分)から約6分延びています。チャットツールやステータス表示などコミュニケーション手段の多様化により、“電話=すぐつながるもの”という感覚が緩和しているのかもしれません。
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最も多かったのは『10分』(47.8%)で、全体の約8割が「30分以内」を想定していました。一方で、平均は24.1分と、2006年(22.5分)よりやや長くなっています。回答は10分に集中しつつも、『1時間』(8.0%)や『2時間』(2.0%)を想定する人も一定数存在し、“すぐ”に含まれる時間の捉え方に幅が生まれていることがうかがえます。
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最多が『15分』(32.8%)で、次いで『30分』(25.3%)、『10分』(22.0%)が続きました。平均は18.8分と、2006年(22.4分)から約4分短縮しています。
全体の約6割が「15分以内」を選択しており、“軽く”に対する時間感覚はよりコンパクトになっています。年代別では20代が17.6分と最も短く、若い世代ほど簡潔なコミュニケーションを求める傾向が見られました。オンライン会議やチャット文化、事前資料共有の定着などにより、打ち合わせの役割が“情報共有”から“確認・意思決定”へと変化していることも背景にあると考えられます。
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「ちょっと一杯」は平均79.2分。2006年(78.9分)とほぼ同水準でした。最も多かったのは『1時間』(43.5%)で、次いで『1時間30分』(23.8%)、『2時間』(18.8%)。全体の約9割が「2時間以内」を想定しており、“軽く飲む=1時間超”という感覚は20年間ほぼ不変でした。
効率化が進むビジネスシーンとは対照的に、飲食の場では一定の時間を共有する価値観が維持されている様子がうかがえます。
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最も多かったのは『1か月後』(49.0%)で、約半数が「近いうち」を1か月程度と捉えていました。一方で『実際にはしない』(18.0%)も一定数存在し、約5人に1人は“社交辞令”として受け止めている可能性が示されました。
年代別では40代で「実際にはしない」が22.0%と最も高く、関係性を円滑にするための“言葉としての機能”が強く表れていると考えられます。
<生活シーン>
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最も多かったのは『30秒』(39.5%)で、平均は28.2秒でした。全体としては、“30秒前後”が動画広告を「長い」と感じ始める境界線となっているようです。
年代別では、20代・40代で『15秒』(それぞれ26.0%)の割合が比較的高く、“15秒を超えると長い”と感じる層が一定数存在しました。短尺動画コンテンツに触れる機会が増えていることもあり、“短く要点を知りたい”という感覚が広告視聴にも反映されていると考えられます。
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最も多かったのは『翌日まで』(30.3%)で、次いで『当日中』(27.3%)でした。全体では、約6割が「当日中~翌日まで」を許容範囲と捉えており、「すぐ返ってこない=遅い」とは必ずしも感じない状況がうかがえます。
年代別では、20代(38.0%)・30代(34.0%)で『翌日まで』が最多となり、若年層ほど返信までの時間に余裕を持つ傾向が見られました。一方、40代・50代以上では 「3時間以内」 を許容する割合が相対的に高く、世代によって“返信スピードの期待値”に差があることが分かります。
SNSやメッセージアプリが日常化する一方で、即時返信を前提としないコミュニケーション感覚も広がっているようです。
※LINEは、LINEヤフー株式会社の登録商標または商標です。
[画像20:
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最も多かったのは『10分』(43.5%)で、次いで『30分』(26.3%)が続きました。平均は20.9分となっており、“ちょっとの遅刻=10~20分前後”が中心的な感覚となっています。
スマートフォンでリアルタイムに連絡が取れるようになったことで、遅刻そのものの長さよりも、事前連絡の有無が重視される傾向も背景にあると考えられます。
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes