オムロンとワッツ、売場づくりの高度化を推進
オムロン株式会社
データ活用による商品構成最適化で売上向上を目指す
オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長 CEO:辻永順太、以下 オムロン)は、長期ビジョン「SF2030」の中期ロードマップ「SF 2nd Stage」において注力するデータサービスビジネス「M&S事業」の一環として、このたび株式会社ワッツ(本社:大阪市、代表取締役社長執行役員:平岡史生、以下 ワッツ)と共同で、チェーンストアにおける、データ活用による店内売場づくりの高度化に向けた取り組みを開始しました。
本取り組みでは、店舗の立地や規模、来店客層などの違いに応じて店舗を複数のタイプに分類し、それぞれの特性に合った商品構成や売場づくりを行うことで、販売機会の最大化と売上向上を目指します。
■背景・目的
近年の小売業では、人手不足や店舗数増加により、各店舗の状況に応じた売場づくりや商品構成の見直しのために十分なリソースが確保できないなどの課題を抱えています。その結果、本来得られるはずの販売機会を十分に活かしきれず、売上拡大の障壁となっているケースがあります。また、店舗運営の効率化においてはデータの活用が重要ですが、フランチャイズ形式の店舗では売場別・商品別の売上などの詳細データが各店舗にとどまってしまい、本部でデータ把握ができないために売れ筋商品の欠品や売れ残りによる過剰在庫が発生しているケースもあります。このように多くの現場では、データに基づいた発注の最適化や店舗運営の効率化が十分にできていないのが現状です。
こうした状況において、本取り組みでは、オムロングループ関係会社の株式会社JMDCがもつデータ分析に関する知見・技術を活用し、本部が把握しきれていない店舗ごとの特徴や販売傾向を可視化し、各店舗に最適な商品構成や運用ルールを設計することで、店舗の売上向上を図ります。
■取り組み内容
本取り組みでは、売上や在庫量などのデータが本部で一元的に把握しづらい環境であっても、売上拡大につながる店舗施策を継続的に実行できる仕組みの構築を目指しています。
- 立地条件などの多様な店舗データと、オムロンが設計した店舗向け特性診断アンケートをもとにAIを活用し、店舗を複数のタイプに分類- 商品ごとに、どの店舗タイプでどの程度の販売が見込めるかを予測し、その傾向を可視化- それぞれの店舗タイプに合った商品ラインナップを設計し、従来の発注業務に無理なく組み込む形で現場に展開- 各店舗で本来見込める売上を最大限に引き出すための売場づくりを設計
これにより、データ取得に制約のある店舗においても、各店舗の販売特性を活かした売場づくりを実現します。
■各社の役割
株式会社ワッツ
- 店舗内の売場運営および商品構成に関する業務知見の提供- 店舗のタイプを踏まえた実務上の区分整理および商品構成・運用ルールの具体化- 現場での実装・検証および売上観点での改善
オムロン株式会社
- データが十分に得られない環境でも活用可能な分析手法の設計と、店舗タイプ分類ロジックの設計- 売上拡大につながる商品構成・運用ルールの設計と、現場で再現可能な運用方法の仕組み化支援- 継続的な改善と全社展開を見据えた運用設計の支援
■今後の展望
オムロンは、長期ビジョン「SF2030」の中期ロードマップ「SF 2nd Stage」において、事業ポートフォリオの再構築を通じて、将来成長を牽引する13の注力事業への投資を強化しています。本取り組みは、その中でもデータサービス事業における取り組みの一つとして位置付けられます。データサービス事業では、オムロンがこれまで各事業を通じて蓄積してきた多様なデータと現場知見を活用し、顧客課題の解決に資する新たな価値の創出を目指しています。本取り組みは、小売業におけるデータ活用による売場運営の最適化を実現する具体的な実装事例となるものです。今後、両社は本取り組みを通じて得られたデータや知見をもとに、商品構成および売場づくりの高度化をさらに推進するとともに、他の店舗や売場形態への展開可能性を検討し、データサービス事業としての価値拡大を図ってまいります。
<関連リンク>
中期ロードマップ SF 2nd Stage
https://www.omron.com/jp/ja/vision/sf2ndstage/
オムロン スマートM&S事業部
https://datasolutions.omron.com/jp/ja/business/sms/
株式会社ワッツ
https://www.watts-jp.com/
<オムロン株式会社について>
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品、そしてこれらの事業を通じて取得した多種多様なデータを活用したデータサービス事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、現在では全世界で約2.6万人の社員を擁し、130ヶ国以上で商品・サービスを提供し、よりよい社会づくりに貢献しています。
詳細については、
https://www.omron.com/jp/ja/ をご参照ください。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes