相模運輸倉庫と「海洋のDX」実現に向けた戦略的連携協力覚書締結
株式会社Oceanic Constellations

海洋都市横須賀からはじまる「温故滄新(そうしん)」のストーリー
2026年6月16日、株式会社Oceanic Constellations(以下「当社」)は、相模運輸倉庫株式会社(本社:神奈川県横須賀市、以下「相模運輸倉庫」)と、海洋都市横須賀市における海洋無人機の先進拠点開発を中核とする「海洋のDX」実現に向けた戦略的連携協力覚書を締結いたしました。本戦略的連携協力は、創業以来140年にわたり培ってきた相模運輸倉庫の物流・港湾運営の知見と拠点ネットワーク力と、当社の海洋無人機開発・製造に係る先端技術を融合した「温故滄新」(注:「滄(そう)」は、青い大海の意、ブルーオーシャンを象徴するキーワード)により、海洋無人機の開発・製造拠点の共同立上げを中核とし、港湾の高度利用、港湾管理の支援、公益の増進等を通じて海洋都市横須賀市を拠点とする「海洋のDX」を実現するものです。
海洋無人機[1]は、海洋・港湾分野における人手不足や安全確保などの諸課題に留まらず、災害対応や常続的な密漁監視といった社会課題の解決にも大きく貢献することが期待されています。両社は、本戦略的提携を、海洋都市横須賀に相応しい、国内最先端の技術開発と社会実装の出発点と位置づけ、海洋無人機の開発・製造から入出荷、運用までを一体として支える拠点を共同で構築します。
今後、両社は横須賀市において、海洋・港湾分野におけるベスト・プラクティスを創出しながら、ステークホルダーのみなさまと地域社会への価値創造を加速させ、「海洋のDX」をもって持続可能な安心安全の海洋・港湾の発展に貢献してまいります。
[1] 海洋無人機とは、海洋において自律又は遠隔操作で運用される無人機の総称であり、水上を航行するUSV(Unmanned Surface Vehicle:水上無人機)と、水中を航行するUUV(Unmanned Underwater Vehicle:水中無人機。自律型のAUV、遠隔操作型のROV等を含む)を包括する概念。政府も「日本成長戦略会議」海洋ワーキンググループ(内閣府)において、海洋分野における「勝ち筋」となり得る戦略分野の主要な製品・技術として海洋無人機(海洋ドローン)を位置づけている。(出典:
内閣官房「日本成長戦略会議」第3回会議資料「戦略17分野における『主要な製品・技術等』」)
【背景】
現在、海洋・港湾分野においては、労働力不足や担い手の高齢化、気候変動にともなう自然災害の頻発、海上における安全・保安ニーズの高まりなど、多くの社会課題が顕在化しています。一方で、海洋無人機を代表とする先端技術により、これらの諸課題を解決し得る「海洋のDX」を実現できる環境が整いつつあります。
相模運輸倉庫は、明治19年(1886年)の創業以来140年にわたり「より良い物流を提供する」という企業理念のもと、東京湾を囲む横須賀・横浜・東京・千葉をはじめとする拠点ネットワークを通じて、社会の経済活動を支える物流・港湾機能を担ってまいりました。当社は、首相官邸にて行われたスタートアップ戦略意見交換に招かれる等、日本を代表する急成長中の海洋発スタートアップとして、革新的な海洋無人機の開発・製造・運用を推進しています。両社は、伝統と革新という相互の強みを掛け合わせることで、横須賀市を海洋無人機の社会実装の中核拠点へと発展させ、海洋・港湾分野の課題解決と公益の増進を強力に推進してまいります。
【戦略的連携協力の概要】
両社は、以下の取組みを通じ、「海洋のDX」を実現してまいります。
- 海洋無人機の開発・製造拠点の共同立上げ横須賀市に、海洋無人機の開発・製造拠点を共同で立上げます。相模運輸倉庫が有する港湾・倉庫拠点の運営ノウハウと、OCの海洋無人機開発技術を融合し、無人機の量産機能を備えた先進拠点を構築します。これにより、無人機の入出荷に伴う港湾機能の利用を活性化させるとともに、入港船舶の増加・自動化を促進してまいります。- 港湾の高度利用海洋無人機の開発・製造から入出荷、運用までを一体で支えることで、横須賀市を国内最先端の海洋・港湾技術の開発・社会実装拠点へと発展させます。量産機能を有する拠点として、各種荷役の増加に伴う港湾利用を活性化させ、地元雇用及び税収の増加に寄与するなど、地域経済への波及効果を創出してまいります。- 港湾管理の支援海洋無人機を活用し、平時及び災害時における海面状態の確認、航路・泊地の水深確認、浮遊物の確認、港湾工事の環境影響調査などに貢献します。あわせて、海上・海中における常続的監視機能を実現し、港湾の安全かつ円滑な管理・運営を支援いたします。- 公益の増進港湾管理にとどまらず、要救助者の早期発見(海上保安庁)、密輸の防止(税関)、密漁の防止(漁業協同組合・海上保安庁)など、機関横断的な社会要請に基づく公益の増進に貢献します。多彩な魅力と可能性に満ちた海洋都市横須賀の資源を活用した拠点開発を通じて、地域社会全体への価値創造を追求いたします。
【相模運輸倉庫株式会社 代表取締役社長 鈴木稔のコメント】
相模運輸倉庫は、創業以来140年にわたり、「より良い物流を提供する」という企業理念のもと、物流企業・港湾企業としての公共的使命を果たしてまいりました。次の150年、200年というさらなる未来へ向けて、私たちは「つなぐ力」を新たな価値として進化させていきます。このたび、海洋無人機の先端技術を擁するOceanic Constellationsと連携し、創業の地たる横須賀において「海洋のDX」という新たな挑戦に臨むことができることを大変嬉しく思います。地域社会への貢献を果たしながら、海洋・港湾の未来を共に切り拓いてまいります。
【株式会社Oceanic Constellations 共同代表取締役CEO 小畑 実昭のコメント】
海洋・港湾分野を長年にわたり支えてこられた相模運輸倉庫と連携できることを大変光栄に思います。私たちが開発する海洋無人機は、海洋の安全確保や災害対応、港湾の高度利用など、社会に不可欠な価値を生み出す可能性を秘めています。横須賀における拠点を起点に、相模運輸倉庫の有する豊富な知見と拠点ネットワークと私たちの先端技術の粋を融合させ、「海洋のDX」と公益の増進を共に実現してまいります。
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相模運輸倉庫株式会社について
相模運輸倉庫は、明治19年(1886年)に横須賀で創業して以来、140年にわたり「より良い物流を提供する」という企業理念のもと、社会の経済活動を支える物流機能を担ってまいりました。東京湾を囲む横須賀・横浜・東京・千葉に営業拠点を配するほか、綾瀬(神奈川県)、太田(群馬県)にも大型の天井クレーンを装備した重量倉庫を備えています。豊富な経験と「信用第一」の経営方針のもと、常に新しい情報と技術を活かし、お客様の繁栄に役立つ物流・港湾サービスを提供しています。
株式会社Oceanic Constellationsについて
当社は、海洋・宇宙・IT・アカデミック・自動車・官公庁・航空機など多様な分野出身のメンバーが集結し、2023年11月に創業した鎌倉発の海洋スタートアップ企業です。創業以来累計で約40億円の資金調達実績を持ち、現在約50名のメンバーにより構成されています。多数のUSVを海洋上に配置し、海洋通信ネットワーク制御とエネルギーマネジメントを融合した群制御技術を実装することで、USVコンステレーションプログラム「海の衛星群(R)」を構築し、ハードウェアからフィジカルAI実装まで垂直に統合開発を行いつつ、広域海洋監視等のサービス展開を目指しています。USVコンステレーション構築に必須となる海洋群制御関連特許22件をすでに権利化しており、グローバル市場を見据えた特許網構築戦略を推進しています。また、中央省庁、地方自治体、海洋関連産業、アカデミア等、多様なステークホルダーとの連携も進めています。既に複数の政府契約及び海洋事業者からの契約獲得実績を重ねており、2027年の本格事業化に向けて事業・技術の統合開発を進めています。
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記事提供:PRTimes