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エリクソン、ソフトバンクとF1日本グランプリにおいて5G SAとミリ波を活用した5つのユースケースの同時実証に成功

エリクソン・ジャパン株式会社

エリクソン、ソフトバンクとF1日本グランプリにおいて

~ネットワークスライシングとミリ波の融合により、単一ネットワーク上で多様な通信サービスを両立~


エリクソン・ジャパン株式会社(以下「エリクソン」)は、ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)と共に、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催された「2026 FIA F1世界選手権シリーズ Aramco 日本グランプリレース」(以下「F1日本グランプリ」)において、5G SA(スタンドアロン)とミリ波を活用した高度な通信サービスの実証実験に成功しました。イベント時において同時使用したネットワークスライスの数では日本最多※1となります。

本実証は、エリクソンとソフトバンクが共同でF1日本グランプリのイベントサポーターとして協賛した取り組みの一環で実施したものです。本実証において両社は、ソフトバンクの商用ネットワーク上にミリ波無線を含めた5つの独立したネットワークスライスを構築し、会場内のユーザーに同時に提供しました。これにより、特定の用途に適正化された通信を提供するとともに、ネットワーク容量の増強と最適化により一般来場者の通信品質も大幅に向上させました。

■ 本実証の背景と概要
大規模イベント会場では、ソーシャルメディアへの投稿や動画の視聴・アップロード、運営側の放送映像伝送、キャッシュレス決済など、多種多様な通信需要が同時に発生します。本実証では、F1日本グランプリ会場内において、ソフトバンクの商用ネットワーク上で用途ごとに通信品質を適正化する「ネットワーク制御」の有効性を検証しました。

【実証した5つのユースケース】
- 5G SAユーザー向け高品質通信:ソフトバンクの5G SAを契約するユーザーに対して電波帯域の割り当てを増やし、通信品質を向上 - XR:高帯域・低遅延が求められるXR体験会用のスライスを提供 - キャッシュレス決済サポート:一部店舗の決済端末向けに安定したプライベート5G回線を提供 - ミリ波バックホール公衆Wi-Fi:ソフトバンク/ワイモバイルユーザー向けに公衆Wi-FiサービスをFWAとして提供(Fixed Wireless Access、固定無線アクセス) - ミリ波5G無線カメラ映像伝送:放送事業者に無線カメラと映像伝送環境を提供し、生中継に活用

■ 主な実証結果
1. Massive MIMO と5G SAによるパフォーマンスの大幅改善、多数同時接続への対応
5つのユースケースの同時稼働を支える基盤として、省エネ・大容量通信を実現するトリプルバンド対応の「Massive MIMO(AIR6476)」を導入し、ミリ波対応無線機(AIR1281)を増設した上で、緻密なネットワーク設計※2を行いました。これにより、前年の大会と比較して通信速度と接続容量が飛躍的に向上し、トラフィックが集中する状況下でも、ソーシャルメディアへのシームレスな投稿やライブ配信を行える環境を確認しました。一般の“ソフトバンク”ユーザーにおける2025年の大会との比較では※、5G SAの利用者は通信速度がダウンリンクで4倍、アップリンクで14倍以上向上し、一方で5G NSA(ノンスタンドアロン)の利用者はそれぞれ約1.5倍、約6倍の向上となりました。(図1)

※開催期間中の土曜日および日曜日の平均値を比較した結果

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10141/115/10141-115-65b792e467a9be78e9d5c29f2d58046a-576x335.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図1:F1日本グランプリにおける、2025年と比較した2026年の5G SA“ソフトバンク”ユーザーの相対的なパフォーマンス向上

さらに、ネットワークスライシングとエリクソン独自の「5G Advanced機能」(スループット制御・低遅延最適化・ミリ波制御など)を活用することで、用途に応じた帯域や遅延の制御、リソース配分の適正化など、モバイルネットワーク全体の最適化を実現しました 。一般ユーザーにも安定した通信サービスを提供しつつ、厳格な要件が求められる映像伝送や決済端末においては、週末の混雑にも関わらずストリーミング品質の維持やスムーズな決済処理を実現しました。特に低遅延の求められるXRでは、同時刻の一般の5G SAユーザーと比較して、下りの無線区間のLatencyを1/10に抑えた通信サービスを提供できることを確認しました※。
※2026年3月27日の日中における測定結果

2. 外部制御による1分間隔の自動最適化
一部の基地局において、スライス別の品質を1分間隔で可視化し、外部制御によってリソースを高速かつ適切に自動配分する「セルフチューニング型運用」を実証しました。

図2 は、目標とするサービス品質を維持する機能が、ネットワークスライス上でどのように使われるかを示しています。この例では、柔軟な外部制御がスライス A とスライス B に対して適用されており、それぞれが異なるトラフィック状況(通常トラフィックと高トラフィック)において異なる 品質要件を持っています。スライス A はスライス B よりも高い要求水準を持ち、通常トラフィック時には、スライス A はスライス B よりも高いスケジューリング頻度とより多くの帯域幅を割り当てられます。イベントに伴う輻輳によりトラフィックが増加すると、外部制御システムがネットワークを自動的に最適化し、高トラフィック条件下での 品質要件を満たします。その結果、より高いスライス A の 品質要件を満たしつつ、スライス B の 品質要件も引き続き満たすことができます。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10141/115/10141-115-899d28bd5f186d2a1fe9570d196d1b74-602x526.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図2:品質要件に応じたサービス適正化


■ 今後の展望・各社コメント
エリクソンは、本実証で得られた知見を基に、ソフトバンクとの連携を通じて用途に応じて適正化された通信体験と新たなサービス価値創出に向けてネットワーク進化を加速していきます。

ソフトバンク株式会社の常務執行役員 兼 CNO 大矢 晃之氏は次のように述べています。
「今回の実証は、ソフトバンクのネットワークが、通信を一律に提供する時代から、用途に応じて最適な品質を提供する時代へ進化していることを示すものです。5G SAのネットワークスライシングや自動制御により、極めて混雑した環境下でも複数のユースケースを同時に支え、それぞれに求められる品質を提供できることを実証しました。今後も、この成果をさまざまな領域へ展開し、新たな体験価値の創出につなげていきます」

エリクソン・ジャパン株式会社の代表取締役社長 ジャワッド・マンスールは次のように述べています。
「ソフトバンクとともに取り組んだF1日本グランプリにおける5つのユースケースの同時実証は、要求のきわめて厳しい環境下においても、最適な品質の通信を提供できる当社の技術力を証明するものです。将来はこれらの機能を特定の会場内に限定せず、より広範なエリアへと拡張する可能性を見据えています。本実証の成功をもとに、当社は今後も日本の産業や社会のデジタルトランスフォーメーションを支援していきます」

■ エリクソンモビリティレポートでの特集
エリクソン(NASDAQ: ERIC)が定期発行するモバイルネットワークの業界動向と予測をまとめた「エリクソンモビリティレポート」最新版で、ソフトバンクとエリクソンが共同で執筆した本実証の特集記事が掲載されています。詳しくは以下リンクよりレポート※3をご確認ください。

※1 エリクソン調べ(2026年6月17日)

※2 パフォーマンスパートナーシップサービス
Network Performance Partnership services - Ericsson

※3 エリクソンモビリティレポート2026年6月版
(本レポートは英語版。日本語版は7月下旬以降に公開する予定です)
https://www.ericsson.com/en/reports-and-papers/mobility-report/reports/june-2026

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エリクソンについて
エリクソンの高性能でプログラマブルなネットワークは、毎日何十億人もの人々にコネクティビティを提供しています。エリクソンは150年にわたり通信テクノロジー開発のパイオニアであり続け、通信事業者や企業にモバイル通信とコネクティビティのソリューションを提案しています。お客さまやパートナーと共に、エリクソンは未来のデジタルな世界を実現します。
www.ericsson.com

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