LIFULL 介護が試算、生涯で介護に必要な金額はおよそ「2,300万円」
株式会社LIFULL

50~60代の8割が子からの支援を「受けたくない」。一方で自身の介護費用を備えている人は4割。施設入居費用を抑えるために立地をずらせば月額約7万円、築古施設を選べば月額約4万円の差
事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL senior(代表取締役:福澤 秀一)が運営する業界最大級の老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」は、「介護費用の認識調査と施設入居費用の抑え方」を発表します。
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https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33058/877/33058-877-50929b69e22443fe32d3399c8bf35d1a-1920x1005.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
毎年7月に発表される「国民生活基礎調査」では3年に一度大規模調査が実施されており、今年は介護費用の負担額や負担者に関する最新データが公表される見通しです。折からの物価高や社会保障費の増大、それに伴う医療・介護費の自己負担増など、高齢期を取り巻く経済的な不安が一段と高まる中、介護とお金の問題は今まさに注視すべき重要なテーマとなっています。
実際に介護が始まると、子から親への生活支援や金銭的援助が避けられないケースも多く、早期の家族間コミュニケーションが重要です。
こうした背景を受け、LIFULL 介護では、「LIFULL 介護」の掲載データ等から算出した「介護費用の試算額」を発表し、その上で子世代(30~40代)317名、親世代(50~60代)304名を対象に「介護費用に関する認識」について調査したアンケート結果を公開します。さらに、介護費用の負担を抑えるための「データに基づく施設選びのノウハウ」を解説します。
【サマリー】
・<LIFULL介護による介護費用試算>老人ホームに入居する場合、介護に必要な費用は、一人あたり約2,300万円
・<介護費用の認識調査>介護費用「備えてない」親が約6割、いくら必要かも「わからない」が4割
・<介護費用の認識調査>介護費用の支援を子から受けたくないと考える親は8割超
・<介護費用の認識調査>親と介護費用について「話し合ったことがない」子が8割を超える
・<LIFULL 介護データ>異なる条件での介護施設費用の比較。探す地域を東京から埼玉に移すことで月額約-7.4万円、築古施設を探すことで月額約-4万円のコストダウンも
<LIFULL介護による介護費用試算>
老人ホームに入居する場合、介護に必要な費用は、一人あたり約2,300万円
一般的な在宅介護の費用と、LIFULL 介護の有料老人ホームの費用相場から、介護にかかる費用を試算しました。
LIFULL 介護が2025年に発表した調査※1では、およそ1年の在宅介護を経て介護施設に入居される方が最も多いため在宅介護の期間は1年と想定。また有料老人ホームの入居時費用は一般的に5年入居した場合を想定した金額になっているため、入居期間を5年と想定しています。
要介護状態で自宅で1年過ごし、有料老人ホームに5年入居する想定で試算したところ、一人あたりにかかる介護費用は総額で2,295.6万円となりました。
もちろん、介護の期間やどの程度介護サービスが必要かは人により様々です。また、要介護度などの条件を満たす場合は公的な介護施設にも入居できるため、より安く抑えられる場合もあるでしょう。一方で、試算のように一般的な在宅介護期間を経て有料老人ホームに入居した場合、トータルで2,000万円を超えることも珍しくないのが現状です。
[表1:
https://prtimes.jp/data/corp/33058/table/877_1_6435e122ef164a90f5e1b6090e1894f0.jpg?v=202606181115 ]
※1 生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査[2人以上世帯]」/2024(令和6)年度より引用
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1116.html
※2 LIFULL 介護 入居実態調査【入居のきっかけ編】
施設入居前の介護期間で最も回答が多かった(15.5%)ものが「1年以上2年未満」のため、在宅介護期間を1年と想定
https://lifull.com/news/40558/
※3 LIFULL 介護 有料老人ホーム費用相場 2026年5月31日時点に掲載されている全国の有料老人ホームの料金プランから算出
月額費用は「入居時費用あり」の料金プランを対象とする
https://kaigo.homes.co.jp/market_price/
<介護費用の認識調査>
介護費用「備えてない」親が約6割、いくら必要かも「わからない」が4割
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https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33058/877/33058-877-dcd2fa526dbfee39abb7748dc269ef82-1300x928.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
親世代の方に、自身の介護にいくら必要と考えているか尋ねてみると、「わからない」という回答が42.1%と最多になりました。
また、実際にどのくらい備えているかについては、「備えていない」という回答が約6割を占める結果となりました。試算と同等かそれ以上備えている、「2,000万円以上」と回答した方は6.2%にとどまっています。
介護費用の支援を子から受けたくないと考える親は8割超
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33058/877/33058-877-fd998309f77392afef34c96d1dac4b09-1317x940.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「ご自身の介護費用を子から支援して欲しいと思いますか?」という問いに対し、「あまり思わない(38.2%)」と「全く思わない(46.1%)」を合わせて、8割を超える親世代が支援を拒む結果となりました。
親と介護費用について「話し合ったことがない」子が8割を超える
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子世代の方には、親と「介護にかかるお金」について話し合ったことがあるかどうかを尋ねました。親世代が子からの支援を望んでいないためか、親と介護のお金について「ほとんど話し合ったことがない」(21.5%)、「全く話し合ったことがない」(59.0%)を合計して8割以上が「話し合ったことがない」と回答していました。
<LIFULL 介護データ>
異なる条件での介護施設費用の比較ー探す地域を東京から埼玉に移すことで月額約-7.4万円、築古施設を探すことで月額約-4万円のコストダウンも
意識調査では「介護費用は備えていないが、子供に頼ることも避けたい」という親世代の意識が見られました。しかし、備えがないままで介護が必要になった場合、その補填を子が負担するケースは珍しくありません。双方の負担を解消するためには、早期の話し合いと、費用を抑えるための情報収集が必要です。
先述の介護費用の試算では、その多くの割合を介護施設の費用が占めていました。この部分の費用を抑えるために、施設を探す場合に着目したいポイントを、LIFULL 介護の掲載施設の料金プランデータから2つご紹介します。
(1)施設の立地:東京から埼玉に移ると入居時費用相場が-620万円、月額費用相場が-7.4万円
都心部や駅前の施設は利便性が高い反面、地価の影響で入居時費用や月額費用が高額になりがちです。そこで、希望するエリアから少し離れた郊外や近隣の自治体まで視野を広げて探すと、費用を大幅に抑えられるケースがあります。
LIFULL 介護の費用相場を見てみると、東京都だけでなく近隣県の神奈川、千葉、埼玉を選択肢に入れることで費用を抑えられることがわかります。例えば埼玉県は、東京都と比較して、入居時費用相場が-620万円、月額費用相場が-7.4万円となっています。
[表2:
https://prtimes.jp/data/corp/33058/table/877_2_b45b4f42d8e3ea006d8fe3b5ca6e3b87.jpg?v=202606181115 ]
※集計対象:介護施設検索サイト「LIFULL 介護」に2026年5月31日時点で掲載されている有料老人ホーム
※月額費用は「入居時費用あり」の料金プランを対象に集計
(2)施設の建築年数:1990年より前に建築された施設で月額費用がおよそ-4万円
新築の介護施設は魅力的ですが、建築コストが利用料金に反映されやすくなります。費用を抑えたい場合は、既存の物件を改修してオープンしているなど、建築年が古い施設を狙うこともコストダウンの方法の一つです。開設の初期投資が抑えられているため、月額費用が比較的安価に設定されている傾向があります。
LIFULL 介護の掲載施設で金額を比較したところ、1990年より前と1990年以降で、最低月額費用の中央値に37,547円、およそ4万円の差がありました。建築年数が古くても、内装をリフォームし日々の手入れを十分に行っている施設は古さを感じさせません。また、介護施設はスタッフが提供するサービスの質が最も重要です。築古の施設を選ぶことが入居者のデメリットに直結しない点もポイントです。
[表3:
https://prtimes.jp/data/corp/33058/table/877_3_ed8587a2de5f29ad4ffc4c1a35f2d2b1.jpg?v=202606181115 ]
※集計対象:介護施設検索サイト「LIFULL 介護」に2026年6月10日時点で掲載されている有料老人ホーム
※月額費用は、その施設の料金プランの中から最低額を抽出して集計
「介護費用を抑えるには施設条件の優先順位を見直すことが必要」
LIFULL 介護 編集長 小菅秀樹のコメント
[画像5:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33058/877/33058-877-602b18b147aab6ad20d9e6da96bbeead-700x712.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
今回の調査で見えたのは、「子どもに迷惑をかけたくない」と考える親世代が多い一方で、介護費用の準備や親子間の話し合いは十分に進んでいないという点です。頼りたくない気持ちと、実際に頼らずに済む準備ができていることは別問題です。介護が始まると、介護サービスの利用手続きや通院、施設入居など、その都度お金と意思決定が必要になります。準備がないまま状況が悪化すれば、結果的に子どもが費用面や手続き面を支えざるを得ないケースもあります。
大切なのは、元気なうちから介護費用の目安や施設の選択肢を知り、親子で「親自身の年金や預貯金でどこまで対応できるのか、足りない場合に家族がどこまで支援できるのか」を話しておくことです。
介護費用は、在宅か施設入居かで大きく変わり、施設の場合も立地や築年数、施設種別によって差が出ます。費用を抑えるには、希望エリアを広げる、築年数にこだわりすぎない、必要なサービスを見極めるなど、条件の優先順位を見直すことが必要です。ただし、価格だけを優先すると、必要な介護や医療が受けられない、本人の暮らし方に合わないといったミスマッチにつながることもあります。
施設選びは一般の住宅選びとは異なり、建物の新しさや設備だけでは判断できません。その人らしい暮らしを続けられるか、職員や入居者との相性はどうか、状態が変化しても看取りまで対応できる体制があるか。費用とあわせて、こうした点を総合的に見極めることが重要です。
<LIFULL 介護 編集長 小菅秀樹 プロフィール>
日本最大級の老人ホーム検索サイト「LIFULL 介護」編集長。老人ホーム紹介センターの相談員として、これまで1,500人以上の入居をサポート。現在は、有料老人ホームの取材や記事執筆、動画コンテンツの制作を通じて、高齢期の住まい選びについて発信中。セミナー登壇やメディア出演多数。老人ホームの情報を分かりやすく届け、疑問や不安に寄り添うことを大切にしている。
【調査概要】
<介護費用の認識調査>
調査期間:2026年6月5日~9日
調査対象:
親世代…子がいる50代、60代の男女304人
子世代…親と定期的に連絡をとっている30代、40代の男女317人
調査主体:株式会社LIFULL senior
調査手法:インターネット調査
※グラフは小数点第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります
<有料老人ホームの費用相場>
集計対象:介護施設検索サイト「LIFULL 介護」に掲載された有料老人ホームの料金プラン(入居時費用ありのプランのみ)
算出方法:集計対象施設の入居時費用、月額費用それぞれの中央値で算出
※1990年より前/以降建築の施設の月額費用:
集計対象施設が持つ料金プランの中の最低月額費用のみをまとめて中央値を算出
対象期間:2026年5月31日時点の掲載施設
※1990年より前/以降建築の施設の月額費用:2026年6月10日時点の掲載施設
※ 本リリースの内容をご利用の際は「老人ホーム検索サイト『LIFULL 介護』」と明記をお願いします。
株式会社LIFULL senior について
「老後の不安をゼロにする」をビジョンに掲げ、ヒトとテクノロジーの力で、超高齢社会の課題を解決するさまざまな事業を展開しています。主な事業として、老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」、遺品整理業者検索サービス「みんなの遺品整理」、介護施設向け買い物代行業務支援サービス「買い物コネクト」があり、今後も高齢者や関わる人々が抱える不安や課題に向き合って事業を拡大していきます。
株式会社LIFULL senior 概要
会社名:株式会社LIFULL senior(ライフル シニア)
所在地:東京都千代田区麹町1丁目4−4
代表取締役:福澤 秀一
設立:2015年7月1日
事業内容:
老人ホーム検索サイト『LIFULL 介護』の運営
https://kaigo.homes.co.jp/
遺品整理業者検索サイト『みんなの遺品整理』の運営
https://m-ihinseiri.jp/
介護施設向け買い物代行支援サービス『買い物コネクト』の運営
https://lp.kaimonoc.jp/
自治体向け買い物弱者支援ツール『買い物コネクト』の運営
https://lp-g.kaimonoc.jp/
介護当事者一歩手前の世代に向け、介護や老後に関する最新情報や体験談を発信するウェブメディア『tayorini』(たよりに)の運営
https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/
株式会社LIFULLについて (東証プライム:2120、URL:
https://lifull.com/)
LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。現在はグループとして、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」、不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」などの事業展開を行っています。
プレスリリース提供:PR TIMES




記事提供:PRTimes