Vポイントマーケティング、Agentforce Marketingを導入し1.3億人の会員基盤で個客マーケティングを実現
株式会社セールスフォース・ジャパン

年間数十億通の配信基盤を刷新、AIエージェントの活用により1.3億人超の会員一人ひとりに最適なコミュニケーションを届けるOne to Oneマーケティングへ
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株式会社セールスフォース・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出 伸一、以下 Salesforce)は、本日、Vポイントマーケティング株式会社(本社:神奈川県横浜市、以下 Vポイントマーケティング)が、顧客エンゲージメント強化と個客マーケティングの実現を目的に、Agentforce Marketingを導入したことを発表しました。
背景・課題:
Vポイントマーケティング株式会社は、日本有数の共通ポイントサービス「Vポイント」を運営するマーケティング企業です。2023年1月にSMBCグループとの資本業務提携を経て、2026年4月1日に社名を変更し、新たなフェーズへと踏み出しました。有効会員数1.3億人、年間アクティブユーザー(YAU)約6,200万人という会員基盤を有する同社では、提携企業とのVポイントアライアンスによる「BtoBtoC」モデルを活かしながら、会員一人ひとりに最適なライフスタイルや価値を提案するOne to Oneマーケティングへの転換を推進しています。
一方で、購買データやポイント変動など日々発生する大規模データを、安全かつ安定的に処理しながら、タイムリーな個別コミュニケーションを実現することが大きな課題となっていました。そのため、膨大なデータをリアルタイムで活用し、高度なパーソナライゼーションを支えるIT基盤の構築が求められていました。
選定・導入理由:
複数のマーケティングオートメーション(MA)ツールを比較検討した結果、同社はAgentforce Marketingを採用しました。1.3億の会員に紐づく大規模データを統合的に活用し、年間30億通規模の配信に対応できる高い処理性能と拡張性に加え、「Vポイントが安心・安全に使える」というサービスの根幹を支える高水準のセキュリティが評価されました。
また、基幹システム(DWH)とAgentforce Marketingの間で、必要なデータセットのみをシームレスに連携・循環させる柔軟なアーキテクチャを構築できる点も、選定理由の一つとなりました。これにより、膨大なデータを安定的かつ効率的に活用しながら、IT部門が求める高い要件を満たす運用基盤を実現しています。
活用範囲:
導入当初は、MAツール運用に関する専門知見が限定的な体制でしたが、パートナー企業との連携を通じてノウハウを蓄積し、AIエージェントの活用により、現在では少数精鋭チームによる内製運用体制を確立しています。
導入後は約7カ月間にわたり概念実証(PoC)を実施し、既存の一斉配信とAgentforce Marketingを活用したシナリオ型配信を並行運用しながら、全体配信量の約30~40%を段階的に移行し、その効果を検証しました。PoCは、新規会員向けオンボーディング施策と離脱防止施策の2つのシナリオから開始し、Vランク(称号によってさまざまな特典がもらえるV会員向けサービス)との連携やクーポン・キャンペーンとの組み合わせなど、A/Bテストを重ねながら施策を拡張しました。
PoC期間中だけで100~120本のシナリオを設計・運用し、現在では常時50~100本超のシナリオと600本を超えるメールコンテンツを、少数精鋭チームが内製で運用しています。Vポイントアプリのマイページ(ポイント数やVランクの詳細が閲覧出来るページ)にユーザーごとに最適化された情報をリアルタイムで表示する仕組みも実現しており、メールを開封しなくても、アプリを起動した瞬間に一人ひとりに最適化されたコンテンツを受け取れる、シームレスな顧客体験を提供しています。
導入効果:
個別最適化されたアプローチを通じたアプリMAUの向上において、具体的な成果が生まれています。特典情報やVランクの達成状況と連動し、ユーザーごとに最適化したコミュニケーション施策では、メール開封率が最大80%に達しました。
また、AIエージェントによるMA施策を実施したユーザー群と未実施のユーザー群との比較において、クリック率に最大20~30ポイントの差が確認されたシナリオもあり、「いつ・誰に・何を届けるか」というコミュニケーション設計の精度が、成果に直結することが明らかになっています。さらに、Vポイントをよりお得に、便利に貯める・使えるサービスへの送客につながるアプリ内パーソナライズ施策においても、ターゲットユーザーごとに最適化された導線設計が効果を発揮しています。
将来の見込み:
今後は、アプリおよびウェブサイトにおける顧客体験価値のさらなる向上を目指しています。将来的には、ユーザー一人ひとりの興味関心、保有ポイント、ランクなどに応じて、最適化された画面表示を実現するパーソナライゼーションの高度化を推進していく予定です。
また、100本を超えるシナリオと600以上のコンテンツを継続的に最適化していく上で、AI活用を重要テーマの一つと位置づけています。将来的には、AIがシナリオのたたき台を生成し、人が確認・判断を行うことで、高速かつ継続的に改善サイクルを回せる運用体制の構築を目指しています。
顧客の視点:
Vポイントマーケティング株式会社 Vポイントバリューグロース部の清水 大志氏は次のように述べています。「Agentforce Marketingの導入により、少数精鋭のチームでも大規模なマーケティング施策を内製で推進できる体制を構築できました。PoC期間中には100本を超えるシナリオを設計・運用し、継続的な最適化の基盤も整いつつあります。今後は、AIがシナリオ作成や運用を支援し、人がビジネスモデルの理解や顧客理解に基づく意思決定を担う形へと進化させていきたいと考えています。ツールが高度化するほど、人間の思考や企画力の重要性は一層高まると考えており、AIを信頼できるパートナーとして活用しながら、より本質的な価値創出に取り組んでいきます」
Salesforceの視点:
株式会社セールスフォース・ジャパン 常務執行役員 エンタープライズ第一事業 リテール・メディア・コンシューマー&ビジネスサービス営業統括本部 統括本部長 渡部 克之は次のように述べています。「Vポイントマーケティング様は、1.3億人を超える国内最大級の会員基盤を有しながら、一人ひとりに最適化されたコミュニケーションの実現という、高度なマーケティング変革に取り組まれています。Agentforce Marketingの導入により、年間数十億通規模の配信基盤の刷新に加え、少数精鋭チームによる内製運用体制の確立や、メール開封率最大80%という具体的な成果を実現されたことは、データとAIを活用した次世代マーケティングの可能性を示す好例であると考えています。Salesforceは今後も、Vポイントマーケティング様が目指すVポイントの流通拡大および顧客体験価値の向上に向け、データとAIを活用したマーケティング高度化をご支援し、お客様のCustomer Successの実現に伴走してまいります」
詳細情報:
Agentforce Marketingに関連する記事は、
こちら。
Vポイントアプリのダウンロードは、
こちら。
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