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ドライビングシミュレータによるウェットタイヤモデル試乗会をS&VLが開催

S&VL株式会社

ドライビングシミュレータによるウェットタイヤモデル

時速120kmでのウェット路面走行など、実車では困難な条件を高精度に再現し安全に体感、タイヤ・車両開発の新たな可能性を提示


プログレス・テクノロジーズ グループのグループ会社で、自動車関連の最先端のバーチャルテストサービスを提供するS&VL株式会社(本社:群馬県太田市、代表取締役 村松英行 以下当社)は、シーメンス株式会社(以下シーメンス)およびGCAPS(米国バージニア工科大学関連会社)との共催により、2026年5月26日、S&VL技術研究所にて「ウェットタイヤモデルを活用したドライビングシミュレータ試乗会」を開催しました。
本試乗会には自動車メーカー、タイヤメーカーおよび研究機関から約20名が参加し、技術紹介と試乗を組み合わせたプログラムを実施しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146119/7/146119-7-dcab79d1961a238c44a70a3858ce5b1b-1900x1267.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


本試乗会の背景と目的
近年自動車開発期間の短期化に伴い、モデルベース開発(MBD)やシミュレーションを活用したデジタル開発が進展し、タイヤ開発においても実車に依存しない評価手法の重要性が高まっています。
一方、ウェット路面は環境依存性が高く再現試験が困難であり、安全性やコスト面の制約から、従来は経験則に依存した評価が主流でした。このため、自動車メーカー・タイヤメーカー双方において体感可能な検証ニーズが拡大しています。
こうした背景のもと、当社はシーメンスおよびGCAPSと連携し、MF-Tyre/MF-Swiftに新たに追加されたウェットタイヤモデルをドライビングシミュレータ上でリアルタイムに統合・動作させるプロトタイプ環境を構築しました。本試乗会はこの環境を用いた初の実証機会として開催したものであり、同一車両条件下におけるドライ路面とウェット路面の差異を、操舵応答および車両挙動として体感することで、モデルの適用可能領域および限界の可視化を図ることを目的としています。
また、ドライ路面については、従来の計測用路面(サンドペーパー)モデルに対して、新たなアスファルト模擬路面モデルとの比較を実施し、ドライビングシミュレータの活用範囲を広げる可能性を示しました。
本取り組みは、タイヤ・車両統合評価の実用化に向けた重要な技術検証フェーズの第一歩として位置づけられています。
試乗会内容および提供価値
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146119/7/146119-7-cc30bc2e7c8c791f289039bd5425b135-1900x458.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
スクリーン上に表示されるウェット路面では、周囲の樹木や壁、標識のリフレクションが映り込むなど、視覚的なリアルさも再現。

再現性の高いウェット路面環境の実証
実車では再現困難なウェット路面条件をドライビングシミュレータ上で高精度に再現し、水膜厚さなどの評価条件を統一することにより、安全かつ繰り返し可能な評価環境を構築。
比較による直感的な理解の促進
同一車両・同一条件下において、ドライ路面(アスファルト模擬、従来の計測用路面)とウェット路面の違いを短時間で比較し、操舵応答や車両安定性の差異からタイヤ特性とドライバビリティの相関を体感的に把握。
実開発に即した評価シナリオの実施
各速度域(例:時速40/80/120km)における直進安定性など、実際の開発を想定した条件での評価を実施。
技術検証と議論の場の提供
モデルの適用可能領域および課題領域の明確化とともに、自動車メーカー・タイヤメーカー・研究機関・ソフトウェアベンダー間における技術議論の促進による共創型開発基盤の提示。
試乗会の様子
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146119/7/146119-7-61adc361dfbbf6f18e704450dcbd0a86-1900x1077.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
国内トップメーカーが一堂に会し、タイヤ・車両評価に関する議論が活発に行われるなど、技術的にも充実した会となりました。

参加者は3グループに分かれ、ドライビングシミュレータ試乗とシーメンスおよびGCAPSによる技術説明をローテーション形式で体験しました。試乗では、同一条件下におけるタイヤ特性差を車両挙動として確認し、シミュレータを用いた評価の有効性を実感しました。
さらに、試乗後のフィードバックをもとに、タイヤ開発およびシャシー制御開発への適用可能性について議論するなど、タイヤ・車両統合評価に関する技術的知見の共有が促進されました。
参加者の声
- 実車では、安全面からウェット路面を時速120kmで走行することは難しく、実際の挙動(トラクションの低下)を体感できたことで、ドライビングシミュレータの可能性を感じた。《自動車メーカー》- タイヤモデルの差異がドライバーの操作感にどのような影響を与えるかは、シミュレーション結果だけでは把握しきれない部分があるが、実際に自身でドライビングシミュレータを体験し、操作感や車両挙動を体感することで、モデルの意味や影響をより深く理解できた。《タイヤメーカー》- ドライビングシミュレータを単なる代替手段ではなく、新たな開発手段として、メーカーとサプライヤーが一体となり議論できる点に大きな可能性を感じた。こうした場が新しい技術革新を生み出す起点になると期待している。《自動車メーカー》
今後の展望
S&VLは、本試乗会を単なる体験イベントに留めるのではなく、「どこまで活用できるか」「何が不足しているか」を明確化する出発点と位置づけています。
今後は、S&VL、GCAPSおよびシーメンスは互いのサポート・協力を通じて、ウェットタイヤモデルの精度向上および適用領域の拡張を進めるとともに、ドライビングシミュレータと連携した評価環境の高度化に取り組んでまいります。また、PoC(概念実証)や共同研究、商用評価への展開を視野に入れ、自動車メーカー、タイヤメーカー、研究機関、ソフトウェアベンダーをつなぐハブとしての役割強化を図ります。
さらに、S&VLではウェット路面に加えてスノーやアイスなど多様な路面条件への対応を進めるとともに、近年の気候変動による降雨特性や路面環境の変化を踏まえた検証ニーズにも対応すべく、次世代タイヤモデルの開発・活用を推進し、より高度かつ現実環境に即したバーチャル開発環境の実現を目指します。

S&VLについて <https://progresstech.jp/service/svl/

S&VLは、主に自動車メーカーやサプライヤー向けに実験・シミュレーション技術を基盤としたサービスを提供する企業です。社名はSimulation & Virtual testing Lab. の頭文字をとって命名しました。
最先端のドライビングシミュレータを活用して、バーチャルテスト環境の提供から、プラントモデルの開発、評価、開発プロセス改革の提案まで、ワンストップのソリューションを提供しています。豊富な現場経験に基づく実験技術を強みとし、バーチャル技術との組み合わせによって、開発効率の向上、製品品質の向上、開発期間の短縮といった製造業の課題を解決し、製品開発の進化を目指しています。

プレスリリース提供:PR TIMES

ドライビングシミュレータによるウェットタイヤモデルドライビングシミュレータによるウェットタイヤモデル

記事提供:PRTimes

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