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■調査レポート:Web面接での不正疑惑、証拠がなくても面接官の8割超が「評価を下げる」と回答

株式会社サーティファイ

■調査レポート:Web面接での不正疑惑、証拠がなくても

面接官の7割がその場で不正を指摘せず「サイレント減点」の恐れ。生成AIの普及で、採用の公平性と評価プロセスに新たな課題。


株式会社サーティファイ(東京都中央区、代表取締役:瀧澤茂、以下「サーティファイ」)は、「Web面接(オンライン面接)における面接官の認識と対応」を調査しましたので、その結果の一部を公開します。

【調査実施の背景】
採用DXや人材獲得競争の激化を背景に、採用活動のオンライン化は急速に進み、現在ではWeb面接(オンライン面接)が主要な選考方法として広く定着しています。
しかし、2025年12月の調査では就職活動のWeb面接で学生の57%が「面接中に」生成AIを参照している事実(※参考URL)が明らかになるなど、その普及は面接準備の範囲を超え、選考中の回答支援、面接ハックにまで広がりつつあります。
特に写真のようにスマートフォンをWeb面接で使用しているPCカメラ付近に置き、生成AIの回答を確認するようなカンニングの手口は、視線の動きだけでは検知しづらい場合があります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71304/128/71304-128-839ac282fcc7b407235654cf8573f064-1537x1023.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図:スマートフォンをPCカメラ付近に置き、面接官の質問を生成AIに音声入力して回答を自動生成している様子


こうした状況を受け、サーティファイでは、2025年4月1日から2026年3月31日までの間にWeb面接(オンライン面接)の面接官を経験した方363名を対象に、Web面接における不正行為・カンニング行為への認識、疑わしい素振りがあった場合の評価・対応について調査を実施しました。

■調査サマリー
・面接官の約92%が、「Web面接で不正をする応募者がいる」と認識。
・証拠がない場合でも、8割超が「疑わしい素振り」だけで「評価を下げる」と回答。
・不正が疑われる場合、約7割が「その場で指摘せず社内に共有・報告する」と回答。

■調査期間:2026年4月10日~4月15日
■調査方法:インターネットリサーチ  
■調査対象:Web面接の面接官経験者(2025年4月1日から2026年3月31日の1年間) 
■有効回答:363人

※参考URL:就職活動のWeb面接で57%が「面接中に」生成AIを参照
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000071304.html

質問1:Web面接でどのくらいの応募者が不正をしていると思いますか?(単一回答)
N=363

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71304/128/71304-128-9fd6395f8eba88b7959b8e096645733a-1759x894.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Web面接でどのくらいの応募者が不正をしていると思いますか?


Web面接を年間3名以上担当した面接官では、「不正をする応募者はほとんどいない」と回答した割合はわずか6%にとどまりました。つまり、94%が程度の差はあれ「不正をする応募者がいる」と認識しています。さらに、年間3名以上担当した面接官の67%は「20%以上の応募者が不正をしている」と考えており、Web面接における不正行為が一部の例外ではなく、採用現場における現実的なリスクとして受け止められていることがうかがえます。

質問2:Web面接時に証拠はないものの不正と疑わしい素振りがあった場合にはどのように対応しますか?(単一回答)N=363
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71304/128/71304-128-1375f9786a0ef1f8804e3e1a0267e0f0-1562x1007.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
カンニングと疑わしい素振りがあった場合の対応


疑わしい素振りがあった場合、「その場で指摘する」と回答した割合は全体で24%にとどまりました。一方で「指摘はせず社内に共有・報告する」と回答した割合は、担当人数1-2名で66%、3名以上で71%に上りました。
この結果は、限られた面接時間内での円滑な進行や、確証がない中での指摘の難しさを背景に、面接官がその場での直接的な確認を避ける傾向にあることを示しています。
一方で、応募者に確認の機会がないまま疑念が社内共有される場合、本人の知らないところで評価に影響する可能性があり、これが結果として「サイレント減点」のような状態を生み出してしまう懸念があります。面接現場の慎重な対応が、結果として評価の透明性や公平性に課題を生じさせる可能性がある点は、Web面接ならではの運用上の論点といえます。

質問3:Web面接時に証拠はないものの不正と疑わしい素振りがあった場合には評価をどのようにしますか?(単一回答)N=363
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71304/128/71304-128-69b7ca2cef0a1cf115242c473c2d2d6a-1561x1008.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
カンニングと疑わしい素振りがあった場合の評価


証拠がない場合でも、不正が疑われる素振りがあった際に「評価を下げる」と回答した面接官は、年間担当人数1-2名で79%、3名以上で87%に上りました。
これは、Web面接における視線、話し方、回答までの間の取り方などが、採用評価に影響している可能性を示しています。一方で、緊張や考え込む癖などが不正と誤認されれば、不正をしていない応募者の評価まで下がってしまうおそれもあります。
不正を見逃さない防衛策だけでなく、悪意のない挙動を不正と誤認せず、正当な評価を守るための仕組みづくりが重要なテーマとなっています。

【総評】
応募者側では、既にWeb面接中に生成AIを参照する行為が広がっています。今回の調査では、採用側においても、不正の可能性を意識し、疑わしい素振りを評価や組織内共有に反映している実態が確認されました。
一方で、Web面接における不正判断には難しさもあります。視線や挙動だけでは不正を見逃す可能性がある一方、緊張や考え込む癖などを不正と誤認すれば、候補者体験(CX)や採用の公平性を損なう可能性があります。
生成AIの普及により、Web面接では「不正をどう防ぐか」だけでなく、「生成AIの利用をどこまで許容するか」「疑わしいと感じた場合にどのように確認し、評価に反映するか」が新たな論点になりつつあります。採用現場では、生成AI利用に関するルールを明確にしたうえで、不正対策と公平な評価をどのように両立するかが問われています。


【会社概要】
社名   :株式会社サーティファイ
事業概要 :ビジネス能力・技能に関する認定試験の開発・主催、
      実施主催試験に対応した対策問題集の開発・販売、
      オンライン試験サービス「スマート入試(R)」の開発・提供
設立   :2001年6月
所在地  :東京都中央区日本橋茅場町2-11-8 茅場町駅前ビル
代表者  :代表取締役 瀧澤 茂
URL   :https://sikaku.gr.jp/

プレスリリース提供:PR TIMES

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