アクセンチュア、AI時代のサイバー脅威と地政学リスクに対応し、重要インフラの防御を支える統合サイバーセキュリティプラットフォームを強化
アクセンチュア株式会社

オペレーショナルテクノロジー(OT)領域のサイバーセキュリティをリードするプラットフォーム企業 Dragosの株式過半取得に合意
アセット・インテリジェンスおよびエクスポージャー評価分野のリーディング企業であるrunZeroならびに、デバイスセキュリティおよびソフトウエア サプライチェーンセキュリティの先駆者であるNetRiseの買収に合意
【ニューヨーク発】アクセンチュア(NYSE:ACN)は、100億ドル規模のサイバーセキュリティ事業のさらなる強化を目的として、Dragosの株式過半数を取得するとともに、runZeroとNetRiseの全株式を取得することを発表します。これにより、電力網、パイプライン、製造・物流施設、データセンターを支える重要インフラおよび製造・生産オペレーション向けに、包括的なオペレーショナルテクノロジー(以下OT)セキュリティサービスを強化します。Dragosのプラットフォームは、物理的プロセスを制御する拡張環境全体を網羅しています。アクセンチュアが培ってきたOTセキュリティ分野における高度な専門知識、独自の産業データセット、そして重要インフラ事業者との数十年にわたる信頼関係を基盤として、新たなセキュリティ課題への対応を一層強化します。
Dragosが誇る業界随一のOT脅威検知機能、高い信頼性を備えたベンダー非依存型プラットフォーム、および独自のデータセットは、
runZeroおよび
NetRiseの買収によってさらに強化されます。runZeroの統合により、包括的なエクスポージャー評価および攻撃対象領域(アタックサーフェス)に関するインテリジェンス機能が拡充されます。さらに、NetRiseは、独自のソフトウェアサプライチェーンデータセットを有するとともに、デバイスのエクスポージャーをファームウェアレベルで可視化します。Dragosに、runZeroおよびNetRiseを統合することで、OT環境全体の状況を可視化させ、脅威の検知と対応の迅速化を実現する統合ソリューションを提供するとともに、拡張されたDragosプラットフォームの普及を推進します。これにより、産業および重要インフラ事業者は、OTネットワーク全体を一元的に可視化し、ネットワーク上で稼働するアセットの稼働状況をリアルタイムで把握しながら、サイバー攻撃に対して迅速かつ的確に対応することが可能となります。
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産業用制御システム、IoT、センサー、クラウド接続デバイス、および関連するITインフラといった、多様な重要アセットから構成される拡張型のOT環境は「xOT」と呼ばれ、成長著しい領域の一つとして注目されています。運用環境の接続性が飛躍的に高まる中、産業分野における意思決定プロセスへのAIの組み込みが進んでおり、今後数年間でxOT環境はさらなる拡大が見込まれます。一方で、AIは攻撃者側の活動にも活用されており、IT領域の侵害からOT領域を標的とする攻撃に至るまでの時間を短縮しています。地政学的リスクやAI駆動型のサイバー脅威が増大する中、サイバーセキュリティ予算の多くは依然としてIT領域に集中しており、重要インフラを支えるxOT環境は深刻なリスクにさらされています。こうした投資の不均衡を是正するべく、企業および政府機関は、防御側がAIをより効果的に活用できる環境を整えるため、xOT領域に特化した適切なデータセットの整備とサイバーセキュリティへの投資を早急に推進する必要があります。
アクセンチュア 会長兼最高経営責任者 ジュリー・スウィート(Julie Sweet)のコメント
AIを悪用したサイバー脅威や地政学的リスクが急速に高度化・複雑化する中、アクセンチュアのサイバーセキュリティ事業は2桁成長を持続しており、さらに買収などの非連続的な成長機会の取り込みを通じて、事業成長を加速しています。業界や地域を問わず、お客様からはサイバーセキュリティをより迅速かつ統合的に強化したいというニーズが高まっており、DragosにrunZeroおよびNetRiseを組み合わせることで、こうした喫緊の課題に的確に応えることが可能になります。Dragosの差別化されたOTプラットフォームは、重要インフラおよび製造・生産オペレーション市場におけるアクセンチュアの成長を後押しし、高度なサイバーセキュリティの導入拡大を通じて、長期的な株主価値の創出に寄与すると確信しています。
Dragosの共同創業者兼最高経営責任者であるロバート・M・リー氏(Robert M. Lee)のもと、runZeroおよびNetRiseはDragos(本社:メリーランド州ハノーバー、従業員数580名)の傘下で事業を展開します。Dragosは引き続き独立した事業体として運営されます。また、runZero(本社:テキサス州オースティン、従業員数66名)の最高経営責任者であるHD・ムーア氏(HD Moore)、NetRise(本社:テキサス州オースティン、従業員数57名)の最高経営責任者であるトーマス・ペース氏(Thomas Pace)、およびNetRiseの最高技術責任者兼チーフサイエンティストであるマイケル・スコット氏(Michael Scott)は、Dragosの経営に参画します。
Dragosの共同創業者兼最高経営責任者 ロバート・M・リー氏(Robert M. Lee)のコメント
エネルギーや水道システム、製造施設、データセンターなどの運用環境には、xOTによって最適化され、絶えず進化する脅威に即応できるサイバーセキュリティが不可欠です。万一の対応の遅れや不備は、社会インフラ全体に深刻な影響を及ぼしかねません。企業に求められているのは、個別のソフトウエアやサービスを組み合わせた断片的な対策ではなく、統合されたソリューションです。 runZeroおよびNetRiseを統合することで、Dragosのプラットフォームは、グローバル規模での防御を実現する唯一無二の統合プラットフォームへと進化します。さらにアクセンチュアは、数十年にわたり築いてきた企業との信頼関係や豊富な知見を活かし、世界中の重要インフラや現場オペレーションにおけるセキュリティの対象を一層拡大していきます。
Dragosは、クラウドプラットフォーム企業との連携を軸に、サイバーセキュリティソフトウェア企業やOT機器メーカーを含む、世界有数のテクノロジー企業と広範な協業関係を構築しています。今後も、ベンダー非依存の製品ロードマップを堅持しながら、マルチベンダー環境を持つお客様の運用を継続的に支援していきます。
サイバーセキュリティ領域における成長と価値創出の実績
アクセンチュアのサイバーセキュリティ事業の売上は、
2016年の7億ドルから2025年度には100億ドルへと飛躍的に拡大しました。これは年平均成長率(以下CAGR)35%に相当し、同期間におけるアクセンチュア全体のCAGRの4倍にあたります。
本買収により、アクセンチュアはOTサイバーセキュリティ市場におけるプレゼンスをさらに強固なものとします。アクセンチュアは、推定70億ドル規模のOTサイバーセキュリティサービス市場において、すでに確固たるリーダーとしての地位を築いています。今回、ソフトウエア機能の拡充により、2026年には推定270億ドル規模、2031年にはCAGR約16%で約590億ドル規模へと成長が予測される、より広範なOTサイバーセキュリティ市場へと事業領域を拡張します*。
Dragos、runZero、NetRiseの3社は、2026年6月時点で年間経常収益(ARR)が合計約2億800万ドルに達すると見込まれており、前年同期比で53%の成長となります。これらの買収は高い売上総利益率を有しており、短期的には1株当たり利益(EPS)およびフリーキャッシュフローの希薄化要因となるものの、中長期的には収益の拡大に寄与する見通しです。 アクセンチュアはこれらの買収を通じて、持続的な成長に向けた事業基盤のさらなる強化を図ります。
取引の概要
アクセンチュアは、Dragosの株式過半数ならびにrunZeroとNetRiseの全株式を取得する契約を締結しました。本件の企業価値は、通常の購入価格調整を条件として、合計で約41億7,500万ドルとなります。本取引は、必要な規制当局の承認取得を含む通常のクロージング条件の充足を前提として、2026年8月または9月に完了する見込みです。
これらの買収は、アクセンチュアが過去10年以上にわたり実施してきたOTサイバーセキュリティ分野への投資をさらに強化するものです。具体的には、
2015年のCimation、
2020年のRevolutionary Securityに加え、
Callisto、
Electro 80、
True North Solutions、
SYSTEMAなどのOT領域に特化した企業の買収が含まれます。
アクセンチュアについて
アクセンチュアは、世界をリードする企業や組織の中核にデジタル技術を実装し、AIの力を最大限に活用することで、あらゆる業界のお客様に迅速な価値創出と継続的な変革をもたらす支援をしています。アクセンチュアは、お客様に最も選ばれる変革のパートナーであり続けること、安全かつ広範なAI導入をけん引すること、そして最もお客様志向で、AIにより強化された働きがいのある企業であり続けることを最優先に掲げています。約799,000人の人材が、アクセンチュア独自のアセットやプラットフォーム、プロセス、業界の専門知識、そして強固なエコシステムパートナー企業との連携を結集し、戦略立案から実行、運用に至るまで一貫したソリューションを提供することで、大規模で具体的な成果の創出を実現します。
アクセンチュアは、「リインベンション サービス」を通じて、サイバーセキュリティ、デジタルコア、ファイナンス、インダストリー アンド エンタープライズ、ソング、サプライチェーン アンド エンジニアリング、タレントといった幅広い領域において、AI・データ、業界・業務、およびテクノロジーに関する高度な専門性に基づくサービスを提供します。
アクセンチュアは、世界で約9,000のお客様にサービスを提供し、2025年度の売上は約700億米ドルでした。
アクセンチュアの詳細は
www.accenture.com/us-en を、
アクセンチュア株式会社の詳細は
www.accenture.com/jp-ja をご覧ください。
*アクセンチュアが委託した主要アナリスト会社による調査
MarketsandMarkets(TM):「
Operational Technology(OT)Security Market Report 2026-2031」(ソリューション別、地域別、技術別)
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プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes