【西表島ホテル】構想から約4年、島内の資源循環を目指す「環パインプロジェクト」が初のサイクルを実現!
星野リゾート

~収穫したピーチパインを通じた宿泊客への魅力発信と、竹富町の学校給食への寄贈を通じた郷土愛の醸成~
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33064/2287/33064-2287-62ed1b80160a101da07f21b5001fcd65-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
初収穫を共に行ったパイン農家とホテルスタッフ
世界自然遺産に登録された西表島で、日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指す「西表島(いりおもてじま)ホテル by 星野リゾート」は、島のパイン農家とともに取り組んできた「環パインプロジェクト」で、ホテル産の堆肥で育てたピーチパインの初収穫を6月11日に迎えました。これは、島のパイン農家(西表島トロピカルフルーツ生産組合)と協業し、島内における持続可能な循環型農業の構築を目指して取り組んできた「環パインプロジェクト」が、初めて一つのサイクルを完成させた成果です。収穫したピーチパインは宿泊者への提供を通して、ピーチパインの美味しさや地産品の魅力を宿泊客へ伝えるとともに、竹富町の全小中学校に学校給食として寄贈し、子どもたちの郷土愛を深める機会を提供しました。
背景
現在、日本の農業は化学肥料原料のほぼ100%を海外に依存しており、国際情勢の緊迫化や円安によって肥料価格が高騰するリスクを常に抱えています。特に西表島のような離島では、そこに『船の輸送費』が上乗せされるため燃料高騰の煽りも受けやすく、農家の経営圧迫は本土以上に深刻です。さらに、化学肥料の使用に伴う土壌環境の劣化も、持続可能なパイン生産を続けていく上での深刻な課題となっています。こうした離島特有の課題に対し、西表島では、長年パイン農家を中心とした循環型農業に取り組んできました。西表島ホテルは2022年よりこの活動に参画し、本プロジェクトの企画に至りました。本プロジェクトのサイクルを継続・発展させることで、地場産業の活性化と観光価値の向上を目指し、西表島全体における持続可能な資源循環の促進に取り組んでいきます。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33064/2287/33064-2287-8dea73a0b77c916dcc32a97b19bd346e-2800x1867.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ピーチパインを通じて循環型農業のサイクル構築を目指す「環パインプロジェクト」
農家と待ち望んだ2年越しの初収穫、島の未来を紡ぐ資源循環の第一歩
1.農家と歩んだ資源循環の結実。農家も太鼓判を押す糖度と品質を実現
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33064/2287/33064-2287-c0073d2eda03200a8787f73971410517-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
収穫したピーチパインの糖度を計る様子
[画像4:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33064/2287/33064-2287-6445138ca600a1b4db942a376b056f7b-3000x2000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
従来の化学肥料使用量からの約66%削減
本プロジェクト初となる収穫は、堆肥作りから堆肥の散布や苗の植え付けを共に行ってきた「西表島トロピカルフルーツ生産組合」の農家と、ホテルのスタッフが協同して実施しました。収穫量目安がおよそ800kg~1000kgのうち、初回に収穫できたピーチパインは合計で147.5kg。農薬の使用を控えた栽培であることに加え、化学肥料の使用量を、沖縄県の慣行栽培基準(*1)に対し約95%、島内における従来の使用量から約66%削減したものの、「1玉平均725.9g」「平均糖度20.9%」のピーチパインを収穫することができました。これは、西表島での収穫の目安としている1玉約600gを上回る成果となりました。初収穫で採れたピーチパインを試食した、パイン農家の平井伯亨氏は「通常の化学肥料の使用量を抑えながら、この糖度と実のなりは上出来。」と、その出来栄えを高く評価しています。ホテルの生ごみや島内産のお米から生まれたもみ殻・米ぬかなどを活用した「完熟堆肥」が育んだ芳醇なピーチパインを共に収穫することは、事業者と生産者が手を取り合う、持続可能な地場産業の発展に向けた新たな一歩となります。
*1 沖縄県農林水産部による「
対象農産物及び農薬並びに化学肥料の使用基準(令和6年2月現在)」より
2.食体験を通じて、西表島産パインの価値を宿泊客へ広く発信
[画像5:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33064/2287/33064-2287-945119530e17e882b02a16cd5a5e1621-1920x1280.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
宿泊者への振る舞いの様子
収穫した本プロジェクトのピーチパインは、宿泊客への振る舞いとして提供されました。プロジェクト発足当初から目標として掲げていた「自分たちが作ったパインを宿泊客に振る舞い、島の魅力を伝える」という約束が、4年の歳月を経てついに形となりました。この食体験は単なるサービスにとどまらず、市場に出回ることが珍しい希少な西表島産ピーチパインの価値を、島外から訪れる多くの観光客に広く知ってもらうための大切な機会です。果肉が柔らかく芯まで食べられる完熟パインならではのみずみずしい味わいをダイレクトに体験してもらうことで、市場では滅多に出会えない特別な特産品の魅力を、島外へ発信する機会となりました。
3.竹富町の全小中学校の給食へ寄贈し、子どもたちの郷土愛を深める機会を醸成
[画像6:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33064/2287/33064-2287-b6c7182a3085bdd356662ea5a2fa6217-3900x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
竹富町教育委員会との環パイン寄贈式
さらには、7月2日に本プロジェクトのピーチパインが育った「環パイン畑」にて、竹富町教育委員会教育長との「環パイン寄贈式」を執り行いました。寄贈されたピーチパインは竹富町の全小中学校へ届けられ、学校給食を通じて子どもたちに提供されます。給食時には当プロジェクトの資料も配布し、地元の希少な特産品であるピーチパインの魅力とともに、離島の厳しい環境下でも持続可能な生産を未来へ繋ぐため、地域の農家が中心となって循環型農業に注いできた情熱やたゆまぬ努力を伝えました。未来を担う子どもたちが、西表島が誇る特産品の価値と、未来に向けて挑戦を続ける生産者の取り組みを知ることで、郷土への誇りと愛情をより深める機会となることを期待しています。
「環パインプロジェクト」での取り組み
<堆肥化の準備と1次処理>
ホテル内のレストランで出た生ごみを堆肥化するために、2024年4月に西表島ホテルの敷地内に堆肥舎を設置しました。1次処理では、生ごみを床材(*2)に混ぜ込む作業を行います。堆肥化の過程で使用する床材の材料は、島の米農家から提供されるもみ殻や米ぬかなど、島内にあるものを活用しています。島内の様々な関係者が協力し合うことで、島内における農業の持続可能な循環の構築を
目指しています。
[画像7:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33064/2287/33064-2287-96add556ae9938420fdf7dc918cf3a50-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<堆肥の2次処理と完熟堆肥の完成>
堆肥の1次処理が完了し、2024年7月から2次処理の作業を開始しました。この作業では、新たに米ぬか
や水を混ぜ込んで堆肥を再発酵させます。3~4か月間発酵を継続させることで、完熟堆肥(*3)が完成します。
<完成した堆肥をパイン畑に撒き、ピーチパインを植えつけ>
完成した堆肥をパイン農家に還元し、パイン畑に肥料として散布しました。堆肥をパイン畑に撒く作業にはホテルスタッフも参加。堆肥を撒いた畑には、実際にピーチパインの植えつけも行いました。ピーチパインの収穫は植え付けから2年後。パイン農家と一緒に成長を見守りながら栽培をしました。
[画像8:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33064/2287/33064-2287-5a3a0a5e7492bf3a966d9f5c6feabc1b-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
*2 もみ殻と米ぬかを短期間発酵させて作られた資材。微生物を多く含み、それらが生ごみを分解する活動を助けます。
*3 有機物が微生物の作用によって分解され、十分に腐熟化した状態の堆肥のこと。
島のパイン農家の協力
<西表島トロピカルフルーツ生産組合>
西表島の西部地区にあるトロピカルフルーツ生産農家が集まって結成された組合。新たな発想を積極的
に取り入れながら、地域の課題を農業を通じて解決するための活動に取り組んでいます。島内にあるも
のを利用して堆肥を作り、有機質肥料を使用した美味しい果物の生産ができる体制構築のための活動な
ど、島内での持続可能な農業の循環の構築を目指して活動しています。
[画像9:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33064/2287/33064-2287-6dabe9a40fd1919b71a5829a929f494a-3900x2599.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【参考】「ピーチパインの学校」
この先も西表島の自然や文化を残していくためには、地元の方々がその魅力を深く理解し、関心を高める取り組みが重要だと考えています。そこで、次世代を担う子どもたちが地域の魅力を再発見し、郷土愛を育むきっかけとなるよう、毎年地元の小学生を招いて「ピーチパインの学校」を開催しています。現役のパイン農家によるレクチャ
ーや実際の収穫体験を通じて、子どもたちが地元への誇りや愛情を深める機会を提供しています。
[画像10:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33064/2287/33064-2287-111662d8333ec57ed6e3795c84dacd6b-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■西表島ホテルの主な取り組みと開始時期
開始時期は取り組みにより異なりますが、2020年よりパイン農家と協力し、島の課題解決に向けた活動を徐々に展開してきました。
<主な活動履歴>
2020年: パイン農家と協力し、島の課題解決に向けた活動を開始
2021年: パイン畑での収穫体験を含む「春のピーチパイン祭り」を初開催
2022年2月: 島内で出た生ごみを堆肥化し、再資源化する取り組みを開始
2023年6月:地元の小学生へ「西表島ピーチパインの学校」を初開催
2024年4月: ホテルの生ごみを堆肥化する循環型農業「環パインプロジェクト」が本格的に始動
2024年8月: ホテルで作った完熟堆肥を、栽培期間の短い野菜畑で試験的に使用
2024年11月: 「環パインプロジェクト」で完成した堆肥を、ピーチパイン畑に散布し、農家と一緒に苗の植え付けを実施
2025年4月: 5周年を迎えた「春のピーチパイン祭り」を地域全体に広げ、経済効果を波及させる取り組みを計画・実行
2025年4月:地元の小学生を対象とした「西表島ピーチパインの学校」にて、ピーチパインの収穫体験を新たに実施
2026年6月: 「環パインプロジェクト」で初収穫を迎え、宿泊者への振る舞いを通して、資源循環サイクルを完成
2026年7月: 環パインを竹富町の全小中学校の学校給食へ寄贈し、生産者の想いや未来への挑戦を伝え、子どもたちの郷土愛を育む機会を醸成
西表島ホテルとパイン農家との出会いから、環パインプロジェクト発足に至るまで、島の課題解決に向けて共に取り組んできた活動の裏話を「PRTIMES STORY」で公開しています。
記事:
https://prtimes.jp/story/detail/9B5VQziYoax
■星野リゾートの「勝手にSDGs」
星野リゾートは、経済価値と社会価値を両立する「CSV経営」(*3)を重視し、サステナビリティ推進に取り組んでいます。1914年に長野県軽井沢町で「星野温泉旅館」を開業し、1917年には自力で木製水車による水力発電を開始。さらなる電力を得るため、1929年に第一水力発電所を完成させました。1990年代からは本格的に環境経営に取り組み、エコツーリズムの推進や廃棄物の削減など、SDGs(*4)誕生前から本業を通じて地域の課題解決に取り組んしてきました。現在はSDGsを「CSV経営の推進ツール」と捉え、「社会から求められる義務ではなく、自らの価値観に基づいて主体的に取り組む」という想いを込め、当社の取り組みを「勝手にSDGs」と題してご紹介しています。
【参考】
https://hoshinoresorts.com/jp/aboutus/sdgs/
*3 CSV : 共通価値の創造。企業が本業を通じて社会課題の解決を目指すアプローチ
*4 SDGs : 持続可能な開発目標
西表島ホテル by 星野リゾート
西表島ホテルは日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指し、マ
イボトルの貸し出しやロードキル防止活動など環境に配慮しなが
ら、世界遺産に選ばれた島の魅力と価値を感じるネイチャーツアー
を、一年を通して提案します。
所在地 :〒907-1541 沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
電話 :050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
客室数 :139室・チェックイン:15:00/チェックアウト:11:00
アクセス:石垣港離島ターミナルより西表島上原港行きフェリーにて約45分、上原港から車で10分
URL :
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/iriomote/
[画像11:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33064/2287/33064-2287-97182cba885020f225f4fa01c86480ed-3408x2272.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes