AIと啓発がつなぐ紙リサイクルの新たな可能性
公益財団法人古紙再生促進センター

紙パルプ研究発表会で発信した、大学との共創モデル
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紙パルプ技術協会主催「第93回紙パルプ研究発表会」会場において
公益財団法人古紙再生促進センター(東京都中央区)は、2026年6月24日(水)に東京大学弥生講堂で開催された紙パルプ技術協会主催「第93回紙パルプ研究発表会」において、跡見学園女子大学 安藤生大教授が開発した雑がみ分別支援AIアプリ「ECOPON」と、当センターが推進する啓発活動「雑がみさまを探せ!」との連携について発表しました。
本発表では、紙リサイクルにおける「認知と行動のギャップ」に対し、デジタル技術と啓発施策を組み合わせた新たなアプローチの可能性が示されました。
AIで実現する“わかりやすい分別”と行動変容
安藤教授は、雑がみ分別支援AIアプリ「ECOPON ver.2」と、啓発活動「雑がみさまを探せ!」を組み合わせた環境学習プログラムについて発表しました。
紙リサイクルにおいては、「分別方法が分かりにくい」「手間がかかる」といった理由から、家庭内で十分に資源化されていない雑がみが多く存在しています。こうした課題に対し、AIを活用した分別支援と、親しみやすい啓発施策を組み合わせることで、理解と行動の両面からアプローチする必要性が示されました。
「ECOPON」は、スマートフォンで撮影した紙の種類をAIが判別し、分別を支援するアプリで、利用者が楽しみながら学べる仕組みが特徴です。クイズ機能なども取り入れることで、体験と知識を行き来しながら理解を深められるよう設計されています。
発表では、本アプリと「雑がみさまを探せ!」を活用したワークショップの実践事例も紹介され、子どもから保護者へと環境意識が広がる様子や、参加者の理解・関心の向上が報告されました。
これらの結果から、デジタル技術と啓発活動を組み合わせることで、紙リサイクルにおける行動変容を効果的に促進できる可能性が示されました。
“気づき”から“行動”へつなげる連携の取り組み
当センターが推進する「雑がみさまを探せ!」は、家庭内に眠る雑がみへの気づきを促し、資源としての回収を後押しする啓発活動です。
今回の発表では、安藤教授が開発した「ECOPON」と本活動を連携させることで、理解の促進にとどまらず、実際の分別行動へとつなげる実践的な取り組みが紹介されました。
具体的には、ワークショップなどの場において、「雑がみさまを探せ!」による気づきの創出と、「ECOPON」による分別支援を組み合わせることで、参加者がアプリを活用して判断し、実際の啓発資材を用いて分別に取り組むまで一体となった啓発を実施しました。
こうした取り組みにより、子どもから保護者へと環境意識が広がる様子や、日常生活における分別行動の定着につながると期待しています。
共創で広がる分別の未来 ~多様な連携が生み出す新たな可能性~
センターでは、分別支援の新たなあり方を探る取り組みを、大学をはじめとする多様なステークホルダーとの連携のもとで推進しています。それぞれの専門性や知見を持ち寄りながら、分野や立場を越えた対話と協働を重ねることで、新たな視点や発想を取り込み、取り組みの可能性を広げています。
こうした連携は、単なる役割分担にとどまらず、相互に学び合いながら価値を共につくり出していく「共創」のプロセスそのものです。大学との研究的な知見の共有、自治体との現場視点での意見交換、企業との技術的な検討など、多様な主体との関わりを通じて、分別をより身近で取り組みやすいものへと発展させていくことを目指しています。
今後もセンターは、こうした連携の輪をさらに広げながら、共創による価値創出に取り組んでいきます。多様な主体との協働を通じて、分別の新たな可能性を切り拓き、持続可能な社会の実現に向けた基盤づくりを進めていきます。
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雑がみさま
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エコポン
(コメント)跡見学園女子大学 教授 安藤 生大
雑がみは家庭内にある身近な「資源」でありながら、「分別方法が分からない」「判断に迷う」といった理由で、十分に回収されていない現状があります。雑がみ分別支援AIアプリ「ECOPON」は、楽しみながら雑がみ分別を学び、実際の行動へつなげることを目的に開発しました。「雑がみさまを探せ!」とのコラボで、雑がみ分別をより身近で実践しやすいものへ発展させていきたいと考えています。
(コメント)古紙再生促進センター 専務理事 川上 正智
紙リサイクルでは、「分別方法が分からない」「判断に迷う」といった日常の小さな壁が、資源循環を妨げる一因となっています。AIなどの新しい技術は、こうした課題を解決する手段であるとともに、「やってみよう」という行動変容を引き出すきっかけとしても期待しています。一方で、技術だけでは行動は変わりません。大学の研究、企業の技術、自治体や地域での実践、そして当センターの啓発活動、それぞれの特色を生かした共創を積み重ねながら、紙リサイクルをより身近で実践しやすいものへと発展させていきたいと考えています。
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雑がみさまを探せ!啓発チラシ
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雑がみさまを探せ!啓発袋
プレスリリース提供:PR TIMES




記事提供:PRTimes