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「責任ある生成AI活用」の実践モデルを構築し、査定自動化のシステム実装に着手

株式会社Finatextホールディングス

「責任ある生成AI活用」の実践モデルを構築し、査定自

~「生成AIによる業務のブラックボックス化」を抑止し、責任ある金融サービスを提供する実践モデルを構築~


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12138/618/12138-618-72565e45371b466d4eb9982b5673da61-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 「誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会」の実現を目指す日本生命グループのニッセイプラス少額短期保険株式会社(代表取締役社長:今西 秀幸、以下「ニッセイプラス」)と、AI時代の金融インフラを提供するFinatextグループの株式会社Finatext(代表取締役CEO:木下 あかね、以下「Finatext」)は、生成AI活用の課題である業務のブラックボックス化を抑止しつつ査定業務を自動化する実践モデルを構築し、システム実装に着手したことをお知らせいたします。
 本取り組みは、生成AI活用における「ブラックボックス化」「信頼性・説明責任の確保」といった、金融機関にとってとりわけ重要な課題を踏まえた実践モデルを実現するものです。
1.取り組みの背景
 生成AIの急激な技術進展を受け、保険会社等の金融機関においても生成AIを活用する取り組みが進んでいます。一方で、生成AIの活用には以下の課題が指摘されています。
- 判断プロセスの不透明性(ブラックボックス化)- 判定のばらつきに対するコントロールの難しさ(ハルシネーション(幻覚)、公平性・バイアス等)- 結果に対する説明責任の担保
 生成AIが「それらしい判断ができるから」と委ねる範囲を広げると、金融機関として不可欠な「判断根拠・判断プロセスの妥当性を確保し説明責任を果たす」ことが困難となる課題が顕在化しています。生成AIに関し「先進技術を実験利用し評価する」局面から「ガバナンスを伴うAI活用により実践的に業務適用していく」局面に移る中で、これらの課題の解決が金融機関にとって必須命題となっています。

 また、金融機関が生成AIを保険サービスに活用するには以下の課題も解決する必要があります。
- 業務適用したAIエンジンが陳腐化しないよう業務影響なくアップデートできる仕組み- 新商品導入・商品改定等の都度、AIの学習コスト・品質保証コストが多大にかからない仕組み- お客様の情報が意図せず第三者に開示されることのない仕組み
 一時的に生成AIを活用した業務を構築しただけでは長期に亘る保険サービスとしては十分ではなく、AIの急激な技術進展にキャッチアップし続け、激しく変動するビジネス環境に機動的に対応し、それを金融機関に求められる信頼性あるサービスとして責任もって提供し続けることが求められます。

2.「責任ある生成AI活用」実践モデルの構築
 これら生成AI活用における課題を解決しお客様に責任ある保険サービスを提供し、その上で査定業務の効率化手段として採用できるコスト水準で実現可能な「実践モデル」を構築しました。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12138/618/12138-618-c63f59a7c70d67dfbefeff508439f676-861x443.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


◯生成AIの役割は画像解析に限定、かつAIの判断プロセスが検証可能
- 広範・複雑な役割を生成AIに担わせると「判断プロセスのブラックボックス化」「制御困難な判定のゆらぎ」「判断根拠の検証ができない」といった問題が生じるため、生成AIの役割を画像解析に限定(従来の学習型AIに比して大幅に低い学習コストで画像解析機能を実装可能)- 加えて、生成AIには判定結果だけでなく判断根拠(画像から抽出した情報や判断内容)も出力し検証できるようにしておく(画像解析に役割を限定することで判断根拠の検証性が確保され、ブラックボックス化を回避・説明責任が担保できる)
◯査定ロジックはコーディング型システムで実装し、可視化して制御する
- コーディング型システムで実装し可視化して制御することで、約款に基づく厳格な判定が求められる査定ロジックにおいて判定のゆらぎやブラックボックス化を排す- ロジックが可視化されているため、想定外の結果が生じた場合も原因と問題箇所を明確に確認でき、改修範囲も特定可能。金融機関に求められる説明責任を確保する
◯人の伴走なしの「完全自動化」を見据えた設計
- ロジックがコードとして可視化されテストによる品質確認が可能なため、AIの判定結果を人が恒常的にチェックする運用を前提とせず、完全自動化に到達できる設計- まずは承認者が結果を確認する運用から始め、問題ないと判断できた領域から段階的に承認レスの自動査定へと拡大していく
◯新商品・商品改定等への俊敏な対応
- ロジックが可視化されており、査定ロジックの追加・変更は差分のみ実装すれば対応できる- 生成AIに約款を再学習させる方式と異なり、短期間・低コストで柔軟に業務の追加・変更が可能
◯長期運用に耐える、信頼性の高い生成AI解析基盤
- 専用のクローズな環境を構築し再学習による微修正も行わないことでお客様情報の第三者への意図しない情報開示を防止- AIのモデルやバージョンは基本的に固定とし、計画的にアップデートさせ、アップデート前後の判定結果を比較評価して業務影響を検証する- AIエンジンと解析処理を疎結合に保ち、解析処理に影響を与えずAIをアップデート
3.「Inspire」を基盤としたシームレスなAI査定の実現
 ニッセイプラスは、Finatextが提供する保険ビジネスプラットフォーム「Inspire」を基幹システムとして利用しています。Inspireは疎結合設計・柔軟で拡張性あるデータモデル・API前提の構造を備えた「AI-Ready」なシステムです。
 今回の取り組みでは、Inspireの設計思想に基づいたAI査定基盤を構築しInspireの標準機能に追加・拡張することで、スピーディにAI査定基盤を立ち上げるとともに、サービスイン後も査定業務の追加や査定ロジックの改修を柔軟かつ機動的に実現できる構成としています。
 Finatextグループでは、スマートプラス少額短期保険株式会社において査定文書を生成AIで自動作成する「査定支援LLM」を2025年より本番稼働させているほか、株式会社ナウキャストでも不動産領域等で非定型書類のAI読み取り・構造化技術を蓄積しています。
 加えて、これらの取り組みにおいてAIガバナンス方針やヒューマン・イン・ザ・ループの概念を設計・実装に組み込んだ実績を有しており、ニッセイプラスが本取り組みにおいて重要な指針とする「責任ある生成AI活用」と高い親和性を持つパートナーとして、本プロジェクトの技術基盤を担っています。

4.本格的な業務適用に向けたアプローチ
 「責任ある生成AI活用」実践モデルの本格的な業務適用に向けて、段階的な適用拡大を実施します。
- 定型性が高く処理件数の多い 「スマホ保険」の引受査定業務への先行導入- 「自動査定結果を人が承認する」形からスタートし、品質が安定したと判断できたものから人による承認を伴わない自動査定に移行- 適用する商品・業務を段階的に拡張

5.今後の展望について
 本取り組みは、生成AIの活用が不可避な社会情勢と、急激な技術進展と共に増大するAI活用のリスクの両面を踏まえつつ、「先進技術の実験・評価」局面から、「ガバナンスを伴うAI活用により実践的に業務適用していく」局面に移る中で、信頼性あるサービスを長期に亘り提供することが求められる金融機関が実践可能なモデルを構築し、速やかに業務適用していくことを狙いとしています。
 ニッセイプラス・Finatextは本取り組みを通じ、「説明責任を果たせる実践的金融インフラ」「保険業務における生成AI活用のベストプラクティス」を確立し、生成AIのポテンシャルをお客様や提携企業様へのサービスに最大限還元することを目指して取り組みを推進してまいります。


■会社概要
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/12138/table/618_1_49ee9d462553b73da94cb7f72038e218.jpg?v=202607030215 ]
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/12138/table/618_2_f342bc5f1e98e87c65b788a54dfca99f.jpg?v=202607030215 ]

プレスリリース提供:PR TIMES

「責任ある生成AI活用」の実践モデルを構築し、査定自

記事提供:PRTimes

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