懸賞金総額最大8000万円「NEDO Challenge, Satellite Data -衛星データで革新する未来の都市インフラ-」の公募を開始しました
NEDO

宇宙からの視点でインフラの高度化を促進します
NEDOは、技術課題および社会課題の解決に資するシーズ・解決策を、懸賞金型の研究開発方式(コンテスト形式)により募集する「NEDO懸賞金活用型プログラム」(以下、本プログラム)を実施しています。
このたび、その新たなテーマとして、「NEDO Challenge, Satellite Data -衛星データで革新する未来の都市インフラ-」(以下、本事業)の公募を本日7月15日に開始しました。
本事業は、社会インフラ分野に関連する課題の解決に向け、衛星データの活用可能性の拡大に資する技術・ソリューションの開発成果に応じ、2テーマ合計で総額最大8000万円の懸賞金を交付します。
NEDOは、本プログラムを通じて、将来の社会課題の解決や新産業の創出につながるシーズの早期発掘を図るとともに、共同研究などの機会の創出、当該シーズの実用化および事業化の促進を目指します。
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図 「NEDO Challenge, Satellite Data -衛星データで革新する未来の都市インフラ-」のロゴマーク
1.概要
日本ではインフラの維持管理の担い手不足やインフラの急速な老朽化、人口減少・人口偏在化の進行に加え、自然災害の激甚化・頻発化が進んでいます。こうした状況を踏まえ、テクノロジー活用によるインフラ維持管理の効率化や防災・災害対応の高度化が強く求められています。これらの課題の解決に向けては、衛星や各種センサなどから得られるデータを活用し、新たなインフラマネジメントや防災・災害対応のあり方を構築・実装していくことが不可欠です。さらに、国土交通省が主導する「PLATEAU※1」において整備される3D都市モデルなどと、衛星や各種センサなどのデータを組み合わせることで、これらの取り組みのさらなる効率化・高度化が期待されています。
一方で、衛星データの活用はまだ発展途上にあります。その普及を促進し、宇宙産業の競争力を高めるためには、より優れたアイデアの創出が不可欠です。経済産業省およびNEDOは、ますます複雑化する社会課題と高度化する技術とのマッチングの場を提供するとともに、成果事例の継続的な発信を通じて、自律的なビジネス創出の道筋の確立を目指し、本プログラム※2を推進しています。
本事業は、社会インフラ分野の課題解決に資する衛星データなどの活用技術を収集・分析し、将来の共同研究などにつながる革新的かつ独創的な技術シーズを、懸賞金型の研究開発方式※3を通じて発掘します。
2.懸賞広告(公募)の詳細と今後の予定
【衛星データを活用したソリューション開発のテーマ】
テーマ1:インフラマネジメント及び都市活動における課題解決に資する技術開発
衛星データを活用した、インフラ構造物の劣化などの点検や監視、インフラ周辺状況のモニタリング、3D都市モデル等の作成・更新、土地利用変化・建物更新の把握、交通量などの都市活動のモニタリングなどの課題解決に資する技術開発を募ります。
具体的な応募例
・インフラ構造物の劣化などの点検やモニタリングの効率化・高度化・人手不足解消
・河川・港湾・海岸・ダムなどの浸食・堆積や地盤変動等の広域的・時系列的な変状把握
・インフラ周辺状況(地盤、植生・樹木、土地利用など)の継続的な変化把握およびこれまで把握が困難であった地下空間や周辺リスクの把握
・インフラ点検の評価・診断や予防保全計画策定の効率化など、広域インフラ管理や複数インフラのマネジメントサイクルへの衛星データ活用
・3D都市モデルなどの生成や都市計画基本図等の作成における、土地利用変化(空き家・空き地化、建物の更新など)の把握、地上や地下の物体・空間、物体の分類・識別の高度化
・都市の交通量・人流のモニタリングにおける、衛星データと他データを組み合わせた都市活動分析の高度化
テーマ2:インフラに係る防災・災害対応における課題解決に資する技術開発
衛星データを活用した、災害リスク評価、災害・異常検知、災害時の広域的・動的な状況把握、3D都市モデルなどと組み合わせた災害状況の可視化などの課題解決に資する技術開発を募ります。
具体的な応募例
・平時の災害リスク評価
・災害発生前の異常検知や予兆把握
・浸水や河川水位などの広域的・動的な状況の把握
・発災直後の迅速な複数インフラ被災状況や道路閉塞(電柱倒壊、車両乗り捨てなどを含む)の把握
・応急対応期の広域的・継続的な情報把握およびインフラ復旧へ向けた応急対応・復旧計画立案
・3D都市モデルなどと組み合わせた、発災時の広域的な状況の可視化や、平時の災害リスクの可視化
【懸賞金額】
1位2000万円、2位1000万円、3位500万円(2テーマの賞金総額最大8000万円)
テーマ1、テーマ2の受賞者それぞれに交付します。
また上記の賞金とは別に、特別賞などを授与することがあります。
【今後の予定】
・公募期間:2026年7月15日(水)~8月31日(月)
・1次審査(書類審査):2026年9月上旬~10月下旬
・システム開発およびメンタリング:2026年10月下旬~2027年5月下旬
・2次審査(ピッチコンテスト):2027年7月中旬
・懸賞金交付:2027年9月(予定)
【公募サイト】
応募方法、応募様式などは下記Webサイトをご確認ください。
NEDO Challenge, Satellite Data -衛星データで革新する未来の都市インフラ-[k柿1.1]
https://space-data-challenge.nedo.go.jp/infrastructure/
【注釈】
※1 PLATEAU
PLATEAU(https://www.mlit.go.jp/plateau/)は、国土交通省がさまざまなプレーヤーと連携して推進する、日本全国の都市デジタルツイン実現プロジェクトです。都市活動のプラットホームデータとして3D都市モデルを整備し、さまざまな領域でユースケースを開発しています。さらに、誰もが自由に都市のデータを引き出せるよう、3D都市モデルをオープンデータとして提供しています。
※2 本プログラム
事業名:NEDO懸賞金活用型プログラム
事業期間:2023年度~
事業概要:NEDO懸賞金活用型プログラム
https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100268.html
※3 懸賞金型の研究開発方式
諸外国では、政府や財団が研究開発の目標を掲げて多数の応募者を募り、さまざまなアイデアやアプローチをコンテスト形式により競わせ、開発期間を終えた段階などで、目標水準以上の成果を上げた者のうち上位数者に対して懸賞金を支払う仕組み(懸賞金型の研究開発方式)を採用しています。日本では、同方式の実施例はまだ多くありませんが懸賞金は民法に定められており、本プログラムも民法に基づき懸賞金を交付します。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes