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SAR衛星の国内組立・試験能力習得に向けてトレーニングを開始

株式会社IHI

SAR衛星の国内組立・試験能力習得に向けてトレーニン

~世界最大級の小型SAR衛星コンステレーションで防衛・防災を支援するICEYEとのトレーニングプログラムにより日本国内へのノウハウの移転を加速~


 IHIは、フィンランドのICEYE Oy(アイサイ、本社:フィンランド、共同創設者兼CEO:ラファル・モドジェフスキ、以下「ICEYE」)との間で締結した衛星の調達契約に基づき、国内での組立・試験の実施に向けてトレーニングプログラムを、このたび、開始しました。

 ICEYEは、合成開口レーダー(SAR) 衛星(※)による宇宙からの主権的インテリジェンスの分野で世界をリードする企業です。ICEYEから調達する4基のSAR衛星のうち2基の衛星は、日本国内で組立・試験を行う計画です。IHIはこれに向けて、技術者および組立・試験作業者5名をフィンランドのICEYE本社へ派遣し、約5週間にわたるトレーニングを実施します。このトレーニングにおいて、ICEYEの衛星の組立・試験に関する座学および組立・試験エリアでの実習を行うことで、IHIでICEYE衛星の組立・試験を実施するための知識、スキル、ノウハウを段階的に習得します。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89117/332/89117-332-6350199de7e1f469cd4c3f359e897ca0-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ICEYEでの座学によるトレーニングの様子

 IHIは、本トレーニングで得たスキル・ノウハウを活用し、9月以降にSAR衛星2基の組立・試験を国内で実施する計画です。これらの衛星は、2026年度第4四半期に打上げを予定しています。
本取り組みは、IHIにとって、衛星から取得したデータの利活用・提供に加え、主権的な地球観測インフラの構築・維持において必要な国内製造能力を備える段階へと進む、重要な転換点となります。国内でSAR衛星の組立・試験能力を獲得することで、日本として必要な宇宙インフラを自律的に構築し、日本および同盟国や同志国に対して高品質なインテリジェンスを提供することを目指します。

 昨今、国際的に地政学的緊張が高まる中、持続的な海域監視と、いかなる状況下においても情報収集・分析が可能なインテリジェンス能力に対する需要が高まっています。IHIがデータ取得を開始したSAR衛星は、昼夜・天候を問わず高解像度の衛星データが取得可能であり、海域監視、重要なサプライチェーンの保護等の安全保障分野において極めて重要な役割を果たす衛星です。

 IHIは、2025年10月、ICEYEと安全保障、公共および商業利用を目的とする地球観測衛星データを提供するため、最大24基のSAR衛星のコンステレーション構築に向け、同社製SAR衛星を調達する契約を締結しました。
 当該契約に基づきIHIでは4基の衛星を調達し、さらにオプションとして、追加で20基の衛星を製造・運用していく計画です。なお、当該契約で調達する4基のうち2基は、すでに軌道上で運用を開始しており、本年4月から衛星データの取得を開始しています。
引き続き、衛星から取得するデータに関する需要の発掘活動やユースケースの創出活動を実施し、最大24基体制のコンステレーション構築を目指します。

 IHIが構築を目指す衛星コンステレーションは、将来的にはSAR衛星に加えて、光学センサー、VDES(次世代自動船舶識別システム)、電波収集(RF)、赤外線(IR)、およびハイパースペクトル(高い波長分解能)などの複数の衛星を追加する構想です。陸上や海上での作戦活動に必要な目標検出および追跡能力の提供を可能とすることで、日本の国家安全保障および経済安全保障に貢献します。さらに、衛星データや撮像キャパシティの相互共有を通じて、同盟国や同志国との協力と連携を深化する上でも重要な役割を果たすことを目指しています。

 IHIは、「技術をもって社会の発展に貢献する」という経営理念のもと、ものづくり技術を中核とするエンジニアリング力をもって、衛星コンステレーションの整備を主導します。さらに、IHIグループが一体となり陸・海・空・宇宙の多領域においてあらゆる情報を収集し、ニーズに合わせ分析したデータを提供することで、安全・安心な社会の実現に貢献していきます。


IHI 代表取締役副社長執行役員 航空・宇宙・防衛事業領域長 佐藤 篤のコメント
「ICEYEとのパートナーシップを通じて、IHIはSAR衛星を日本国内で組み立て・試験するために必要な技能と実務経験を獲得しつつあります。これは、主権的な地球観測衛星コンステレーションに不可欠な国内製造基盤を構築するうえで、重要な一歩です。日本においてこの能力を強化することで、日本はもとより、同盟国および同志国の安全保障に貢献していきたいと考えています。」
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89117/332/89117-332-20899f964fed70363f55d9c3ebf1ac16-2417x1757.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
左から、ICEYE共同創設者兼CEOラファル・モドジェフスキ氏、IHI佐藤篤副社長(2026年7月17日 ICEYEにて)

<ICEYEについて>
ICEYEは、宇宙からの主権的インテリジェンスの分野で世界をリードする企業です。私たちは、地球上のあらゆる地点で生じる変化を検知し、迅速に対応するための持続的な監視能力を提供しています。
ICEYEは、世界最大かつ最も高度なSAR衛星コンステレーションを保有しています。私たちは、お客様に対し、どのような天候下でも、昼夜を問わず、比類のない品質・低遅延・高頻度撮像を備えたインテリジェンスを提供します。また、自らのコンステレーションを運用することを選択する各国政府には、この実績ある能力を主権的システムとして提供しています。
ICEYEが構築したコンステレーションは、防衛・インテリジェンス、環境モニタリング、保険、緊急対応といった分野の顧客に活用されています。私たちは、より安全な未来に資する迅速な意思決定を可能にします。
ICEYEはフィンランド、ポーランド、スペイン、ドイツ、英国、オーストラリア、日本、UAE、ギリシャ、米国に拠点を持ち、国際的に事業を展開しています。1,000人以上の従業員が、地球観測における「真のデータ供給者」となることで地球上の生活を改善するという共通のビジョンに基づき活動しています。
詳細については、www.iceye.com/ja-jp/ をご参照ください。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89117/332/89117-332-ba57d274c065988091cc3e52e147fc58-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ICEYEのSAR衛星


※ 合成開口レーダー(SAR)衛星
SAR衛星は、観測およびリモートセンシング用に必要な、高精度データの提供を可能とする衛星です。マイクロ波レーダーパルスを使用して、天候や昼夜を問わず地球表面の高解像度画像を生成します。これにより、気候変動の分析や船舶追跡を含む多様な用途で、信頼性が高く継続的な監視が可能となります。ICEYEは、SAR衛星において高度な技術力と多くの製造実績を有しており、非常に高機能かつ長寿命のSAR衛星を量産する技術において、世界をリードしています。


【本件に関するプレスリリース】
2025年5月22日
地球観測衛星コンステレーション整備事業でICEYE社と協力
~SAR衛星で世界をリードするフィンランド企業との連携により日本国内での衛星運用で安全保障に貢献~
https://www.ihi.co.jp/all_news/2025/aeroengine_space_defense/1201449_13758.html

2025年10月16日
地球観測衛星コンステレーション構築に向けICEYE社と衛星調達契約を締結
~日本の国家安全保障・経済安全保障への貢献に向けた大きな一歩~
https://www.ihi.co.jp/all_news/2025/aeroengine_space_defense/1201691_13758.html

2026年5月28日
IHIの衛星コンステレーション計画においてデータ取得開始
~ICEYE製SAR衛星2基の運用開始により日本の主権的地球観測コンステレーション構築に向け本格始動~

プレスリリース提供:PR TIMES

SAR衛星の国内組立・試験能力習得に向けてトレーニンSAR衛星の国内組立・試験能力習得に向けてトレーニン

記事提供:PRTimes

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