小説家・平野啓一郎さんナビゲートの「文学の森」開設5周年。ライヴ配信に延べ6,500名超が参加、9カ国30作品を読み深めた5年間を調査。(オシロ株式会社)
オシロ株式会社

オシロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:杉山博一)が提供するコミュニティ専用プラットフォーム「OSIRO」をご利用いただき、小説家・平野啓一郎さんがナビゲーターを務める文学サークル「平野啓一郎の文学の森」は、2026年7月で開設5周年を迎えました。
開設5周年を記念し、この5年間で開催された平野啓一郎さんが参加する配信イベントについて、累計参加人数や紹介作品数、総配信時間などのデータを調査。さらに、文学好きなメンバーさんたちにとって「文学の森」はどういった場所なのか、アンケートに寄せられたコメントの数々を紹介します。
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「
文学の森」は、小説家・平野啓一郎さんがナビゲーターを務め、世界の文学作品を一作ずつ、時間をかけて深く味わい、自由に感想を語り合うオンライン文学サークルです。
毎月のライヴ配信や読書会、ブログ投稿などコミュニティ内での交流を通じて、一人では出会えなかった作品や読み方に出会える場として活動を続け、2026年7月で開設5周年を迎えました。
◼︎平野啓一郎さんからのコメント
コロナ渦中の自宅蟄居の苦しさから始めた、オンライン読書会「文学の森」。多くの皆さんに参加していただき、感染症の不安が落ち着いてからも月に一度のペースで続けてきて、気がつけば五周年を迎えました!ここまで続けてこられたことに、深く感謝しています。ありがとうございます!
自分では数えていなかったのですが、これまでに30作品を取り上げてきたとのことで、「継続は力なり」の精神で、まずは50作、更には100冊に手が届くことを目指します。世界文学の数は膨大ですが、選りすぐりの名作を、一冊ずつじっくり丹念に読むことの意義は計り知れません。読書は、独り静かに、大してお金もかけずに楽しめ、しかも自分の人生を変えるほど大きな影響をもたらし得る、類い稀な趣味です。その喜びを誰かと分かち合う場所として、この「文学の森」が機能していることに大きな喜びを感じています。忙しくなると、どうしても読書の時間は減りがちですが、課題をみんなで共有することで、本を読み続けることが出来ます。僕なりの各作品の解釈を、毎回、惜しみなく(!)披露しています。和気藹々とした、ストレスのない雰囲気で運営していますので、ご興味のある方は、是非ご参加ください。メンバーの皆さんは、これからも一緒に本を読み続けましょう!
◼︎「文学の森」運営チームからのコメント
5年間を通して、本当にさまざまな文学作品を読んできました。
「文学の森」の魅力は、第一線の小説家・平野啓一郎さんによる文学案内を、毎月ライヴで聴けることです。作品の背景だけでなく、書き手ならではの視点で文学が読み解かれる時間は、本好きにとって何にも代えがたい体験だと思います。
一方で、この5年間を通して実感したのは、「文学の森」は平野さんだけがつくる場所ではない、ということでした。
ライヴ配信では、毎回メンバーの皆さんからたくさんの質問をいただきます。その問いは時に平野さんを唸らせ、作品の読みをさらに深め、一人では出会えなかった景色を見せてくれます。「文学の森」は、平野さんが案内する場であると同時に、メンバーの皆さんと一緒につくり上げてきた場なのだと感じています。
ホルヘ・ルイス・ボルヘスは、文学を一つの大きな森にたとえました。「文学の森」という名前も、その考えに由来しています。この5年間で、一冊一冊の作品だけでなく、一人ひとりの読みもつながり、この場所ならではの森が少しずつ育ってきたように思います。
数年後、この森がどんな景色になっているのか。これからもメンバーの皆さんと一緒に、新しい文学との出会いを重ねていけることを楽しみにしています。
◼︎データで振り返る「文学の森」
「文学の森」の活動の中心は平野さんによるライヴ配信で、2~3か月ごとに「深める文学作品1冊」をテーマとして設定し、1か月目は平野さんによる単独での配信、2か月目にはゲストを招待してのトークとして、配信イベントを開催しています。
これまで68回開催(2026年7月時点)された配信イベントに関するデータを調査。5年間の歩みを、数字で振り返ります。
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・ライヴ配信の延べ参加人数(累計):6,538名
※コミュニティ参加メンバー数(累計):約2,020名
・紹介作品数:30作品
・紹介された文学作品の国の数:9カ国(日本、アメリカ、韓国、ロシア、フランス、ドイツ、イギリス、チェコ、ナイジェリア)
・ライヴ配信の総時間数:134時間(68イベント)
・平野さんに寄せられた総質問数(イベントページに寄せられたコメント数):311件
2~3ヵ月に1冊、世界各国の文学作品とじっくり向き合う。その積み重ねが、5年間で9カ国30作品、延べ6,538名が参加という数字に表れています。
<「文学の森」ライヴ配信イベントで特に反響が大きかった10作品>
これまで紹介された30作品のイベントの中でも、特に参加人数が多く反響の大きかった10作品は以下の通りです。
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『キッチン』/吉本ばなな
『白痴』/ドストエフスキー
『セヴンティーン』『不意の唖』/大江健三郎
『灯台へ』/ヴァージニア・ウルフ
『箱男』/安部公房
『少年が来る』/ハン・ガン
『遠い山なみの光』/カズオ・イシグロ
『サロメ』/オスカー・ワイルド(翻訳: 平野啓一郎)
『花ざかりの森・憂国』/三島由紀夫
『夏の終り』/瀬戸内寂聴
反響の大きかった10作品からは、「文学の森」ならではの傾向が見えてきます。
まず目立つのが、一人では読み進めにくい作品が選ばれている点です。ドストエフスキーの『白痴』や安部公房の『箱男』、ヴァージニア・ウルフの『灯台へ』など、難解なイメージを持つ作品が並びます。一人で読み進めることにハードルを感じやすい作品ほど、平野さんの解説を聞いたり、仲間と語り合いながら読み進めることで理解が深まりやすく、反響につながったと考えられます。
もう一つの特徴が、国籍・時代・作家層の幅広さです。日本・イギリス・ロシア・韓国と国籍は多岐にわたり、大江健三郎さん、カズオ・イシグロさん、ハン・ガンさんとノーベル文学賞受賞作家の作品も複数含まれます。
一人では手に取りにくい作品にも臆せず挑戦できる環境があることが、「文学の森」の魅力と言えます。
<「文学の森」メンバーが選ぶ「ベスト回」とは>
これまで開催された68回のライヴ配信の中で、最もメンバーの心に残っているベスト回をアンケート調査。
最も多く票を集めたのは2021年11月にハン・ガンさんの『少年が来る』(クオン)を題材に開催された「平野啓一郎×ハン・ガンさんが『少年が来る』を語る回」でした。
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イベント開催当時の詳細ページ
投票したメンバーの声
・文学の森に、まだ入りたてだった頃に出会った作品として、まず内容が衝撃的でした。表現も、二人称で書かれていたり、章ごとに話し手が変わったり。初めて韓国文学に触れ、そして筆者のハン・ガンさんのお人柄に触れ、韓国のことやハン・ガンさんをもっと知りたいと思って他の作品を読み漁っているうちに、ノーベル文学賞を受賞され、より多くの人たちに読まれるようになったことは、私にとっても大きな喜びとなりました。
・文学の森がなければ、ハン・ガンさんを知らずにいたと思います(少なくともノーベル文学賞受賞のときまでは)。振り返ってみれば、あのときご本人がいらしてくださったのは大変貴重なことだったのではないかと思います。ハン・ガンさんの小説に出会えたこと、そこから少しずつお隣の国について知るようになったのは私の人生にとってとても意味のあることでした。ノーベル文学賞受賞のニュースに、森の皆さんと喜びを分かち合えたことも嬉しかったです。
ハン・ガンさんをゲストにお迎えし、彼女の言葉を直接体験できた本イベントが「ベスト回」に選出されました。ハン・ガンさんはこのライヴ配信の3年後にアジア人女性として初めてノーベル文学賞を受賞することとなります。ハン・ガンさんの魅力を体感し、深めていくことができたことは「文学の森」ならではの体験であると言えます。
◼︎読書の世界が広がる「文学の森」
「文学の森」に参加しているメンバーへアンケートを実施。この5年間で出会った本や言葉、そして「文学の森」で過ごした時間について寄せられた声をご紹介します。
・自分で興味を持つ作品や作家は限られていますが、平野さんから紹介していただけることで、自分では手に取らない作品にたくさん触れることができました。また、ブログやつぶやきで気軽にアウトプットできることも魅力です。
定期的に文学作品に触れられることで、教養が深まっていると思います。(ゆきのさん)
・平野さんは「世界とは何か」を考えさせてくれる稀有な作家さんだなと思い、執筆順に読み進めている最中に「文学の森」がスタートしました。まず、ご自身の作品についてのお話を伺えることほど贅沢なことはないと感じ、さらに平野さんを通して三島作品を読めたことが大きな幸せです。「文学の森」にいるうちに小説をレイヤーで分解しながら読むと面白いのだなと実感でき、現実のこの世界もレイヤー構造なんだなと感じ、以前より物事を考えるときの解像度が上がってきた気がします(自分比ですが)。(ひろじさん)
・文学の森を知ることができたおかげで私の読書の世界が広がりました。それ以前はどうしても自分が好きなジャンルの本ばかり読む傾向にありましたが、森の皆さんのおかげで自分が今まで読まなかった本に挑戦するようになりました。
また、読書体験は極めて個人的な閉じられた体験だと思っていたので、このように読書を通じて他の方々と繋がれるというのはとても貴重なことだと感じています。(Fumiさん)
一人では出会えなかった作品との出会いや広がりがある。一人で読んで終わる読書ではなく、誰かと語り合うことで新しい発見が生まれる。「文学の森」は、そんな読書体験を5年間にわたって育んできました。
◼︎オンライン文学サークル「文学の森」について
小説家・平野啓一郎さんがナビゲーターを務め、世界の文学作品を一作ずつ、時間をかけて深く味わい、自由に感想を語り合う文学サークル。
活動の中心は平野氏によるライヴ配信で、2~3か月ごとに「深める文学作品1冊」をテーマとして設定し、基本的には、1か月目は平野さんによる単独での配信、2か月目にはゲストを招待してのトークとしながら、その時々で、「特別スピンオフ回」を企画し、毎月、配信イベントを開催しています。こちらに加えて、隔月でメンバー限定のオンライン読書会や、読んだ作品や作家についての交歓を楽しむ場として「本棚」を設置するなど、平野さんの配信だけでなく、読者が主体的な文学体験を楽しむ場も醸成しています。
「文学の森」:
https://bungakunomori.k-hirano.com/about
「文学の森」X公式アカウント:
https://x.com/bungakunomori
「文学の森」Instagram公式アカウント:
https://www.instagram.com/bungakuno_mori
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「文学の森」紹介ページ
<今後の文学の森の活動について>
「文学の森」では、7月から8月にかけて、『人新世の「黙示録」』(集英社シリーズ・コモン)を課題図書として取り上げます。8月には著者の斎藤幸平氏をゲストに迎え、平野啓一郎さんとの対談ライヴ配信を実施予定です。
続く9月から10月は、ノーベル文学賞作家 ウィリアム・ゴールディングの『蝿の王』新訳版(早川書房)を読み進め、作品をテーマにした文学案内を行います。
8月には斎藤幸平氏との対談、9~10月には『蝿の王』をテーマとした文学案内など、5周年を迎えた「文学の森」は今後も世界文学との新たな出会いを届けていきます。
また、5周年を記念して、「文学の森」を気軽に体験いただける30日お試し無料クーポンを配布しています。
「文学の森」は、一般プラン:月額3,000円(税込)、学生プラン:月額1,000円(税込)でご参加いただけるオンライン文学サークルです。
会員登録時にクーポンコード「bungakunomori_5th」をご入力いただくと、30日間無料でお試しいただけます。
クーポン利用期限:2026年10月31日(土)
<ナビゲーター 平野啓一郎さんについて>
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平野啓一郎(小説家)
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。
1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。
以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表。『ある男』(英訳『A MAN』)、『マチネの終わりに』(英訳『At the End of the Matinee』)を始めとして、各国で翻訳紹介されている。
著書に、小説『葬送』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』、『ある男』、『本心』、『富士山』等、エッセイに『本の読み方 スロー・リーディングの実践』、『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』、『死刑について』、『三島由紀夫論』等がある。
累計60万部超のロングセラー『マチネの終わりに』の映画化(2019年)、『空白を満たしなさい』の連続ドラマ化(2022年)、『ある男』の映画化(2022年)、『本心』の映画化(2024年)と映像化が続いている。
現在、ニューヨーク在住。
◼︎オシロ株式会社について
オシロ株式会社は「日本を芸術文化大国にする」というミッションを掲げ、クリエイターやアーティスト、企業・団体を含む表現者とファンをつなげるコミュニティプラットフォーム「OSIRO(オシロ)」を開発・提供しています。
OSIROは単なる情報発信やコンテンツ消費ではなく、感情の共有や人と人とのつながりを重視しています。
双方向のコミュニケーションや温かなやりとりを通じて、活動の「共感者」を増やし、長期的な関係性を築くことを得意としています。
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes