キリンの「スペーステロワール」が衛星データ活用の2つのコンテストで受賞 ブドウ栽培とワインづくりの課題解決に向けた提案が評価
キリンホールディングス株式会社

キリンホールディングス株式会社(社長 COO 南方健志、以下キリン)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)(理事長 斎藤保、以下NEDO)が主催する懸賞金活用型プログラム「NEDO Challenge, Satellite Data -農林水産業を衛星データでアップデート!-※1」において、キリンのR&D本部 飲料未来研究所が提案した「スペーステロワール ~衛星データによるテロワール※2可視化技術の開発と日本ワインの高付加価値化~」が、テーマ1「生産現場の課題解決に資する技術開発」で第2位を受賞しました。
また、同プログラムと連携して実施された、農林中央金庫(代表理事理事長執行役員CEO 北林太郎)がスポンサーを務める事業アイデアコンテスト「衛星データ活用アワード2025-2026※3」においても、「スペーステロワール ~衛星データによるテロワール可視化で地域と農家の想いを伝えるビジネスへ~」が審査委員特別賞を受賞しました。
※1
NEDO Challenge, Satellite Data
※2 テロワール(Terroir):土地の個性。土壌・気候・地形などその土地固有の特徴がワインの味わいや品質に影響を与えるという考え方
※3
20260722_宇宙技術で日本の農林水産業の未来を共創する、事業アイデアコンテスト「衛星データ活用アワード2025-2026」受賞発表.pdf
●受賞概要・受賞テーマ
1)「NEDO Challenge, Satellite Data -農林水産業を衛星データでアップデート!-」
主催 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
受賞内容 テーマ1 「生産現場の課題解決に資する技術開発」 第2位
提案名 スペーステロワール ~衛星データによるテロワール可視化技術の開発と日本ワインの高付加価値化~
発表資料
https://space-data-challenge.nedo.go.jp/aff/file/T1_027.pdf
2)「衛星データ活用アワード2025-2026」
スポンサー 農林中央金庫
位置づけ 「NEDO Challenge, Satellite Data」と連携して実施された事業アイデアコンテスト
受賞内容 審査委員特別賞
提案名 スペーステロワール ~衛星データによるテロワール可視化で地域と農家の想いを伝えるビジネスへ~
発表資料
https://space-data-challenge.nedo.go.jp/aff/file/AW_027.pdf
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73077/1586/73077-1586-69773232f3821e251818e9ad08bff6fa-790x557.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
表彰式の様子 左:宮脇良文 右:若林英行
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73077/1586/73077-1586-c276229bb052217d156eae3766c5b20a-756x238.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
●受賞者
キリンホールディングス株式会社 R&D本部 飲料未来研究所
若林英行、今堀莉子、田中惠美子、宮脇良文 ※所属は応募時点のものです
●提案概要「スペーステロワール」
キリングループの食料事業は、ブドウをはじめとする植物原料に支えられています。一方で、気候変動による収量低下や品質低下は、農林水産業および食料市場全体に共通するサステナビリティ課題となっています。また、ブドウ農家や醸造家にとって、収穫日の見極めは品質や経営に直結する重要な判断であり、気象条件による収穫日の変動や人員確保など、現場には多くの課題があります。
「スペーステロワール」は、こうした課題に対し、ワインにおけるテロワール(土地の個性)を、地理、土壌、気象、生態系といった自然条件に加え、ワイン醸造家やブドウ農家の「感動したワイン・目指すワインに少しでも近づけたい」という想いも含めて捉える提案です。衛星データ、ブドウ・ワインの成分データ、生成AIを組み合わせて可視化し、ブドウ栽培や収穫判断を支援します。農家や醸造家が目指すワイン造りを後押しし、日本ワインの高付加価値化に加え、地域や農家の想いを伝える新たな価値創出につなげることを目指します。
本提案では、目指すワインに近づくための道筋や改善点、収穫開始時期の目安を提示することで、現場の意思決定を支援します。具体的には、1.目指すワインに近づくための方向性の提示、2.栽培改善に向けたレコメンド、3.収穫期の的確な判断支援の3つの機能を想定しています。樹勢を示すNDVI(Normalized Difference Vegetation Index:正規化植生指標)データや糖度・酸度などの成分データを活用することで、農家や醸造家の経験や想いに寄り添いながら、より客観的な意思決定を支援します。
今後は、試験導入の検討を進めるとともに、高機能化、複数地域への展開、新規農産物・加工品への応用を視野に入れます。将来的には、「スペーステロワール」の考え方を活用した価値訴求を通じて、日本が誇る農産物・加工品のブランド化や海外展開への貢献可能性についても検討していきます。
●「NEDO Challenge, Satellite Data -農林水産業を衛星データでアップデート!-」について
「NEDO Challenge, Satellite Data -農林水産業を衛星データでアップデート!-」は、NEDOが実施する懸賞金活用型プログラムです。技術課題や社会課題の解決に資する多様なシーズ・解決策をコンテスト形式で募り、将来の社会課題解決や新産業創出につながる技術シーズを発掘することを目的としています。
今回の「農林水産業を衛星データでアップデート!」では、農林水産分野における課題解決や新産業創出を目指し、衛星データ等を活用したシステム開発が対象となりました。
テーマ1「生産現場の課題解決に資する技術開発」では、衛星データ等を活用した農業・林業・水産業の生産現場における課題解決に資する技術開発が募集されました。最終選考会では、一次審査を通過したチームによるピッチコンテストが行われ、キリンの提案が第2位に選ばれました。
●「衛星データ活用アワード2025-2026」について
「衛星データ活用アワード2025-2026」は農林中央金庫がスポンサーを務め、「NEDO Challenge, Satellite Data -農林水産業を衛星データでアップデート!-」と連携して実施された事業アイデアコンテストです。
農林水産業と衛星データを掛け合わせたビジネスアイデアを募集し、農林水産業の課題解決や新たな価値創出につながる優れた提案を表彰するものです。
これらの受賞は、キリンが培ってきた原料・品質研究の知見と、衛星データなどの先端技術を組み合わせ、農業現場の課題解決や日本ワインの高付加価値化につなげようとする提案の可能性が評価されたものです。
キリングループは、自然の恵みを原材料に、自然の力と知恵を活用して事業活動を行っています。生物資源・水資源・容器包装・気候変動などが複合的に関連する環境課題に対し、キリングループは統合的な視点から自然と人に「ポジティブインパクト」を与える取り組みを進めます。そして、豊かな地球の恵みを将来へつなぐという思いを、バリューチェーンに関わるすべての人々と共有します。
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes