テンセント、最新AIモデル「Tencent Hy3」をグローバルに提供開始
Tencent
~製品、ワークフロー、クラウドサービス全体で実践的なAI活用を拡大~
Tencent製品との共同設計と実社会での活用を通じて強化されたHy3。WorkBuddy、Miora、Tencent Cloud TokenHubを通じて高度な推論・エージェント機能を世界中のユーザーに提供。WorkBuddyでは2026年8月31日まで無料お試し可能。
【香港発 2026年8月5日】 - テンセントは本日、7月6日のモデル公式発表に続き、「Tencent Hy3」(旧称:Tencent Hunyuan)の国際的なアクセスをさらに拡大したことを発表しました。今回の展開により、開発者、個人ユーザー、企業が本モデルを体験・統合するための選択肢が広がり、アクセスが大幅に容易になります。
ユーザーおよび企業は、WorkBuddy、Tencent Design Miora、Tencent Cloud TokenHubを通じてHy3を利用可能です。WorkBuddyを通じた利用については2026年8月31日(太平洋標準時)まで、全世界のユーザーに無料で提供されます。今後はTencent CloudのAIネイティブ製品ポートフォリオ全体へのさらなる統合も予定されています。また、開発者はAPI経由でモデルに接続し、開発環境、コーディング拡張機能、サードパーティ製プラットフォーム、その他のツールと連携させることができます。
テンセントクラウドシニアバイスプレジデント(SVP)兼テンセントクラウド・インターナショナル 責任者のポシュ・ヨン(Poshu Yeung)氏は次のように述べています。
「Hy3は、テンセントクラウド・インターナショナルが企業による単なるAI活用の実証実験を超え、実用的で信頼性が高く、拡張性(スケーラビリティ)のある方法でAIを業務に展開できるよう支援する上で、非常に重要なステップとなります。高度なAIモデルを現実のビジネスシナリオ、エンタープライズグレードのエンジニアリング、柔軟なモデルオーケストレーション、そして安全性の高いインフラストラクチャーと結びつけることで、企業が実証実験から大規模展開へとスムーズに移行するために必要な制御性と信頼性を提供することを目指しています。」
リリースから1週間以内に、Hy3のAPI呼び出し数は前世代モデルであるHy2の68倍以上を記録し、OpenRouterのグローバルLLM利用ランキングで世界1位を獲得しました。この早期の好調な勢いを背景に、Hy3はHermes、Kilo、Cline、OpenClaw、OpenCode、Cherry Studioをはじめとする、世界各国のサードパーティ製開発者プラットフォームへの展開を拡大し続けています。また、リリース初日からHugging FaceやModelScopeといったオープンソースモデルコミュニティでも利用可能となっています。
実社会での運用を見据えた共同設計
「思考の遅速(Fast and Slow Thinking)」を組み合わせたハイブリッド型のMoE(Mixture-of-Experts)アーキテクチャ上に構築されたHy3は、総パラメーター数2,950億、アクティブパラメーター数210億を持ち、最大256Kのコンテキスト長をサポートします。推論能力、指示理解、インコンテキスト学習、コード生成およびエージェント機能において、2~5倍のパラメーター数を持つフラッグシップモデルと同等のパフォーマンスを発揮します。
テンセントのプロダクトエコシステム内で共同開発されたHy3は、数百万人のユーザーからのフィードバックと、高度な処理が求められる大規模シナリオを通じて継続的にブラッシュアップされています。このフィードバックループにより、モデルのパフォーマンスと安定性を強化し、プロダクト体験や新たな応用シナリオを開拓しています。ソフトウェア開発、オフィス生産性、財務モデリング、フロントエンドデザイン、ゲーム制作などにおいて、Hy3はタスクあたりのトークン消費量を削減しながら、安定したパフォーマンスを提供します。
各種製品およびワークフローへのHy3の導入
WorkBuddyは、中国国内で最も広く利用されているAIエージェント作業空間となっています。ユーザーは自然言語による指示だけで、リサーチやデータ分析からドキュメント、プレゼンテーション、業務コミュニケーションの作成まで、さまざまなタスクを実行できます。同時に複数のエージェントを稼働できる機能と、100種類以上の組み込みスキルにより、複雑なワークフローを単一のプロンプトから実行することが可能です。また、API対応により異なるモデルとの柔軟な統合が可能で、Discord、Slack、Telegramなどのツールを通じて遠隔からの管理も行えます。テンセントの社内業務環境で実施された評価では、WorkBuddyでHy3を利用した場合のタスク成功率は90%を超え、前世代のHyモデルと比較して平均タスク完了時間が34%短縮されました。
Hy3と連携した「Tencent Design Miora」は、デザインチーム、コンテンツクリエイター、マーケティング担当者向けのAIネイティブなクリエイティブスタジオです。デジタルコンテンツおよびゲーム分野におけるテンセントの20年以上にわたる知見を活用し、Mioraは専門的なエージェント群を統括することで、自然言語による指示書(ブリーフ)からグラフィック、動画、3D、UIデザインに至るまで、制作にそのまま使用可能なアセットへと変換します。MioraとHy3の連携により、デザインプロセスの編集可能性とトレーサビリティを維持したまま、複雑なクリエイティブワークフローに高度な推論・エージェント機能を組み込むことができます。
グローバル企業と開発者に向けたオープンで柔軟なアクセス
Hy3は、複数の大規模言語モデル(LLM)を単一のAPIで管理、展開、統合するためのMaaS(Model-as-a-Service)プラットフォーム「Tencent Cloud TokenHub」を通じても利用可能です。インテリジェントなモデルルーティング機能により、Hy3をはじめとする主要なサードパーティモデルへのアクセスが可能で、各タスクに最適なモデルを自動選択します。透明性の高い利用ガバナンス、柔軟な課金体系、エンタープライズ向けトークンプランにより、企業やユーザーはAI導入を拡大する中でコストとパフォーマンスをより適切に管理できます。
さらに、テンセントクラウドは各地域のパートナー各社とも連携し、それぞれのAIゲートウェイおよびプラットフォームサービスを通じてHy3を提供しており、各社が提供する企業向けのモデル選択肢を拡大しています。これらのパートナーには、韓国のEコマースプラットフォーム事業者のCafe24や日本のエンタープライズAIプラットフォーム企業のMetelixが含まれます。
モデルのオープン性とマルチモデルエコシステムに対するテンセントのコミットメントに基づき、Hy3はオープンソースコミュニティおよびグローバルな開発者プラットフォームに対し、商用利用が可能なApache 2.0ライセンス下で公開されています。開発者は自身の環境内でモデルの利用、カスタマイズ、展開が可能であり、AIコミュニティ全体における広範な実験、共創、イノベーションを支援します。
OpenRouter上でのHy3 APIアクセス価格は、入力トークン100万トークンあたり0.1288米ドル~、出力トークン100万トークンあたり0.5336米ドル~となっており、実社会のAIアプリケーションやエージェントワークフローを大規模に導入するための優れたコストパフォーマンスを提供します。
ポッシュ・ヨン氏は次のように付け加えています。
「アジア太平洋、欧州、中東、南北アメリカにわたるグローバルな事業展開を通じて、テンセントクラウド・インターナショナルは各地域のビジネス上の優先事項やテクノロジー環境を反映した形で、企業やパートナーと緊密に連携しながらHy3の統合を進めています。当社の統合型AIスタックは、企業ナレッジベース、データインフラ、エージェントランタイム、エージェント開発プラットフォーム、各種ツールにまで網羅しています。Hy3は、企業が既に活用しているシステムやワークフローに、高度な推論能力とエージェントインテリジェンスをもたらします。」
テンセントは、23の地域と66のアベイラビリティゾーンからなるグローバルなクラウド基盤に加え、世界3,200以上のアクセラレーションノードを活用し、これらの機能を世界各国のユーザーへ提供しています。
追加参照情報
Hy3 Official Website:
hy.tencent.ai
Hy3 API Pricing:
openrouter.ai/tencent/hy3
Tencent WorkBuddy:
workbuddy.ai
Tencent Design Miora:
miora.design
Tencent Cloud TokenHub:
tencentcloud.com/products/tokenhub
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テンセントについて
テンセントは、世界中の人々の生活の質(QoL)を向上させる革新的な製品やサービスを開発する、世界をリードするインターネットおよびテクノロジー企業です。
1998年に設立され、中国の深圳に本社を置くテンセントは、「Tech for Good(テクノロジーの善用)」を企業理念に掲げています。当社のコミュニケーションおよびソーシャルサービスは、世界中の10億人以上の人々をつなぎ、友人や家族との連絡、移動手段の手配、日用品の決済、エンターテインメントの利用などを支援しています。
また、テンセントは世界中で大人気を誇る数々のビデオゲームやその他の高品質なデジタルコンテンツをパブリッシングしており、世界中のユーザーへ豊かなインタラクティブ・エンターテインメント体験を提供しています。
さらに、クラウドコンピューティング、広告、FinTech、その他のエンタープライズサービスなどの多様なサービスを提供し、クライアント企業のデジタル変革(DX)とビジネスの成長を支援しています。
テンセントは2004年に香港証券取引所に上場しています。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes