トレ食株式会社、福島県南相馬市と「農業副産物資源循環型産業の創出」に関する連携協定を締結
トレ食株式会社
―もみ殻を次世代の樹脂補強材へ。農と工をつなぐ地域資源循環モデルの構築を目指す―
トレ食株式会社(本社:福島県南相馬市、代表取締役:沖村 智、以下「トレ食」)は、福島県南相馬市(市長:門馬 和夫、以下「南相馬市」)と、農業副産物であるもみ殻を活用した資源循環型産業の創出を目的とする連携協定を締結しました。
本協定に基づきトレ食は、稲作に伴い南相馬市内で継続的に発生する「もみ殻」から独自技術によって工業材料(もみ殻由来リグノセルロース)を抽出し、ガラス繊維を代替しうる樹脂補強材としての事業を立ち上げていきます。これまで課題であった製造工程で発生する副生成物であるシリカ(ケイ酸)を農業分野で活用できる肥料へ還元する実証にも取り組み、地域経済の発展に寄与する「農業と工業の新しい地域循環型の産業モデル」の構築を進めてまいります。
(※本協定は令和8年3月27日に締結。本リリースは事業本格始動にあたり、あらためて取り組みをお知らせするものです。)
南相馬市を含む福島県浜通り地域では、稲作の再生が進む一方で、もみ殻の受け入れ先が十分に回復せず、その処理が地域課題の一つとなっています。もみ殻はシリカを多く含むため燃えにくく、土に還りにくいという性質があり、有効活用が難しい素材とされてきました。
一方、プラスチックの補強材として広く使われるガラス繊維には、製造時のエネルギー負荷や、成形機の摩耗、廃棄・焼却時の課題が指摘されています。
トレ食は、もみ殻からシリカを除去してリグノセルロースを取り出す技術の開発を進めており、これを樹脂の補強材として活用することで、ガラス繊維の一部置き換えによる添加量削減と物性維持の両立を目指しています。
本協定に基づき、トレ食と南相馬市は以下の事項について連携・協力して取り組みます。
1. もみ殻資源の収集および原料供給体制の構築
市内農業者・農業団体等との連携により、もみ殻を安定的に収集・供給する体制づくりを進めます。
2. 副生成物の農業利用に関する実証
もみ殻からリグノセルロースを製造する際に生じるケイ酸カリウムを含む副生成物について、農業分
野での利用可能性を実証します。
3. 地域企業との連携による材料利用・製品利用の促進
物流・保管を含む地域企業との協働により、地域内でのサプライチェーン形成を目指します。
4. 研究開発拠点および事業拠点の立地に関する情報共有および調整
研究開発拠点および事業拠点の市内立地に向けて、情報共有と必要な調整を行います。
トレ食は本事業を研究開発にとどめず、事業化を見据えて推進します。まずは小規模での試作・製品開発から着手し、段階的に生産体制を拡大していく計画です。
もみ殻という未利用資源を起点に、工業材料としての価値創出と、副生成物の農業還元による資源循環を両立させることで、南相馬市発の地域循環型産業モデルの確立を目指します。将来的には、本モデルを浜通り地域、さらには全国の稲作地域へと展開していくことを視野に入れています。
「本市では、震災からの復興の歩みの中で、地域資源を生かした新たな産業の創出に力を入れてま
いりました。稲作に伴い発生するもみ殻は、これまで活用の難しい副産物とされてきましたが、ト
レ食株式会社の技術によって、これを新たな工業材料へと生まれ変わらせ、その副産物を再び農業
へ還元しようとする取り組みは、農と工が結びつく地域循環のモデルとして大変意義深いものと考
えております。地域の農業者や企業とともに、南相馬発の新しい資源循環型産業が育っていくこと
を大いに期待しております。」
「このたび南相馬市と連携協定を締結できましたことを、大変光栄に存じます。私たちが拠点を置
く南相馬市で発生するもみ殻を、地域の皆さまとともに新たな材料へと生まれ変わらせ、その副産
物を再び農業へお返しする。この循環を地域の中で実現することが、私たちの目標です。研究開発
から事業化まで、地域に根ざした形で着実に歩みを進めてまいります。」
[表1:
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[表2:
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d75323-5-f6cfbaf8edf9a66138a44a1c2e7865e2.pdfプレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes