一般社団法人OpenSUSIの特別賛助会員にGoogleが参加
AIST Solutions

■ 概要
- 当社AIST Solutionsが設立した一般社団法人OpenSUSI(代表理事:岡村 淳一、以下 OpenSUSI)は、日本におけるオープンソース半導体設計エコシステムを確立することによって、産業界の幅広い分野の方が利用しやすい半導体設計環境を実現し、AIを活用した半導体設計の先端人材を育成することを目標に活動しています。 参考:
AIST Solutions の専門領域「AI・半導体」- この度、OpenSUSIが運営する事業(プロジェクトやイベント)に、Google Asia Pacific Pte. Ltd.(以下、Google)が特別賛助会員として参加いただくことをお知らせします。Googleは、オープンソースシリコンに関する独自の取組みを推進してきており、Googleの参加によって、OpenSUSIの活動のより一層の発展、拡大が期待されます。
[画像:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146304/123/146304-123-12c6b837f2b8c0208e51917b38e2e3c9-3900x2936.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
画像左からOpenSUSI 代表理事・岡村 淳一、Google Asia Pacific President・Sanjay Gupta 氏、Google 日本法人・代表 奥山 真司 氏
■ 背景
半導体設計分野では、商用EDAツールのライセンス条件やファウンドリPDKの秘密保持契約(NDA)を起因とした、設計データや教材を公開・共有しづらい環境が、若手半導体設計人材育成の大きな障壁となってきました。
OpenSUSIはこの課題に正面から向き合い、国内ファブと連携したNDAフリーかつオープンなPDKを前提とした設計環境の整備と半導体設計人材育成のプログラム提案を進めてきました。
【OpenSUSIの主要な活動】
・ OpenSUSI-MPW シャトルサービス(Tokai Rika TR-1um)の提供
・ 人材育成事業FirstTapeout(ファースト・テープアウト)
※経済産業省 令和7年度「地方の若手人材発掘育成事業補助金(AKATSUKIプロジェクト)」採択事業
・高専・大学・企業を横断するオープン設計コミュニティの形成
Googleは2020年より、米国で半導体チップの設計図を無償で公開して自由に設計できる取組「Open Source Silicon」を立ち上げ、進めてきました。さらに、設計したチップを実際に無料で製造できる仕組みも整備しています。これにより、学生や個人の開発者、スタートアップなど誰でも挑戦できるようになり、世界中で新しい技術者が育つ基盤をつくっています。今回の参加を契機に、Googleは「Open Source Silicon」の価値観を共有するOpenSUSIをパートナーとして、AIやLLMによる革新的な半導体設計手法が開発され、エンジニアの生産性を高めることに貢献していきます。
■ OpenSUSIの特別賛助会員について
特別賛助会員は、会費を支払う形で各プロジェクトに関与します。今回、Googleは初の特別賛助会員となります。OpenSUSIでは、特定プロジェクトへのサポーターとして参加ができる賛助会員も用意しています。半導体設計にご興味のある各社のニーズに応え、取り組みを拡大していきます。
この度のGoogleの特別賛助会員への参加をきっかけとして、さらなるオープンソースシリコンの裾野拡大・AIを活用した半導体人材育成の取り組みを加速していきます。
■ コメント
一般社団法人OpenSUSI 代表理事 岡村 淳一
国内の半導体設計分野は、設計人材の減少と技術チャレンジの縮小という二つの大きな課題に直面しています。クローズドな設計環境や人材流動性の低さが、技術革新と人材育成の両面において業界の新陳代謝を停滞させています。
オープンソースEDAツールとNDAフリーのPDKを基盤としたOpen Source Siliconは、この状況を打開し、日本の半導体設計産業の体質転換を促す大きな契機になると考えています。
Googleが長年にわたり育成・支援してきたOpenROADをはじめとするオープンEDAの技術資産と、OpenSUSIが構築してきた国内の産官学ネットワークを組み合わせることで、日本における
オープンソースシリコン・エコシステムの形成をさらに加速させることができます。
今回、GoogleにOpenSUSIの会員としてご参加いただけたことは、日本の半導体設計エコシステムの新たなステージへの移行を象徴する重要な一歩であると考えています。これを契機として、設計人材の育成と新たな技術チャレンジが継続的に生まれる環境づくりを、産業界・アカデミア・行政とともに推進してまいります。
Google 日本法人 代表 奥山 真司
Googleはこれまで、完全オープンソースのPDKの提供など、半導体設計のオープン化を推進してきました。今回のOpenSUSIへの参加を通じて、日本の半導体分野における人材育成と研究開発のさらなる活性化に貢献してまいります。
■ 登壇情報
- 2026年9月30日・10月1日:第3回九州半導体産業展「半導体デザインゾーン」 (マリンメッセ福岡)
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes