補助金審査の構造的な課題解消に向けたホワイトペーパーを公開
シンプルフォーム株式会社

金融機関のリスク管理手法を応用する視点を提示
シンプルフォーム株式会社(東京都目黒区、代表取締役CEO 田代 翔太、以下「当社」)は2026年8月13日にホワイトペーパー『審査と責任--補助金の不正受給は、誰のせいか』を公開しました。本書は、法人向けの補助金・給付金など公的給付の審査に共通する構造的課題を整理した上で、課題解消に向けた視点を示すものです。
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コロナ禍における持続化給付金以降、法人向けの公的給付が広がっていくなかで、不正受給の認定も継続的に確認されています。不正受給の多くは「個別事業者の悪意」として語られがちですが、実際には迅速な給付が求められる制度設計、審査を担う専門人材の不足など、いくつもの要因が積み重なった構造的な課題が背景にあります。審査の現場で働く一人ひとりの努力だけで容易に解消できるものではなく、迅速性と適正性のトレードオフに多くの方が悩んでいます。再発防止の責任を誰が担うのかを問われた瞬間、答えに詰まる「責任のスキマ」とも呼べる状態が生じています。再発を防ぐためには、不正を検知し、判断の根拠を説明可能とし、スキマを埋める仕組みが重要です。
当社は、金融機関における法人審査の実務知見を蓄積してきた立場から、金融機関のリスク管理における「3線モデル」の考え方は、行政における補助金・給付金の審査にも応用しうるのではないか。特にリスク管理機能の適切な強化によって、公的給付の迅速性と適正性を両立しやすくなるのではないか--この視点を、より広い理解と議論のきっかけとして提示したいと考え、本書を発行しました。
補助金・給付金がどのように審査され、給付されているのかに関心を持つすべての方に向けた一冊です。とりわけ行政関係者や審査事務局関係者といった、補助金・給付金の運営に携わる方々にとっては、制度設計や業務改善の検討の際の一助としてご活用いただけると考えています。
金融機関のリスク管理枠組みである「3線モデル」を応用し、迅速な執行を担う現場(第1線)と、不正対策を重点的に見るリスク管理機能(第2線)、制度運営から独立した内部監査・検査機能(第3線)とを分ける発想を提示しています。加えて、リスクに応じて審査の厳しさを変える「リスクベース・アプローチ」の導入や、法人の実体・実態の確認、関係性の発見、継続的なモニタリングなど、審査をアップデートする5つの具体的な観点を示しています。
当社は、全ての法人が正当に評価され、公平に機会を得られる社会の実現を目指しています。本書が、審査という見えにくい仕組みへの理解を社会に広げ、健全な制度運用や公益の実現に向けた対話のきっかけとなることを願っています。
- タイトル:審査と責任--補助金の不正受給は、誰のせいか- 執筆者:シンプルフォーム株式会社 結城遼大- - 東京大学法学部卒業後、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)へ入構。文部科学省への出向を経て、プレジデント社に入社し、プレジデント編集部で副編集長を務めた。その後、シンプルフォームに参画。現在は同社出版部門の編集長を務める。- 全文は
こちらのURLよりご覧いただけます- 冊子版発行日:2026年8月12日
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プレスリリース提供:PR TIMES
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