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サメとクジラは、なぜ「がん」に強いのか ─ 巨大生物が教えてくれる、がんと遺伝子の関係

株式会社seeDNA

サメとクジラは、なぜ「がん」に強いのか ─ 巨大生物

2026年7月、seeDNAの遺伝子検査「DNAスコア」に、「経年喫煙による食道がんの罹患リスク」に関する遺伝的傾向がわかる項目を追加しました。


 200年近く生きるクジラ。海の頂点に立つサメ。彼らは「がんにならない」と語られることがあります。正確に言えばゼロではありませんが、あの巨体に対して発症率が驚くほど低いことは事実です。この不思議は、私たち人間ががんとどう向き合うかを考えるうえでも、大きなヒントを含んでいます。

本来、体が大きいほど「がん」になりやすいはず

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/84081/36/84081-36-29e9da73236d87c273a4d8719eb77882-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
サメとクジラは、なぜ「がん」に強いのか?

 がんは、細胞が分裂する過程で遺伝子(DNA)に生じる傷やコピーミスが積み重なることで生まれます。分裂の回数が増えるほど、変異が起こる機会も増える。つまり理屈のうえでは、細胞の数が多く、寿命の長い動物ほど、がんになりやすいはずです。
 ネズミからヒト、そしてクジラへと体が大きくなるにつれ、体を構成する細胞の数は爆発的に増えていきます。ところが実際には、体の大きさや寿命と、がんの発症率はきれいに比例しません。この矛盾は「ペトのパラドックス」と呼ばれ、長年、生物学と医学の大きな謎とされてきました。
 米ペンシルベニア大学のCaulin博士らは、この謎を解く鍵が「遺伝子」に隠されていると指摘しています。そして興味深いことに、サメとクジラでは、がんに強い仕組みがそれぞれ異なっていました。

サメの強み ─ 崩れにくい「ゲノムの安定性」

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/84081/36/84081-36-71410b458ed4aa4a0c8273dd4150d322-3900x2186.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
サメの強み ─ 崩れにくい「ゲノムの安定性」

 まずサメ。その強さを支えているのは、ゲノム(生物がもつ遺伝情報の全体)そのものの安定性です。

 ホホジロザメのゲノムを解読した研究では、DNAの傷を修復する遺伝子や、遺伝情報の乱れを防ぐ働きをもつ遺伝子が、特徴的に発達していることが報告されました。傷ついても素早く直す。そもそも情報が崩れにくい。この「守りの堅さ」が、長い年月にわたって変異の蓄積を抑えていると考えられています。サメは4億年以上前から地球の海に存在し、大きな体と高い再生能力を保ち続けてきました。その背景にも、ゲノムを守り抜く仕組みがあったと考えられます。

クジラの秘密 ─ 「がん抑制遺伝子」の増強

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/84081/36/84081-36-9fd1b9ca81717eba5f2f1d4f0e94900e-3900x1671.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
クジラの秘密 ─ 「がん抑制遺伝子」の増強

 一方、クジラは別の戦略をとっていました。米アリゾナ州立大学のTollis博士らがザトウクジラを含むクジラ類のゲノムを解析したところ、がんの発生を抑える「がん抑制遺伝子」やDNA修復に関わる遺伝子が、進化の過程で高度に発達していたことが分かりました。
 異常な細胞が現れた瞬間に検知し、増殖する前に取り除く。クジラは、いわば体内に精度の高い防衛網を備えることで、巨体と長寿を両立させてきたのです。

「がんは遺伝子の病気」だからこそ、遺伝子に答えがある

 サメとクジラ、進化の道筋は違っても、結論は同じ方向を指しています。がんへの強さは、最終的に「遺伝子」に支えられているということです。
 裏を返せば、がんとは遺伝子の異常から生まれる病気だということでもあります。だからこそ、その人がどのような遺伝的傾向をもっているかを知ることには意味があります。米国立がん研究所(NCI)も、遺伝子検査によって特定のがんのなりやすさを評価できること、そして結果の解釈には医師や遺伝カウンセラーの関与が重要であることを示しています。
 もちろん、遺伝的リスクが高いことは「必ず発症する」という意味ではありません。喫煙、飲酒、食生活、運動、感染症など、生活習慣や環境の影響も大きく関わります。遺伝情報は運命ではなく、あくまで自分に合った予防や検診の計画を立てるための地図です。たとえばリスクが高いと分かれば、検診の間隔を短くする、禁煙や節酒に本気で取り組む、といった具体的な行動につなげられます。

自分の「地図」を知ることから

 サメやクジラは、何億年という進化の時間をかけて、がんへの備えを手に入れました。
人もサメやクジラほどではありませんが両親から受け継いだ安定性の高いDNAの遺伝的特徴により、ガンになりにくい人がいます。

 2026年7月、seeDNAの遺伝子検査「DNAスコア」に、「経年喫煙による食道がんの罹患リスク」に関する遺伝的傾向がわかる項目を追加しました。ご自宅で10秒間擦った綿棒を検査機関に送るだけで、喫煙と食道がんの発症に関わる遺伝的なリスク傾向を確認できます。
気になる方は、まず自分の傾向を知るところから始めてみてはいかがでしょうか。

詳しくは下記の動画をご参照ください。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=PXOeynjwGto ]


seeDNA遺伝医療研究所
遺伝子検査・DNA鑑定の専門機関。 自社ラボでの一貫検査体制を持ち、健康リスク・体質・才能。祖先のルーツ・出生前DNA鑑定から法的なDNA鑑定まで幅広いニーズに対応。

<所在地>
〒121-0813
東京都足立区竹の塚3-10-1 竹の塚ビル2階
URL:https://seedna.co.jp/gene/score/

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社seeDNA 広報担当 清水
TEL:03-6659-2297
E-mail:support@seedna.co.jp

本記事は科学的な解説を目的としたものであり、特定の疾患の診断・治療・予防の効果を保証するものではありません。診断や治療については医療機関にご相談ください。

プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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