テルトニカ、工場の通信断を防ぐ産業用ネットワーク製品群を日本市場で展開
テルトニカジャパン合同会社
自動フェイルオーバーと遠隔管理により、常駐エンジニアに依存しない稼働継続を支援
産業用IoT接続ソリューションのグローバルリーダーであるテルトニカ(Teltonika Networks)は、工場・インフラ現場における通信断を防ぐ産業用ネットワーク製品群を、日本市場向けに展開します。回線に障害が発生した際に通信経路を自動的に切り替える「自動フェイルオーバー」と、多拠点の機器を遠隔から一元管理する「RMS(リモート・マネジメント・システム)」により、現場に常駐エンジニアを配置できない環境でも、生産ラインの稼働継続を支援します。
2026年版ものづくり白書(経済産業省・厚生労働省・文部科学省、2026年5月29日閣議決定)は、人口減少を背景とした構造的な人手不足が幅広い産業・地域で深刻化していると指摘しています。同白書では、AI・デジタル技術の活用にあたっても、知識・ノウハウや人材の確保の難しさが課題として挙げられています。
つまり、事業継続の必要性は広く認識されている一方で、それを現場で支える人員が不足しているという構造的なギャップが存在します。人手を介さずに通信を維持する自動フェイルオーバーと、拠点に足を運ばずに機器を管理できる遠隔管理は、このギャップを埋める実務的な選択肢となります。
テルトニカは1998年の創業以来、産業用IoTデバイスの開発・製造・販売を手がけてきました。製品の研究開発から製造まで、すべてをヨーロッパ(リトアニア)の自社拠点で一貫して行うことで、品質と信頼性を確保しています。現在、世界27カ国に現地拠点を構え、グループ全体で累計5,000万台以上のIoTデバイスを提供、10,000社のパートナーに利用されています。顧客・パートナーの87%が同社との協業に満足していると回答しています。
国内での販売・導入サポートは、国内認定販売パートナーを通じて提供されます。
[表1:
https://prtimes.jp/data/corp/182425/table/3_1_dffb34006f57c1e69ff97296c49e7c36.jpg?v=202608171115 ]
工場やインフラ現場において、通信の断絶は生産の停止に直結します。テルトニカの産業用ルーターは、デュアルSIM構成とマルチWAN機能により、主回線に障害が発生した際に自動的に別の経路へ切り替えます。切り替えに現場の操作は必要ありません。
日本市場向けのRUTM50 Japanは技適を取得済みで、デュアルSIMによる自動フェイルオーバーとバックアップWANを標準で備えます。RUT956も技適を取得済みで、4G LTEに加えてWi-Fiと有線接続に対応し、自動WANフェイルオーバーとGNSSを備えるほか、RS232/RS485のシリアルインターフェースにより、既存の産業機器を新たな変換機器なしに接続できます。RUT241はeSIM(TM)と自動WANフェイルオーバーに対応し、TPMを搭載したコンパクトな産業用ルーターです。
複数の工場や設備を運用する事業者にとって、機器の設定変更やファームウェア更新のたびに現地へ赴くことは、人員面でも時間面でも大きな負担となります。
RMS(リモート・マネジメント・システム)は、接続されたデバイスを遠隔から一元的に管理できるプラットフォームです。テルトニカ製デバイスに加え、サードパーティ製デバイスも管理対象に含めることができるため、既存設備を含めた運用の一元化が可能です。セキュリティ面では、暗号化通信、独自プロトコルによるデータ転送保護など、多層的な対策を採用しています。
導入形態は、社内のデータ管理方針に応じて3つから選択できます。テルトニカが運用するクラウド(AWS上でホスティング、データ所在地の選択オプションあり)、お客様自身のクラウド環境、およびお客様の自社サーバーです。データを国外に出せない、あるいは自社管理下に置く必要があるという要件がある場合でも、遠隔管理の運用を諦める必要はありません。
参考URL:
https://www.teltonika-networks.com/ja/products/rms
産業用ネットワーク機器の導入において、国内の製造業・インフラ事業者が最初に確認するのがセキュリティ要件です。
テルトニカは、産業用オートメーション・制御システムのセキュア開発ライフサイクルに関する国際規格「IEC 62443-4-1」の認証を取得しています。これは個別製品の認証ではなく、セキュリティ要件の定義から設計、実装、テスト、脆弱性管理、継続的なアップデート提供に至るまで、開発プロセス全体を評価する規格です。
また、日本国内のIoT製品を対象とする適合性評価制度「JC-STAR(セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度、独立行政法人情報処理推進機構=IPA運営)」において、産業用4G eSIM(TM)ルーターRUT241が★1(レベル1)適合ラベルを取得しています(2025年11月26日取得、有効期間2027年11月25日まで)。さらにRUT956、RUTM50、RUTM16、TRB140の4製品も★1適合ラベルを取得しており、日本市場向けの主要ラインアップが同制度に対応しています。
参考URL:
https://www.ipa.go.jp/security/jc-star/list/jc-star-product-list/index.html
テルトニカ ネットワーキング部門 CEO ギエドリウス・ククアウスカス(Giedrius Kukauskas)は、次のように述べています。
「テクノロジーは人に奉仕するものであり、その逆であってはなりません。産業が変わり、経済が成長していくなかで、ネットワークの信頼性とセキュリティはもはや技術的な細部ではなく、生産性そのものを支える基盤になりました。これは当社が製品を開発するうえでの一貫した原則です。世界各国のお客様にその姿勢を評価していただいた結果として、当社は生産ラインを止めないための産業用ネットワーク機器において、出荷台数ベースで世界第1位のメーカーへと成長しました(※)。
日本の製造現場には、接続をどう設計し、どう運用するかについて、独自の精緻さと規律があります。私たちは日本市場ならではの条件から学ぶとともに、日本の拠点を通じて、世界各国のお客様との取り組みで培った知見を還元していきます。日本での事業を、そうした双方向の関係として捉えています。」
※ 出典:Berg Insight「Cellular router and gateway market for professional & IoT applications」(2024年)。プロフェッショナル用途およびIoT向けセルラールーター/ゲートウェイ市場における、出荷台数ベースの順位です。
[表2:
https://prtimes.jp/data/corp/182425/table/3_2_5d7099dd8016a743865d5cc4cc3435d5.jpg?v=202608171115 ]
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes