「FtoP(R)ダイレクトリサイクル技術」をタイで導入へ
サントリーホールディングス株式会社

― 同技術を活用した100%リサイクルペットボトルの製造を2028年より開始 ―
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タイで導入する「FtoP(R)ダイレクトリサイクル技術」設備のイメージ
サントリーグループは、使用済みペットボトルのリサイクル技術「FtoP(R)ダイレクトリサイクル技術※1」(以下、FtoP技術)について、東南アジアの回収環境に合わせた技術開発を主導し、2028年よりタイにおいて100%リサイクルペットボトルの製造を開始します。製造したリサイクルペットボトルは、同国で販売する商品容器へ順次導入します。
本取り組みにあたり、岩谷産業(株)とIndorama Ventures PCLが、2026年7月にFtoP技術を活用したプリフォーム※2を製造する合弁会社Indovida (Thailand) Limitedを設立しました。製造能力は年間約4億本分を予定しており、全量をサントリーグループのSuntory Pepsico Beverage Thailand(以下、SPBT)に納入します。SPBTでは、納入されたプリフォームを2028年以降、販売する商品容器に順次導入し、資源循環と脱炭素化の推進を目指します。なお、東南アジアでのFtoP技術の導入は初めて※3です。
※1 「FtoP」は「Flake to Preform」の略。回収したペットボトルをフレーク状に粉砕、洗浄し高温で溶解、ろ過した後、直接プリフォームを製造するリサイクル手法。協栄産業(株)と日本で商標登録済み。
※2 PET樹脂から作られる、試験管のような形をしたペットボトルの原型。加熱し、高圧空気を吹き込むことでペットボトルに加工される。
※3 当社調べ(2026年7月時点)
当グループは2011年より、業界に先駆けて「ボトルtoボトル」水平リサイクルに取り組み、使用済みペットボトルの回収・選別の仕組みや厳格な品質管理体制を構築してきました。これにより、日本における安全かつ高品質なリサイクルペットボトルの製造・利用を支える環境整備を進めています。
FtoP技術は、こうした環境を前提として、サントリーグループが協栄産業(株)など3社と共同で開発した使用済みペットボトルのリサイクル技術(特許第6895990号)です。化石由来原料を新たに使用する場合と比べ、CO2排出量を約70%削減※4できることが特長であり、国内において2018年から導入されています。
※4 国内における試算
一方、国内で導入しているFtoP技術は、使用済みペットボトルを一定水準以上の品質で安定的に回収できることを前提としています。そのため、同様の仕組みのない国・地域においては、技術工程内で日本と同等の品質を担保し、リサイクルペットボトルの安全性を確保する必要がありました。
今回の取り組みでは、サントリーホールディングス(株)が企画を担当し、機器メーカーであるNGRおよびHuskyの両社と連携して技術開発を行いました。原料となる使用済みペットボトルの選別基準や除染工程を最適化し、タイで回収される使用済みペットボトルの品質に合わせた形でFtoP技術を導入します。これにより、日本のリサイクルペットボトルと同等の安全性・品質を、タイにおいても実現していきます。本取り組みは、ペットボトルのサステナブル化※5拡大の可能性を大きく広げるものであり、今後は、タイでの実用化を起点に、FtoP技術の東南アジア各国への導入も目指します。
※5 サントリーグループでは、グローバルで使用するペットボトルをリサイクル素材あるいは植物由来素材等へ切り替え、化石由来原料の新規使用をゼロにすることで、ペットボトルのサステナブル化を目指しています
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FtoP技術における使用済みペットボトルの再生プロセス
サントリーグループは、自然と水の恵みに生かされる企業として、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」をパーパスとし、創業以来、持続可能な社会の実現を目指してきました。今後もグループ一丸となった取り組みに加え、ステークホルダーとの連携を通じ、サステナビリティ経営を推進していきます。
●サントリーホールディングス(株)
常務執行役員 サステナビリティ経営推進本部長 浅木 純 コメント
今回、タイにおいてFtoP技術の実用化に目途が立ったことは、サントリーグループが目指すサステナブルペットボトルの普及に向けた大きな前進だと捉えています。さまざまなパートナーとの連携を通じ、タイ、ひいては東南アジアにおいて、持続可能な容器としてのペットボトルを推進し、循環型社会の実現と脱炭素に貢献していきます。
●岩谷産業(株)
取締役 専務執行役員 マテリアル事業本部長 本折 憲司 コメント
このたび、サントリーグループとともに、タイにおけるFtoP技術の実用化にむけた取り組みを開始できることを大変嬉しく思います。Indorama Venturesとの合弁会社を通じて、高品質なリサイクルプリフォームの安定供給を担い、本事業を支えていきます。今後も関係各社との連携を深めながら、循環型社会の実現に貢献していきます。
●Indorama Ventures PCL
グループCEO Aloke Lohia コメント
循環型社会の実現には、バリューチェーン全体での協業が不可欠です。今回、サントリーグループと岩谷産業(株)とともに、世界水準の技術と知見を結集し、タイにおけるペットボトルの循環利用の実用化を推進できることを大変光栄に思います。今後も環境、お客様、そして社会に長期的な価値を提供していきます。
▼サントリーグループのサステナビリティ
https://www.suntory.co.jp/sustainability/
以上
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes