壊れていないPCが役割を終える時代へ──買い替え理由の「故障」は3年で56.1%から39.0%に
リングロー株式会社

リングローが創業25年の節目に、リユースPCの定点レポート「リユースPC白書」を発刊。中古PCには継続して追える市場統計が十分にないため、継続して発行し、業界の物差しを作ります。
リユースPC事業を展開するリングロー株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:碇敏之)は、2026年8月20日、リユースPCの定点レポート「リユースPC白書」を発刊しました。
2001年の創業から25年の節目にあたり、リユースPCを取り巻く四半世紀の変化を、政府統計と自社の事業データから整理したものです。
中古PCについては、市場規模や利用実態を継続して追える統計が十分にありません。25年前と現在で人々の見方がどう変わったのかを直接比較できる統計も存在しません。数字が無い分野は、議論も政策も進みにくくなります。
本レポートでは、将来の比較に使える材料を残すことを目指します。
内閣府「消費動向調査」によると、パソコンを買い替えた理由のうち「故障」は2024年3月調査の56.1%から、2025年3月48.5%、2026年3月39.0%へと低下し、3年で17.1ポイント下がりました。同じ期間に「その他」は20.0%から42.9%へ増えています。
調査票の選択肢は「上位品目が欲しかった/故障した/住居の変更/その他」の4つで、OSのサポート終了などを理由とする買い替えは「その他」に含まれるとみられます。
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故障していないパソコンが、これまでにない規模で使用をやめられている状況がうかがえます。パソコンの平均使用年数は、2024年3月の7.6年から2026年3月は7.7年へと、長期化の傾向が続いています。
リングローが2026年7月、業務用PCの購入・調達に関わる300名を対象に実施した調査では、回答した300名のうち59.0%が勤務先で現在リユースPCを利用していると回答しました。なお、この数値は回答者単位の集計であり、日本企業全体におけるリユースPCの普及率を示すものではありません。
現在または過去に利用した199名に導入理由を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「必要な性能・スペックを満たしていたため」の48.7%で、「保証・修理対応が充実していたため」38.7%は「新品より導入費用を抑えられるため」38.2%とほぼ同水準でした。
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今回の回答者においては、リユースPCは「安いから」だけでなく、業務に必要な性能と購入後の安心まで含めて選ばれていることがうかがえます。
環境省が2026年3月に策定した「リユース等の促進に関するロードマップ」では、国内のリユース市場規模を2024年時点の3兆4,986億円から2030年に4兆6,000億円へ、生活者のリユース実施率を40.8%から50%へ引き上げる目標が示されています。リユースは一部の人の消費行動ではなく、政策として広げる対象になりました。
一方、パソコンについては台数ベースで市場を追える統計が十分にありません。
市場全体の拡大が政策目標として示される一方で、リユースPCが実際にどのように選ばれ、利用されているのかを把握できるデータは限られています。そこで本レポートでは、こうした変化を継続的に記録し、今後も定点的に発行していきます。
25年前にこの仕事を始めた頃から、私の中にあったのは「まだ使えるのに捨ててしまうのは、もったいない」という感覚でした。当時のリユースPCは、今以上に「安いけれど大丈夫なのか」と不安を持たれる存在でしたから、ただ流通させるだけでは足りない。再整備や検査、データ消去、保証、購入後のサポートなど、安心して選んでもらうための仕組みを一つずつ積み重ねてきました。
私たちが目指しているのは、リユース品を無理に選んでもらうことではありません。新品が必要な人は新品を選び、まだ十分に使えるものが用途に合うのであれば中古も選べる。新品か中古かを先に決めるのではなく、自分に必要な性能があり、安心して使えるかで選ぶ。その結果として、新品と中古が同じように選択肢として並ぶ社会にしていきたいと考えています。
名称:リユースPC白書(2026年版)
発行:リングロー株式会社
発行日:2026年8月20日
構成:構成:全5章
第1章 “怪しい中古”から“信頼できる選択肢”へ
第2章 2030年4.6兆円を目指すリユース市場
第3章 リユースPCの環境価値
第4章 これからの25年
第5章 市場の変化とともに歩んだリングローの25年
閲覧方法:下記URLよりご覧いただけます。
URL:
http://www.ringrow.co.jp/blog/2026/08/20/11310
※本レポートを記事、資料、ウェブサイト等で引用・転載する際は、出典として「リングロー株式会社『リユースPC白書』(2026年)」と明記してください。
【出典】
・内閣府「消費動向調査 2024年3月実施分」「消費動向調査 2025年3月実施分」「消費動向調査 2026年3月実施分」
・環境省「リユース等の促進に関するロードマップ」(2026年3月)
・リングロー株式会社「法人PC調達実態調査」(2026年7月)
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2001年に有限会社リペアシステムサービスとして設立し、2026年7月をもって創立25周年を迎えた。創業以来、法人向けの卸販売を中心に事業を展開し、リユースPCの流通と品質管理の基盤を構築。
2018年に販売を開始した無期限保証付きリユースPC「R∞PC(アールピーシー)」は、2026年4月に8周年を迎えた。近年では、公式通販サイト「R∞PCダイレクト」を通じて個人向け販売を強化するとともに、大学の新入生向けパソコンとして教育機関での導入実績を有するなど、利用シーンの拡大が進んでいる。
【会社概要】
・名称 :リングロー株式会社
・代表取締役:碇敏之
・本社所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-8-8 THE CORNER池袋4階
・事業内容 :リユースPCの販売・修理・買取
・URL :
https://www.ringrow.co.jp/(リングロー公式HP)
プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes