なぜNPO法人支エールは、住まいスタート応援事業の支援額を「最大15万円」にしたのか。
支エール

「全額を与える支援」ではなく、「自分で考え、選択する力」を育む支援へ。本年度は試験的に2名の児童養護施設退所予定者を対象に実施。
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住まいスタート応援事業では、新生活の初期費用を最大15万円まで支援します。しかし、この「15万円」という金額には、私たちなりの理由があります。
「15万円だけ?」そう思われるかもしれません。
NPO法人支エールは、児童養護施設や里親家庭などを巣立つ若者を対象とした「住まいスタート応援事業」を開始します。
この事業では、一人暮らしを始める際の初期費用として、最大15万円を支援します。
この金額を見て、「なぜ15万円なの?」「中途半端ではないか。」そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
その疑問は当然です。
私自身、児童養護施設を退所した社会的養護経験者だからこそ、その気持ちはよく分かります。
当時の私なら、「全部支援してくれた方が助かる。」そう思っていたはずです。
私たちは、全額支援を否定しているわけではありません。
必要な場面では、大きな支援が人生を救うことがあります。
生活が立ち行かない状況では、まず生活を守ることが最優先です。
だから私たちは、「全額支援は間違っている」と言いたいわけではありません。
しかし、住まいスタート応援事業では、もう一つ大切にしたいことがあります。
それは、「自分で考え、選択する経験」です。
15万円あるとしたら、自分はいくら出せるだろう。
人それぞれ状況は違います。
全くお金を準備できない人もいます。
5万円なら出せる人もいます。
10万円までなら何とか準備できる人もいます。
そこで私たちは、「15万円の支援があるとしたら、自分はいくらなら負担できるだろう。」
と考えてほしいと思っています。
その中で、
「家賃を少し抑えよう。」
「初期費用を抑えて、その分を冷蔵庫や洗濯機など新生活に必要な家電へ回そう。」
「駅から少し離れても、生活費に余裕を持てる物件を選ぼう。」
そんな選択を、自分自身で考える機会にしてほしいのです。
支援するのは、お金だけではありません。
私たちが本当に支援したいのは、「考える力」と「選択する力」です。
もし全額支援だったら、次に引っ越すときも、「また全部支援してもらえないかな。」と思ってしまうかもしれません。
一方で15万円という支援なら、「あの時も15万円だった。」「今回は自分でどこまで準備できるだろう。」
そう考えるきっかけになるかもしれません。
限られた予算の中で何を優先し、どのような生活を選ぶのか。
その経験は、住まい探しだけではありません。
将来、大きなお金を使う場面でも必ず役立つ力になると、私たちは信じています。
本年度は2名からスタートします。
本事業は、本年度は試験的な取り組みとして2名の児童養護施設退所予定者を対象に実施します。
まずは、私自身が育った児童養護施設の後輩を対象に支援を行い、利用者の声や課題を丁寧に検証しながら、より実効性の高い仕組みへ育てていきます。
その成果を踏まえ、将来的には他の児童養護施設や里親家庭などから巣立つ若者へも対象を広げていくことを目指しています。
また、多くの皆さまから寄付をいただければ、本年度中であっても支援対象者を増やし、より多くの若者へこの仕組みを届けることが可能になります。
この取り組みに共感してくださる皆さまへ
住まいスタート応援事業は、皆さまからのご寄付によって支えられています。
「支えられる側から、支える側へ。」
この理念を一人でも多くの若者へ届けるため、ご支援・ご協力をお願いいたします。
【寄付ページ(Syncable)】
https://syncable.biz/campaign/10201
【ホームページ】
https://sasaelle.pages.dev/プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes