LIVING TECH協会とRoomClipが「スマートホーム市場動向レポート2026」を発表。利用経験は15.1%でまもなくキャズム超えの岐路、利用者の86.4が「満足」と回答。
LIVING TECH協会

~今後の普及のカギは、今後の普及のカギは、機器の数・種類だけではなく「暮らしの役に立つと伝わる訴求と仕組み」と「知っているを、やってみたいに変えること」「生成AI」の3つ~
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「人々の暮らしを、テクノロジーで豊かにする。」をミッションに、多種多様な業界から企業が集まり、「暮らし×テクノロジー」をキーワードに、スマートホーム領域を中心に普及活動を行う一般社団法人LIVING TECH協会は、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム「RoomClip」を運営するルームクリップ株式会社と共同で調査を行い、日本における一般ユーザーのスマートホーム市場の現在地と、普及に向けた課題をまとめた「スマートホーム市場動向レポート2026」を発表しました。
本レポートは、本調査は11,003名への全国一般調査と、当協会のメディアパートナーである「RoomClip」の協力を得て、RoomClipユーザー(398名)へのアンケート・投稿キャンペーンを実施し、取りまとめたものです。今後も、ルームクリップとLIVING TECH協会は、日本におけるスマートホームの普及に向けて、定期調査を実施していく予定です。
[表:
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一般調査対象:20代、30代、40代を25%、50代~60代を25%、かつ男女比が各年代で5:5で調査
- 普及状況はキャズム到達圏内に:スマートホームの利用経験は15.1%、スマホで操作できる家電を含むと24%に拡大。- 非利用者のインサイト:使わないユーザーは「気づいていない」だけ。具体的な解決策を示すと44.1%が使ってみたいと回答。導入体験者の満足度・体験価値をどう伝えるかがカギ。- 生成AIとの親和性:生成AIを日常的に使う層は、非利用者と比べてスマートホーム利用経験が14.8倍。
1.利用経験は「普及の壁」と言われる16%ラインにまもなく到達
スマートスピーカーやスマートリモコン、スマート照明、スマートロック、ロボット掃除機などの「スマートホーム」の利用者は15.1%となり、初期市場から普及市場への壁(キャズム)に届く水準に。さらに「スマホで操作できる家電」の使用経験は24.0%にのぼり、言葉としての認知以上に、機能としてのスマートホームの土台が家庭に浸透し始めていることがわかりました。
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調査概要: 一般生活者調査 / 2026年5月 / スクリーニング n=11,003・所有者 n=390・非所有者 n=392、RoomClipユーザー調査/2026年6月/n=398
2.利用者の86.4%が「満足」。価値は日常の“小さな安心と快適”
利用者に満足度を聞いたところ、86.4%が「満足」以上と回答しました。役に立っていることの上位は、「家の中でスマホから操作できる」が過半数を超え、次いで「外出先から操作できる」、「決めた時間に自動で動かせる」でした。自由回答からも、「消し忘れ防止」や「リモコンを探す手間の解消」など、大きな未来感よりも、毎日のちょっとした面倒や不安を減らせることが高い満足度につながっています。
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調査概要: 一般生活者調査 / 2026年5月 / スクリーニング n=11,003・所有者 n=390・非所有者 n=392
1.「買うほど困っていない」と答えても、潜在的な困りごとは存在している
非利用者の声で最も多い「買うほど困っていない(37.8%)」。しかし、家での困りごとを聞くと「玄関で鍵を出すのが面倒(30.1%)」「消し忘れの不安」が多く挙がりました。
2.具体的な使い方を示すと44.1%が「使ってみたい」
これらの困りごとに対し、「顔や指紋で鍵を開けられる」といったスマートホーム機器の具体的な使い方を示すと、44.1%が「それなら使ってみたい」と回答。「困っていない」は必ずしも「必要ない」ではなく、「解決してくれる製品があると気づいていない」状態であることが浮き彫りになりました。
また、「設定が難しそう」という声も以前から多く聞かれますが、各メーカーともアプリでのチュートリアル等のUI・UXの改善が進んでいます。さらに、グローバル共通規格「Matter」による設定の簡便化、またスマートホームの設定サービスの認知が向上により課題解決が期待されます。
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調査概要: 一般生活者調査 / 2026年5月 / スクリーニング n=11,003・所有者 n=390・非所有者 n=392
1.スマートホームの利用が先行するコミュニティから探る、日本での更なる普及のヒント
住まいと暮らしに話題を特化した独自のソーシャルプラットフォームを展開する「RoomClip(ルームクリップ)」でも、一般調査と同時期に、同様のアンケートと投稿イベント「わが家の“スマート○○”」を実施しました。結果、利用が先行するRoomClipユーザーの導入実態から、今後の日本の一般世帯での普及を考えるうえで参考になる特徴が得られました。
前述の一般調査では、スマートホームを一度でも使ったことがある人は15.1%、スマホのアプリで操作できる家電を使ったことがある人は24.0%である一方、RoomClipユーザーに同様の設問で尋ねると、それぞれ31.0%、53.0%と約2倍程度に上回ります。
利用が先行するRoomClipユーザーの導入目的は、実現したい暮らしの解像度が高い傾向にあり、家事を効率化する」が27%(一般調査 6%)、「家族やペットを見守る」が21%(同 11%)となるなど、具体的に改善したい暮らしのシーンの解像度が高いといえる結果がみられます。新しい技術への興味だけでなく、実現したい暮らしを思い描けることが、導入を後押ししている可能性がみられます。
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また、投稿キャンペーンからは、スマート照明で好きな空間をつくる、スマートロックで防犯や家族への不安を減らす、タイマーやセンサーなど複数の機器を連携して、毎日の操作や確認を気にしなくてよい状態をつくるなど、スマートホームの価値は、操作の便利さにとどまらず、導入によって暮らしが変わった喜びが「心地よさ」「安心」「意識の解放」として語られています。中でも「自動化」への言及率が2020年の11.3%から2026年には22.7%へ倍増。日常のストレスから解放される喜びが、次のユーザーへの導入を後押ししています。
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RoomClipライブ(2026/6/30):スマートホームの「いま」と「次」。セミナー資料より引用
※ 本項におけるデータは、RoomClipで実施されたアンケート・投稿イベント内に占める割合です。市場シェアを示すものではありません。
2.生成AIを使う人は、スマートホームの利用経験が14.8倍
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調査概要: 一般生活者調査 / 2026年5月 / スクリーニング n=11,003
生成AIを私用で使っている人のスマートホーム利用率は25.1%と、未利用者(1.7%)の14.8倍にのぼりました。今後、スマート家電にAIアシスタントの搭載が進めば、最大の導入障壁である「設定が難しそう」というハードルを下げ、さらなる普及が期待されます。
※ 本結果は、生成AIを使う方とスマートホームを使う方が重なりやすいことを示すものです。生成AIの利用がスマートホームの導入につながるという、原因と結果の関係を示すものではありません。
1.ユーザー意識から見るスマートホームの「現在地」
今回の調査から、スマートホームの普及に関する現在値を以下のようにまとめました。
- 認知・導入は継続して増加: 導入率は15%を超え、普及に向けたキャズム越えの岐路を迎えました。- ライフスタイルとしての定着: 単なる機能ではなく、「スマート化」自体が一つのライフスタイルとして認知され始めています。- QOL(生活の質)の向上: 日常のひと手間や細かなストレスから解放されることが、生活の質向上というメリットとして発信されています。
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RoomClipライブ(2026/6/30):スマートホームの「いま」と「次」。セミナー資料より引用
2.普及に向けた5つの心理ステップ
今後のさらなる普及には、生活者が以下の段階を進むための「きっかけ」や「情報」を増やすことが必要不可欠であると考えます
- 出会う:スマホで動く家電をきっかけに、意識しないまま使い始める- 必要だと気づく:玄関・防犯・時短など、自分の困りごとと結びつく- 導入する:店頭で体験や購入相談ができたり、設定サポートが受けられる- 習慣になる:毎日繰り返し使うようになり、生活の一部になる- さらに広がる:先行ユーザーの使い方のユースケースを知ったり、AIの支援によって、設定や使い方の幅が広がる
スマートホームの認知・導入が継続して拡大する一方、生活者の現在地は一様ではありません。まだ「1.出会う」「2.必要性に気づく」の段階にいる人がいる一方で、すでに日常的に使いこなし、「4.習慣になる」「5.さらに広がる」へと進んでいる人もいます。
今後、普及をさらに進めるうえで重要になるのは、画一的な利用方法を提示することではなく、生活者ごとに異なるスマートホームへの入口を捉えることです。玄関、防犯、家事の時短といった顕在化している困りごとの解決だけでなく、照明のコントロールや複数機器の連携によって、日常の小さな手間やストレスを減らし、暮らしの質を高めることも、導入のきっかけとなります。
そのためには、製品の性能やスペックを伝えるだけでなく、「自分の家や暮らしのどの場面で役立つのか」を具体的に思い描ける、多様なユースケースを示すことが欠かせません。さらに、体験や購入相談、初期設定のサポートによって導入のハードルを下げるとともに、導入後も無理なく使い続け、機器の組み合わせやAIの支援を通じて活用を広げられる環境を整えることが重要です。
生活者一人ひとりのこだわりや困りごとに寄り添い、それぞれに合った入口と使い方を提案することが、スマートホームを一時的な利便性にとどめず、暮らしに定着するライフスタイルへと育てていく鍵になると考えます。
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スマートホームが暮らしに定着するまでの5つの段階
3.当協会アドバイザー新貝氏(X-HEMISTRY(株) CEO/Connectivity Standards Alliance 日本支部 代表)コメント
今回の調査結果は、スマートホーム普及の実態を定量的に裏付けた点で非常に意義深いものだと感じます。普及がずっと遅れてきた日本でも、ようやくキャズムを超える段階が見えてきました。体感でも、スマートホーム製品を目にする機会が数年前と比較して増えてきたと感じています。
スマートホームでもAIが積極的に取り入れられ始め、スマートスピーカーの生成AI対応も始まりました。これまで以上にスマートスピーカーが扱いやすくなることで、普及がさらに進む可能性があると考えています。
また、2026年2月には「Matter」に続いてスマートキーの規格「Aliro」の仕様公開が始まりました。AppleやGoogleなどが牽引している規格で、スマホが鍵になるという誰にでもわかりやすい体験を提供できるため、スマートロックを切り口に普及が進んでいく可能性もあると考えています。本調査が示す「玄関・鍵は必要性がいちばん伝わる場面」という結果とも重なっており、AIと標準規格の両輪が、日本のスマートホーム普及を次の段階へ押し上げると期待しています。
LIVING TECH協会では、公式サイトの「
COLUMN」にて、スマートホーム製品を中心とした暮らしを豊かにしてくれる情報を、製品レビューやHow to記事で発信しておりますが、今後もこうした情報発信とともに調査を継続し、市場の変化を記録してまいります。
またRoomClipにおいても、スマートホームに関する投稿は日々増えています。こういった情報をより多くのユーザーに届けるべく、ルームクリップをはじめとするパートナーや会員企業とともに、業界の垣根を越えた連携を通じて、日本におけるスマートホームの普及と、テクノロジーによる豊かな暮らしの実現に取り組んでまいります。共感いただける企業・団体・自治体などとの連携も強化してまいります。
イベント情報
1.RoomClip共催セミナー(アーカイブ)
2026年6月30日に、RoomClipと共催セミナー「主要プレーヤーと語る、スマートホームの「いま」と「次」。」を実施しました。(イベントレポートは
こちら。イベントのアーカイブ動画公開中です。)
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2.JAPAN BUILD OSAKAでの特別セミナー
この調査結果をもとに、2026年8月に開催されるJAPAN BUILD OSAKAにて、『1万人調査で判明!スマートホームのユーザーニーズ最前線~ユーザーのリアルから紐解くスマートホームビジネスの新提案戦略とは~』と題し、業界の主要プレイヤーと今後のスマートホームビジネスに関してディスカッションを行います。セミナー後には同会場で無料懇親会も行われます。
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日 時:2026年8月28日(金)14:30~15:30(交流会は15:45~16:45同会場にて)
会 場:インテックス大阪「JAPAN BUILD OSAKA内 LIVING TECHカンファレンス2026大阪」
参加方法:JAPAN BUILD OSAKAの
無料来場登録後、
セミナー予約が必要です。
LIVING TECHカンファレンス2026(大阪)は、このセミナーを含め、2日間で6講演セミナーを行います。詳しくは
こちらにてご確認ください。
本プレスリリースは「スマートホーム市場動向レポート2026」を抜粋しております。全文では、着眼ポイント10項目、RoomClip分析レポート等の詳細資料をご覧いただけます。
LIVING TECH協会『スマートホーム市場動向レポート2026』
資料ダウンロード用URL:
https://www.livingtech.or.jp/report2026/
※本リリースおよびレポートの内容を引用・転載される際は、出典として「一般社団法人LIVING TECH協会『スマートホーム市場動向レポート2026』」と明記のうえ、当協会サイト(
https://www.livingtech.or.jp/)へのリンクを掲載してください。
RoomClip住文化研究所『日本のスマートホーム事情 2026』
URL:
https://lab.roomclip.jp/contents/smarthome2026/
※RoomClipの調査・投稿分析を引用される際は、出典として「RoomClip住文化研究所『日本のスマートホーム事情 2026』」レポート名も併記の上、当プロジェクトサイト(
https://lab.roomclip.jp/)へのリンクを掲載してください。
【調査概要】
本レポートで使用するデータは、主に下記の調査に基づきます。
1.全国調査(世の中全体の状況を把握)
- 調査対象:全国の男女11,003名(うち詳細調査:所有者390名・非所有者392名)- 調査主体:一般社団法人LIVING TECH協会- 調査方法:インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」を利用)- 調査時期:2026年5月
2.RoomClip調査(先行して使っているユーザーの使い方を把握)
- 調査対象:RoomClipユーザー398名(所有者213名・非所有者165名)/投稿イベント「わが家の“スマート○○”」の投稿141枚(2026年)- 調査主体:ルームクリップ株式会社/一般社団法人LIVING TECH協会 《要確認:表記》- 調査方法:RoomClipユーザーアンケートおよび投稿の分析- 調査時期:アンケート/2026年6月 投稿の分析/2020年・2023年・2026年の3回分を比較
※ 2.は、住まいやインテリアへの関心が高い方が自ら参加された調査です。そのため、この数値は世の中全体の平均ではなく、「早くから使っている方々の様子」としてご覧ください。全体の水準は1.に基づきます。
※ RoomClipは当協会のメディアパートナーであり、2023年にも共同で調査レポートを発表しています。(
https://www.livingtech.or.jp/update/update487/)
一般社団法人LIVING TECH協会について
「暮らし×テクノロジー」をキーワードに、住宅関連、流通・小売をはじめ業界の垣根を越えた企業が集い設立した団体です。1社単独では実現が難しい業界横断型&ユーザー参加型の実践的なアライアンスの場を提供し、テクノロジーで暮らしの豊かさの実現と社会課題の解決を両立し、すべての人々が快適で活き活きと暮らせる社会を目指しています。スマートホーム産業を中心に、カオスマップの発行、カンファレンスの開催、製品レビューや調査レポートの発信などを行っています。
名称:一般社団法人LIVING TECH協会
所在地:東京都港区南青山5丁目4‐35 たつむら青山ビル
公式HP:
https://www.livingtech.or.jp/
代表理事:山下 智弘(リノベる株式会社 代表取締役)
代表理事:丸山 舞(アマゾンジャパン合同会社 Echo・Smarthome事業部 事業部長 アマゾンデバイス事業本部)
RoomClip/RoomClip住文化研究所について
【RoomClip住文化研究所について】
RoomClip住文化研究所は、RoomClipに投稿された膨大な写真やコメント、タグなどの実例データ、検索や保存、いいねなどのアクティビティデータ、ユーザーアンケートやインタビューなどを基に、住まい・暮らし領域のトレンドや消費性向などについて調査・分析する研究機関です。2021年4月に設立し、毎月様々なテーマで分析レポートを発表しています。
【RoomClipについて】
家具や家電、雑貨などのインテリア写真の投稿、閲覧からアイテムの購入までできる、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォームです。スマートフォンアプリとインターネットのウェブサイトを展開しています。現在写真枚数は650万枚を超えます。RoomClipは日本で最も「実際に人が生活している部屋の写真とデータ」が集まっているサービスです。雑誌やテレビなど年間に100以上の媒体でRoomClipユーザーが紹介されています。
【ルームクリップ株式会社について】
代表者:高重正彦
設立:2011年11月24日
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-28-1
URL:
https://corp.roomclip.jp/
事業内容:「RoomClip(ルームクリップ)」の企画・開発・運営、「KANADEMONO(カナデモノ)」の企画・製造・販売、インテリアの仕入・販売、その他EC・D2Cに関する事業
RoomClip(
https://roomclip.jp/)
RoomClip住文化研究所(
https://lab.roomclip.jp/)
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes