『ノンフィクション 戦争は終わらない? 武装解除・紛争予防の現場から』発売記念! 瀬谷ルミ子さん×大野りりあなさん特別対談
株式会社 学研ホールディングス

紛争地で四半世紀にわたり、平和活動に携わってきた瀬谷氏の新刊『戦争は終わらない?』が刊行! 現役の小学生で俳優・モデルの大野りりあなさんから瀬谷さんへの質問。
株式会社 学研ホールディングス(東京都品川区/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 Gakken(東京都品川区/代表取締役社長:南條達也)は、2026年7月27日に瀬谷ルミ子氏初の児童書『ノンフィクション 戦争は終わらない? 武装解除・紛争予防の現場から』を発売いたしました。これを記念し、紛争解決の第一人者として知られ、認定NPO法人リアルズ(Reach Alternatives)の理事長である瀬谷氏と、小学生で俳優・モデルの大野りりあなさんとの対談が2026年8月7日に学研ビルで行われました。
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瀬谷ルミ子さん(左)と大野りりあなさん(右)
日頃よりそれぞれの立場で国際協力や戦争と平和について関わる二人の対談は、終始なごやかな雰囲気で進められました。
事前に新刊『戦争は終わらない?』を読んできたりりあなさんは、瀬谷さんに聞きたかった質問も用意。
「危ない場所へ行く原動力はどこから?」「本当の平和って、どういう状態?」「世界中の人が安心して健康に過ごせるために、一番大切なことって?」など、瀬谷さんから答えるかたちでやりとりが行われました。
以下、対談の一部をお届けします。
<収録:2026年8月7日/文:矢部俊彦>
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司会:『ノンフィクション 戦争は終わらない? 武装解除・紛争予防の現場から』を読んだ感想を教えてください。
大野りりあなさん(以降、りりあな):特に印象的だったのが、くり返し書かれていた「点が線になり、やがて面になる」という言葉でした。どんな小さな一歩でもいいから、自分だからこそできる行動を踏み出せば、それが「点」になる。それがたくさんの人に繰り返されて「線」になり、そこから「面」になってしくみができて、平和な世界が作られていく。
自分は日本とイランの両方にルーツがある人のひとりです。今、イランは戦争が起きていて危ない国というイメージがあると思うんですけど、それと違って日本はすごく平和な国というイメージがあると思います。その二つの国にルーツがある私だからこそできること、私にしかできないことがあるんじゃないかなと思うんです。
瀬谷ルミ子さん(以降、瀬谷):お読みいただきありがとうございます。これまで、世界の紛争地で元兵士を社会に戻すために武器の回収や職業訓練を行う武装解除という仕事をはじめ、紛争で傷ついた人々への心のケア、紛争を防ぐための地域づくりなど、たくさんの活動を行ってきました。しかし、それらは地域の人たちが心から望んで、最終的にはその人たちの手で行われていかないと意味がありません。活動のなかで、それまであまり活躍の機会が与えられていなかった地元の女性や子どもなどが、勇気を持って参加してくれるすがたが印象的でした。そうした一人ひとりの行動が大きく地域や社会を変えていくようすを何度もみてきました。また、りりあなさんが「自分って、この社会、世界の中でどんな立場なんだろう」というところまで引き寄せて考えてくださっているのが、心強いなと思いました。
りりあな:私たち小学生には、自分の手で戦争を止めることはできないかもしれないけど、一人ひとりが自分だからこそできることをやっていって、その積み重ねの先に平和があるんじゃないかなと思います。
司会:りりあなさんが特に印象に残ったシーンは?
りりあな:(元ギャングのメンバーで、瀬谷さんの活動に協力し、スラムのサッカーチームのエースストライカーにもなった)ジェームスさんのお話です。自分が経験したことがあるからこそ、その子たちを助けたりサポートができたりというのが、本当にかっこいいなと思って。いつか会ってみたいと思いました。
瀬谷:ジェームスに伝えたらすごく喜ぶと思います。彼と出会ったときは、「あんなやつを巻き込むとトラブルになるからやめたほうがいい」と長老たちや地域の人たちから言われました。でも本人が、「本当は変わりたい」という思いを素直に伝えてくれたので、彼を信じたんです。自分のことを認めてくれる人がいるんだということを一つひとつ経験していくごとに、彼はどんどんたくましくなっていって。今では、子どもたちの憧れの存在になっているし、ロールモデルになるような振る舞いをすることも自分の使命だと感じているようです。
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▲本書にも登場するジェームスさん。
りりあな:本の表紙も、ジェームスさんが建てたサッカーフィールドの写真ですよね。
瀬谷:そうです、スラムの中の。十代後半から三十歳ぐらいまでの選手が、仕事や学業のかたわら練習していて、チームがつくられた年にケニアの第七部リーグを一位で通過したんですよ。びっくりしました。テロリストやギャングばかりいる場所のように見られていたスラムで、住んでいる子どもたち自身も「自分たちはそういう立場だ」と思ってしまうような所だったんです。それが、若い世代がサッカーで活躍したことで、新しい生き方や希望の姿が示されました。それによって「スラムで生まれ育っても、自分たちもそうなれる」と子どもたちが目指す生き方の選択肢が増えた。その地域で生まれ育った若い世代たちだからこそ作りだせた変化だなと思います。
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司会:瀬谷さんがよくおっしゃる「選択肢」を広げていくということですよね。
瀬谷:周りにいる人たちの接し方も、すごく大事なんです。長老たちもけっして悪いわけじゃなくて、その地域を安定させるという使命と責任があるからこそ厳しめに見ていて、不安なことはやめようと止めることも多いんです。でもそれが、本来なら変われる可能性がある子どもや若者たちから選択肢をなくしてしまっている面もある。
これは、日本とも通じることで。生き方を大人が決めたがることが、子どもや若い世代の可能性を摘んでしまう場合もあると思います。
りりあな:瀬谷さんが、ちっちゃい頃から他人がやってないことを逆に自分でやろうと思っていたというのも、すごくかっこいいなと思いました。
瀬谷:ありがとうございます。りりあなさんも「自分だからこそできること」と何度もおっしゃっていたのが素晴らしいなと思いました。私自身は、すごく崇高な理念を持っていたわけでもなく、最初は「人にかなうことはないけど、どうしたら自分らしく生きていけるんだろう」という子ども時代のコンプレックスから積み上げてきたところもあります。否定的な感情も決して悪いものではなくて、自分を追い込まず、どう生かしていくかが大切だと思っています。
りりあな:『戦争は終わらない? 武装解除・紛争予防の現場から』を読んで、紛争地にいる子どもたちって、どういう夢を持っているのかなぁと気になりました。
瀬谷:紛争地で「今、何でもいいから手に入れられるとしたら何が欲しい?」と聞くと、「学校に行きたい」という子がすごく多いんですよ。お金でもおもちゃでも食べものでもなく。ふだん食べるものにも困っているのに。その子たちにとって学ぶことができる学校は、自分の将来を作る場なんですね。そこに行きさえすれば、今の生活を変えられる機会があるんだって。
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りりあな:「未来に進むための方法」だと、子どもたちが考えているんですね。
瀬谷:まさにそうですね。その先の夢は、教師になりたいという子が多いんです。学校に通えてない子でも近くの学校を見て憧れたりする。中にはパイロットという子も。空を見ていると、たまに飛行機が飛ぶのが見えるからです。まずは身近なものから夢を見つけるんですね。だからこそ、できるだけ多くの「選択肢を作る」機会が大事なんです。
ほかに、私たちの平和活動のリーダーとしての研修を受けたアフリカの若者の中には、警察官になってスラムの責任者になった人もいるし、国会議員事務所で働いてスラムの声を政治に届けている人や、大学で教える仕事に就いた人もいます。はじめて出会ったときは学校にも行けず、争いや暴力が起きる自分たちスラムをどうしたら変えられるのか、途方に暮れていたのに、夜間学校に通って頑張った人もいます。私たちは平和活動の研修に加えて、若者たちに起業や奨学金の支援をして、自分たちで収入を得られるようにもしています。南スーダンでは、路上で生活をしていたストリートチルドレンや避難民の若者たちが、ホテルやレストランで働けるように職業訓練をしました。たまに私たちが見に行くと、職場で「外国人のお客さんまで来るのか」「すごいな」と言われて、誇らしげに、気恥ずかしそうにしていたりとか。
りりあな:すごい!
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続きのトピック、「子どもが参加できる平和活動ってあるの?」「紛争地や危ない場所に行く原動力はどこから?」「本当の平和って、どういう状態?」など、対談の全文は以下よりご覧いただけます。
▶こそだてまっぷ:
https://kosodatemap.gakken.jp/information/news/107053/
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1977年、群馬県生まれ。中央大学総合政策学部卒。
ブラッドフォード大学紛争解決学修士号取得。
2026年、平和への貢献により同大学から名誉博士号を授与される。認定NPO法人リアルズ(Reach Alternatives)理事長。紛争解決と平和構築の第一人者として世界で高く評価される。
Newsweek日本版「世界が尊敬する日本人25人」(2011年)、The New York Times 「世界に足跡を残す10人の女性」(2022年)、第32回読売国際協力賞(2025年)に選出。
その活動は教材として、高校の国語や英語の教科書にも取り上げられている。
著書に『職業は武装解除』(朝日新聞出版)。
★選出・メディア(抜粋)
国内外300超のメディアで紹介され、10を超える賞を受賞。
・NHKプロフェッショナル 仕事の流儀(2009年)
・Newsweek日本版「世界が尊敬する日本人25人」 (2011年)
・日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー(2012年)
・イギリス政府International Leaders Programme (2015年)
・The New York Times「世界に足跡を残す女性10人」(2022年)
・第32回読売国際協力賞(2025年)
★書籍
・単著:『職業は武装解除』(朝日新聞出版)ベストセラー、文庫化
・高校英語教科書「CROWN English Communication III」(三省堂)、高校国語教科書「現代の国語」(数研出版)、大学入試問題などでその活動や書籍が題材とされている。
◆認定NPO法人リアルズ
公式ホームページ:
https://reals.org
リアルズは1999年に創設。紛争地域において「いま危機にある命をつなぐ緊急支援」と「争いを防ぎ平和をつくる活動」に取り組む。現在はガザ、シリア、アフガニスタン、ミャンマー、南スーダン、トルコ、ケニアなどで活動を展開。紛争地の人々を育成し、争い予防と平和の担い手としての知見と志を磨くことで「人」が変わり、その人々が問題解決のため役割分担・連携しコミュニティの「しくみ」を変え、政治・政策、他地域、次世代に波及効果を生むことで「社会」を変えることを見すえた活動を実施している。
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神奈川県出身。日本とイランにルーツを持つ。
俳優・声優・モデル・タレントとして、雑誌やテレビ番組のレギュラーモデル・タレントを務めるなど、さまざまな分野で幅広く活動中。
特技:手話、ダンス、歌を歌うこと、英語、水泳、ギター、ウクレレ、ピアノ。
★主な出演歴(抜粋)
<映画>
劇場アニメ「窓ぎわのトットちゃん」トットちゃん役
映画「ミッシング」
映画「マッチング」
映画「ゆとりですがなにか インターナショナル」
映画「おとななじみ」
<ドラマ>
NTV「若草物語」第2話 クラスメイト役
CX「ビリオン×スクール」第9話 女子役
TBS「笑うマトリョーシカ」第9話 子供時代の浩子(高岡早紀さん幼少期)役
読売テレビ・日本テレビ系「降り積もれ孤独な死よ」雨宮栞役
<テレビ>
NHK Eテレ「スゴEフェス2024」MCでの出演
NHK「チルシルジャーナル」キャスターでの出演
NHK Eテレ「あおきいろ」ミドリーズ二期生
CX「ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル」ほん怖クラブメンバー
<雑誌>
VOGUE JAPAN
小学館「ぷっちぐみ」専属モデル(2023~)
[商品概要]
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《あらすじ》
武器を渡さない政治家、加害者であり被害者でもある少年兵、兵士や傷ついた地元民。
彼らといったいどのように対話し、平和を構築したのか。
争いの終わらせ方、そしてそのふせぎ方は?
今も続く戦争について、本気で考えはじめるための一冊。
■『ノンフィクション 戦争は終わらない? 武装解除・紛争予防の現場から』
著:瀬谷ルミ子
定価:1,650円(税込)
発売日:2026年7月27日
対象年齢:小学校中学年以上
仕様:A5判、ハードカバー、160ページ、巻頭カラーページ
電子版:配信予定
ISBN:978-4-05-206310-7
発行所:株式会社 Gakken
学研出版サイト:
https://hon.gakken.jp/book/1020631000
【本書のご購入はこちら】
・Amazon:
https://www.amazon.co.jp/dp/4052063104/
・楽天ブックス:
https://books.rakuten.co.jp/rb/18626084/
【Gakken児童書編集部の出版サイト・SNSはこちら】
・
https://lit.link/gakken
■株式会社 Gakken(Gakken Inc.)
https://www.corp-gakken.co.jp/
・代表取締役社長:南條 達也
・法人設立年月日:2009年1月13日(2022年10月1日商号変更)
・資本金:50百万円
・所在住所:〒141-8416 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・事業内容:出版・コンテンツ事業、グローバル事業、医療・看護出版コンテンツ事業、
園・学校向け事業、教室関連事業、EC・オンライン事業、広告事業を展開
■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO., LTD.)
https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原 博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,991億円、連結子会社:82社(2025年9月期)
東京証券取引所 プライム市場上場(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
学習教材などの出版・コンテンツ事業、
教科書・保育用品などの園・学校事業など
医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
認知症グループホーム事業、
保育園・学童などの子育て支援事業など
グローバル:150か国以上で活動・事業展開
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes