LTS、フィジカルAI社会実装の実現に向けた新サービスを開始
エル・ティー・エス

「レイバーコストゼロ」時代を見据え、導入構想から新たな価値の創出まで一貫支援
株式会社エル・ティー・エス(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:樺島 弘明、以下LTS)は、ヒューマノイドをはじめとするロボットと、その頭脳となるフィジカルAIの産業導入を支援する新サービスの提供を開始します。フィジカルAIがもたらすイノベーションの本質は、物理世界の労働のコスト(=限界費用)を限りなくゼロに近づける「レイバーコストゼロ」にあり、変革はこれまでロボットが導入されてこなかった産業にも及びます。LTSは、産業と技術の間に立つ「フィジカルAI社会実装のアーキテクト」として、どの業務を・どの技術で・どの順序で変革するかを設計し、個別の施策を全体の整合の中に位置づけながら、構想策定から導入、展開、事業化までを一貫して支援します。
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LTSはこれまで、ビジネスプロセス変革の専門家として、ITやAIといったテクノロジーを前提とした業務の抜本的な変革を支援してきました。IT・AIは今や、業務プロセスの改善にとどまらず、経営そのものに関わるテーマとして、ビジネスモデル変革を実現する原動力となっています。
しかし、半世紀以上にわたり産業横断で変革をもたらしてきたITやAIも、その対象は情報システムやホワイトカラーの知的業務といった「デジタル領域」にとどまっていました。インターネットは「情報伝達のコスト」を、AIは「ナレッジ活用のコスト」を、それぞれ限りなくゼロに近づけることで社会を変えてきました。
いま、ヒューマノイドを中心とするハードウエア技術の進展と、その頭脳となるフィジカルAIの登場により、変革の対象はデジタル領域から物理世界へと拡大しつつあります。フィジカルAIがもたらすイノベーションの本質は「レイバーコストゼロ」、すなわち物理世界の作業にかかる労働のコストを限りなくゼロに近づけることにあります。
従来のロボットは用途ごとの個別開発が前提であり、その活用は製造業や物流といった一部業界の先進企業に限られていました。その従来のロボットが、フィジカルAIを搭載することで、低コスト化と汎用化が進み、多様な産業の現場で働きうる存在へと変わる可能性を秘めています。
そして「レイバーコストゼロ」がもたらすのは、既存業務の省人化やコスト削減にとどまりません。情報のコストがゼロに近づいたことで新たな事業やサービスが次々と生まれたように、労働のコストがゼロに近づく世界では、人手や身体の制約によりあきらめられていた業務やサービスが実現可能になります。LTSはフィジカルAIを、人を代替する技術ではなく、人の能力を拡張し、産業に新たな付加価値をもたらす技術として捉えています。
フィジカルAIの導入は物理世界の変革を伴うため、従来のIT導入にはなかった固有の困難があります。
1.ソフトウエアとハードウエア双方の専門的な知見が必要
2.現場導入における安全面やセキュリティの懸念
3.ロボット実機を伴う高い初期投資
フィジカルAI技術が国内外で急速に整いつつある一方、導入する企業の側に立ってこれらの困難を解き、産業と技術をつなぐ設計者が市場に不在であることが、社会実装の構造的な壁となっています。
LTSは長年、業務変革の専門家としてお客様を支援してきました(例:
LTS山本政樹が「ビジネスアーキテクト」の役割再定義をリードした「デジタルスキル標準 Ver2.0」が経済産業省/情報処理推進機構により公開されました)。アーキテクトとは、目的・戦略を実現するために、対象となる全体の構造や設計原則を定め、個別の施策が全体として整合する状態をつくる人材です。DXにおけるビジネスアーキテクト人材の役割定義について、弊社社員が国の政策の場で関わってきました。
近年は、フィジカルAIの中核技術にも自ら取り組んでいます。NEDO事業(例:
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が実施する、空港グランドハンドリング作業の生産性向上に向けた技術開発のスクリーニング審査通過のお知らせ)への参画、国際学会のフィジカルAI基盤モデル開発コンペティションでの入賞、ヒューマノイドやロボットアームなどの実機による検証環境を保有し、技術検証を重ねています。
LTSは、この新たな変革の領域においていまだ不在の「産業と技術をつなぐ設計者」の役割を、「フィジカルAI社会実装のアーキテクト」として担ってまいります。
業務変革を起点に、構想から事業化までを一貫して支援します。ロボットは目的ではなく、業務変革・事業創出の手段と位置づけ、「レイバーコストゼロ」の先にある新たな事業・サービスの創出へ挑みます。
本サービスの根底にあるのは、フィジカルAIの導入を業務の自動化にとどめず、お客様の事業価値を高める活動へと昇華させるという考え方です。また、1社での限界を超えるため、産業において解くべき課題(Deep Issue)を据え、その方向に多くの仲間と一緒になってパートナーエコシステムを作るという発想です。
IT・AIの時代は、デジタルに完結するオペレーションが変革の対象であったため、少数のプラットフォーマーが価値を総取りする構造でした。一方、フィジカルAIの時代は、物理的なオペレーションの構築と運用が必ずついて回ります。現場の課題は物理オペレーションの中にしかなく、価値の源泉を握るのは現場を持つ企業になると考えます。
これは、いま現場の課題を抱える企業にこそ、大きな機会があることを意味します。ドメイン固有の物理作業を含むオペレーションのデジタル化は、現場の人が自らロボットとともにつくることで、初めて高い実現性を持ちます。こうして磨き上げたオペレーションは、もはや人手の制約に縛られません。機体を増やせば複製できるため、同じ課題を抱える産業全体へサービスとして展開する道が開けます。例えば、空港のグランドハンドリング業務や、日本の生活水準を支える鉄道・都市の清掃サービスなども、その対象となりうる領域です。
LTSは伴走者として、業務変革の方法論とフィジカルAIの技術知見の双方をもって、現場が自らデジタルなオペレーションをつくることを可能にし、自動化の先にあるサービス化・事業化までを次の3つのサービスで設計します。
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1. [Strategy: Find the Deep Issue]
フィジカルAI変革構想の策定。経営戦略・事業戦略を起点に、どの業務を・どの技術で・どの順序で変革するかを定める全体構想を策定します。フィジカルAIを活用したサービスは、一社だけで作り込めるものではありません。Deep Issueを旗印に、Deep Techを持つ国内外のスタートアップとの協業・共同開発を通じて仲間を集める--そうしたパートナーエコシステムの形成までを、変革構想の一部として設計します。策定後も、個別の導入プロジェクト群を一つの変革プログラムとして束ね、検証結果や技術の進化を踏まえて優先順位と投資配分を見直し続けます。施策の乱立や「検証止まり」を防ぎ、変革全体を成果まで導く、アーキテクトとしてのサービスです。
2. [Shape: Design the Solution]
現場課題の解決は、ソリューションパートナーと組んで進めます。課題を解くソリューションそのものの提供はパートナーが担い、LTSは、ロボットが現場で力を発揮できる「場」を整えることに注力します。具体的には、経済合理性・ガバナンス・安全性・セキュリティの4つの非機能面の観点からフィジカルAI・ロボットの適用機会を評価し、シミュレーション環境や実機による検証を通じて、大きな初期投資の前に投資判断の確度を高めます。そのうえで、人・AI・ロボットの役割分担を再設計し、中立的な立場での機体選定からIT・OTシステムとの連携設計、現場の安全設計までを一体で支援し、現場での成果につなげます。
3. [Scale: Develop & Scale the Service]
「レイバーコストゼロ」の先にある新たな事業・サービスの立ち上げを支援します。既存業務の自動化による代替にとどまらず、人の能力を拡張し、これまで人手や身体の制約によりあきらめられていた業務の頻度やきめ細かさ、サービスの水準を実現することで、顧客への提供価値そのものを高めます。さらに、サービスとして提供する段階で不可欠となるロボット機体の供給や運用・保守の体制づくりについても、ロボットメーカーをはじめとするパートナー企業との連携構築を含めて支援し、事業として継続的に提供できる仕組みまで伴走します。
フィジカルAI市場は、社会実装が始まりつつある黎明期にあります。今後、AI・ロボティクス技術の進化や機体の低コスト化・汎用化が進むことで、製造・物流にとどまらず、建設、農業、インフラ、サービスなど、これまでロボットの導入が限定的であった幅広い産業への活用が広がっていくとLTSは考えています。
しかしながら、フィジカルAIの社会実装は一社だけで実現できるものではありません。LTSは、フィジカルAI市場において、技術を提供する企業、産業の現場を持つ企業、研究機関など、志を同じくするパートナーとの共創を積極的に進めていきます。また、市場拡大を見据え、業務・事業変革を支援するコンサルティング人材と、フィジカルAI・ロボティクスの技術を理解する専門人材の双方を備えた体制を強化します。自社での実機検証や研究開発を継続するとともに、ロボットメーカー、AI・ソフトウエア企業、研究機関などとの連携を広げ、個社・個別技術だけでは解くことのできない社会実装上の課題に取り組みます。
「レイバーコストゼロ」がもたらす変化を、単なる省人化・自動化に終わらせるのではなく、人の能力を拡張し、これまで実現できなかった新たな仕事やサービス、産業を生み出す力へと変えていく--。LTSは、そのための「フィジカルAI社会実装のアーキテクト」として、お客様・パートナーとともに、新たな産業と社会のあり方をつくってまいります。
【株式会社エル・ティー・エスについて】東京証券取引所 プライム市場(6560) URL:
https://lt-s.jp/
株式会社エル・ティー・エスは、クライアントのビジネスアジリティ/変革実行能力を高める伴走型コンサルティングを主軸とした総合サービスを提供しています。
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】LTS 広報担当 E-Mail:info@lt-s.jp
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes