〈10代に人生の正解を教えられる大人などいない〉 恐山の禅僧・南直哉が5人の中高生と一対一で向き合った最新刊『君たちはどう生きてもいい』が9月15日発売!
河出書房新社

「第一志望に受かったのに、なぜ満たされない?」「普通じゃないとダメ?」…… ベストセラー著作多数の禅僧が5人の中高生と考えた、正解のない時代の生き方
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株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、30年以上にわたり人々の悩みに向き合ってきた恐山の禅僧・南直哉が、中高生5人との対話、その後の解説を通して、正解のない時代を生き抜くためのメッセージをこめた一冊、『君たちはどう生きてもいい』を2026年9月15日に刊行します。
世の中に「正解」はない。それでも、まちがえる自由はある。
人生に正解など存在しません。
誰もがその時々で、精一杯生きてきたのですから、正解が出せない自分を責めなくてもいいし、答えが出ないままでいい。
問いを持ち続けること、それ自体に意味があるのです。
――第1章 第一志望に受かったのに、なぜ満たされないのか「対話から考える」より
『君たちはどう生きてもいい』では、5人の中高生が抱えるそれぞれの問いに、禅僧・南直哉が一対一で向き合います。
進路、自分らしさ、お金、家族、居場所……。どれも、簡単に「こうすればいい」と答えを出せるものではありません。
30年以上にわたり、人々の悩みに耳を傾けてきた著者は、若い世代に「こう生きるべきだ」と説くのではなく、時に迷い、時に立ち止まりながら語られる10代の「生の言葉」に耳を傾けます。そして、対話を通して著者自身がたどり着いたのが、「世の中に『正解』はない。それでも、まちがえる自由はある。」という言葉です。
10代に人生の正解を教えられる大人など、どこにもいない
本書には「結論」も「答え」もありません。
何らかの解決策を求めて手に取った方の希望には応えられないでしょう。
しかし初対面の僧侶に対して、時に率直に、時に迷いながら、彼らが紡(つむ)いでくれた「生の言葉」が収められています。
それらは鏡となり、あなたの中にある問いを照らし出すでしょう。
また、今後どう生きるか、自分なりに納得できる方法を見出していくための手がかりとなるに違いありません。
そうであれば、本書の試みには十分な意味がある。私はそう考えています。
――「はじめに」より
君たちは、どう生きてもいい――。
一見すると、若い世代を励ます言葉のようにも聞こえます。しかし、本書を通して著者が伝えたいのは、「君たちの未来は大丈夫」という楽観的なメッセージではありません。
時代も社会も大きく変化するなかで、過去の経験をもとに、若い世代に「こう生きればいい」と言い切れる大人などいない。だからこそ、若者には、自分自身で試行錯誤する権利がある。
本書には、人生の「答え」も、悩みをすぐに解決する方法もありません。けれど、5人の中高生が語る率直な言葉と、それに向き合う著者の言葉が、「どう生きればいいのか」と問い、悩み続ける私たちをきっと支えてくれます。
10代のためだけに書かれた本ではありません
しょせんは大人も子どもも同じです。
「それでも、生きよう」と覚悟を決めるしかありません。
「悩みや問題は結局のところ、解決しない」と開き直り、ままならない自分を引き受けていくのです。
――「はじめに」より
この本が向き合うのは、10代の悩みだけではありません。
子どもの進路や将来を心配する親。「ちゃんと生きなければ」と自分自身を追い込んでしまう大人。「こうあるべき」という価値観に違和感を覚えている人……。
5人の10代との対話を読むことは、同時に、私たち大人が無意識に抱えている「普通」「成功」「安心」「幸せ」といった固定観念を見つめ直すことでもあります。
子どもたちを「夢を持て」「前向きになれ」と励ます本ではありません。
子どもが悩んでいる時、大人はつい「正しい道」を教えたくなります。
しかし子どもの支えになるのは、正解でも正論でもありません。「安心して悩める場所」「問いを言葉にしていい場所」を用意することです。
――第1章 第一志望に受かったのに、なぜ満たされないのか「対話から考える」より
子どもが子どもらしくいられるために、何が必要なのか。
そして子どもたちを支えるために、大人は、社会は、何ができるのか。家族をバックアップするしくみを意識的に作っていかなければなりません。
――第5章 僕が笑えるのは、「居場所」があるから「対話から考える」より
大人も子どもも、それぞれが後悔や不安を感じ、さまざまな違和感、問いを抱きながら生きています。
5人の中高生との対話では、けっして答えを急がせず、無理な納得を求めないように、悩みや迷いを抱えたまま、それでも生きていくための方法を一緒になって考えます。
10代の君へ。そして、かつて10代だったすべての人へ。
子どもも大人も生きづらさを感じやすい時代です。[…]独自の感性を持った人、心の中の小さな違和感を無視できない人は、日々の負荷が特に大きいでしょう。
それは生まれ持った資質として「そういうものだ」と受け入れるしかありません。
ただ、生きていれば、その敏感さの使いようが見えてくる時が来ます。
今は苦しさや煩(わずら)わしさにつながる感受性が、いつか自分を助ける力になることがある。そしてその力は、時として他者の力にもなり得るのです。
――第3章 お金があれば、安心できると思っていた「対話から考える」より
「どう生きるか」に、ひとつの正解を求めなくていい。
本書は、そんな時代に生きるすべての人へ贈る一冊です。
目次
はじめに
第1章 第一志望に受かったのに、なぜ満たされないのか 自分の中にある「問い」を大切にする
[対話1]堀田結衣さんと語る
学級崩壊と中学受験のはざまで/「なんとなく」で選んだ進路/勉強が必要なのは自由になるため/学校が合わないという感覚/やんちゃだった9歳の頃/親子といえど他人である/問いを大事にする/夢がなくても大丈夫/ 問いの答えが出なくてもいい
対話から考える 人生に深みを与える「違和感」と「問い」/「自分で選択した」と実感できるかどうか/親が子どもにできることは二つだけ/親は子どもに対して責任はあるが、権利はない/子どもは「他人」である/「自分で決めた」という実感が大事/違和感は自分と深くつながるきっかけとなる/答えの出ない「問い」を持ち続ける
第2章 「普通」じゃないとダメなのか? 「普通」や「本流」からズレる生き方
[対話2]宮平悠太さんと語る
違和感を覚えた中学時代/「理想の楽園」はどこにもない/なぜ、僕たちはズレていくのか/「らしくない生き方」は大変だ/目的を達成するには、妥協も大事/「満たされない感覚」を持ち続ける/「役に立たない時間」を大切に/自分の性質を受け入れて生きる/親の役目は、子どもを否定しないこと/ひとつの道を貫かなくていい
対話から考える 「普通」の呪縛を解き、子どもの味方になる/「普通」の枠に収まらない人間/否定しないことと放任は違う/怒りは何も生み出さない/親は自分の価値観を伝えて/「迷惑をかけない」は単なる処世術/子どもを信頼し、「待つ」ということ/失敗した時こそ、味方になる/「普通」を疑う力と他者への想像力
第3章 お金があれば、安心できると思っていた 「お金が大事」という言葉の裏にあるもの
[対話3]千原海斗さんと語る
どうやったらお金を稼げるの?/お金には正体がない/結局、楽しい時間や体験が大事/自分で入学を決めた学校は最高/「ウニョウニョしてる道」がありすぎる/咲かせたい花しか咲かない教育/どうしてお坊さんになったの?/見えてきた二つの問題/ステップをひとつ踏めば、視界がクリアになる
対話から考える 「学校に行けない」は失敗ではない/欲しかったのは、お金ではなく「安心」/感情を止めてはいけない/不登校でも、人生は終わらない/「みんなで一斉に同じことをする」時代の終わり/人生は「対症療法」で十分
第4章 「本当の気持ち」を曲げずに生きていいですか? 立ち止まったから気づけた、本当の気持ち
[対話4]早川沙希さんと語る
「メンタルがズタボロ」になったコロナ禍/言葉にできない感情をすくい取る/世代の違う人間関係の作り方/「女の人が好き」と気づいた時/休んだ時間が気づかせてくれた/性の指向は型にはめられない/世間と折り合いをつけて生きる/振られるとわかっていて告白してきた同級生
対話から考える 生きづらい時代こそ、他者とつながる力を育む/早く大人にならざるを得なかった/味方がいれば、孤立は避けられる/「受け身の姿勢」でつながろう/大人は、子どもの思いをどう受け止めるべきか/性教育は人権教育である/「無知」が差別を引き起こす
第5章 僕が笑えるのは、「居場所」があるから 家族の中で大人の役割を担う少年
[対話5]橋口亮平さんと語る
学校は楽しいけれど…… /「大人」にならざるを得なかった/きょうだい間の見えない溝/問題は見えているけれど、何もできない/まずは、自分の身を守ること/人の縁という財産/気持ちを変えるのは、行動から/早く大人になりたい/専業主夫という選択
対話から考える 孤立する家族を、社会、個人でどう支えるか/居場所があるから、踏みとどまれる/社会は主体的に家庭を支えるしくみ作りを/「苦しい」と言える人を見つけよう/子どもの「伴走者」が求められている/男女の役割意識を超えた新しい生き方
おわりに
相談窓口紹介
本書には、著者・南直哉師が5名の中高生と行った対話を収録しています。
対話相手の氏名は仮名としており、年齢は対話当時のものです。
また、掲載にあたっては、ご本人および保護者の了承を得ています。
著者紹介
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南直哉(みなみ・じきさい)
禅僧。恐山菩提寺院代、霊泉寺住職。
1958年長野県生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業後、大手百貨店勤務を経て、1984年、出家得度。
曹洞宗大本山・永平寺での約20年の修行生活を経て、2005年より恐山へ。
2018年、『超越と実存』(新潮社)で小林秀雄賞受賞。
著書に『新版 禅僧が教える心がラクになる生き方』(アスコム)、『苦しくて切ないすべての人たちへ』(新潮新書)、『「死」を考える』(河出新書)、『正法眼蔵 全 新講』(春秋社)など多数。
書誌情報
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書名:君たちはどう生きてもいい 恐山の禅僧と10代の対話から考える
著者:南直哉
仕様:46変形判/並製/240ページ
発売日:2026年9月15日
定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN:978-4-309-23208-9
デザイン:三木俊一(文京図案室)
イラスト:中島梨絵
書誌URL:
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309232089/
プレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes