【住まい探しにおける「漢字の壁」を解消】LIFULL HOME'S「FRIENDLY DOOR」に「ルビ(ふりがな)表示機能」を追加
株式会社LIFULL

調査から「ルビ」は文章の「分かりやすさ(内容の正確な理解)」を高めることが示唆
事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊東祐司、東証プライム:2120)は、2026年9月4日(金)より、日本語を第一言語としない方や漢字の読解に困難を抱える方が、スムーズかつ正確に住まい探しを行える環境を実現するため、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」の住宅弱者向けサービス「FRIENDLY DOOR(フレンドリードア)」において「ルビ(ふりがな)表示機能」を追加しました。
これにより、外国籍や学習障害(ディスレクシア)などで読解に困難を感じる方、さらには一般の方でも読みづらい地名・駅名の「漢字の壁」を取り払います。漢字の読みに対する心理的ハードルが下がることで、多様なバックグラウンドを持つ方が、ストレスなく希望の住まいを見つけられるようになります。本取り組みは、すべての人への「ハウジングイコーリティ(住まいの平等)」を推進します。
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LIFULL HOME'S「FRIENDLY DOOR」
https://actionforall.homes.co.jp/friendlydoor
ルビ付きプレスリリース
https://lifull.com/doc/2026/09/e2aec250e4d4c67ccebc22f379e97ad7.pdf
LIFULL HOME'S「FRIENDLY DOOR」サイト上で、ユーザーが「ルビ」を1クリックで表示することのできる「ルビ表示機能」を追加しました。本機能は、一般財団法人ルビ財団が提供する「ルビフルボタン※1」を活用しており、視認性を損なわずに高い精度でのルビ表示を実現しています。
また、地域名や駅名などの特殊な読み方をする固有名詞については、LIFULL HOME'Sの正確なデータベースを活用することで、誤表示を最小限に留める対策をしています。
※1 ルビ財団「ルビフルボタン」:
https://rubizaidan.jp/rubyful-button/
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LIFULL HOME'S「FRIENDLY DOOR」が実施した「住宅弱者の住まい探しに関する実態調査※2」では、「不動産用語が難しくてわからなかった」と回答した方が約4人に1人(24.8%)、外国籍では約5人に1人(18.2%)となっており、住宅弱者の住まい探しにおける「言語や不動産用語の壁」が課題として浮かび上がりました。
当初、この課題に対し「やさしい日本語※3」の対応を検討しました。しかし、文章の「分かりやすさ」を求めて表現を平易にしようとすると、情報量が増えて文章が長くなり、「読みづらさ」が生じやすいという課題がありました。そこで、情報量を維持しながら理解のしやすさを向上することのできる「ルビ」に着目しました。
また、「ルビ」は日本語に不慣れな外国籍の方だけでなく、15人に1人(日本の人口の約7~8%)と言われている、文字の読解に困難を感じる識字障害(ディスレクシア)を持つ方の課題解決にも繋がります。異なる背景を持つ方々の課題に対し、ルビの表示はインクルーシブな解決策を提供できると考え、導入に至りました。
※2 住宅弱者の住まい探しに関する実態調査(2022年)
https://lifull.com/news/23978/
※3 文化庁「在留支援のためのやさしい日本語ガイドラインほか」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/92484001.html
ルビの有効性は、高校~大学院に通う留学生などの日本語学習者17名を対象とした、東京大学大学院 総合文化研究科による調査によっても示唆されています。
日本語を第一言語としない方の多くが、日常生活のさまざまな場面において「漢字が読めなかった経験」を抱えています。特に、暮らしの根幹に関わる「公的文書」の手続きの場面においては、82.4%が「読めなかった経験」があり、さらに47.1%が「漢字を読めずに(内容の理解を)諦めた経験がある」と回答しています。難しい漢字が読めないことが、社会参加や各種手続きへの意欲低下に直結している実態が浮き彫りとなっています。
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調査では、漢字に馴染みのない非漢字圏出身者において、「ルビ」が文章の「分かりやすさ(内容の正確な理解)」をサポートし、読解への心理的ハードルを下げる効果も示唆されています。また、読解テスト後のアンケートでは、同グループの42.9%がルビの有無によって「内容の分かりやすさ」に大きな違いを感じたと回答しています。自由記述でも「ルビがあることで、自分が思っている以上に日本語を正しく理解できた」といった声が寄せられており、非漢字圏出身者の住まい探しを支えるツールとして有効性が示されています。
さらに、心理的な効果として、同グループの85.7%がルビの有無によって「テストへのやる気(読解へのモチベーション)に大きな違いを感じた」と回答しています。主体的に読み進める心理的負担を大幅に軽減する効果も確認されました。
しかし、漢字に馴染みのある漢字圏出身者においては、非漢字圏出身者との回答差があり、ルビの効果が限定的である可能性があることも留意しておく必要があります。
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「ルビ」は単なる日本語の学習支援にとどまらず、「情報へのアクセスを保障し、社会参加を支えるユニバーサルデザインの一つ」と位置づけられます。LIFULL HOME’S「FRIENDLY DOOR」にルビ表示機能を追加することは、「読めないから諦める」という排除をなくし、誰もが平等に住まい探しを行える「ハウジングイコーリティ(住まいの平等)」の実現に寄与します。
これまで、日本語学習におけるルビの効果についてはほとんど調査が行われてこなかったことから、今回は探索的な予備調査を実施しました。協力者の数は限られていますが、初めての調査として重要な知見が得られたと考えています。調査からは、漢字が読めないために何かを諦めた経験のある人が多いこと、また、漢字圏出身者と非漢字圏出身者とでは、ルビの有無による文章の理解度への影響に大きな違いがある可能性が示唆されました。
今後、より多くの方にご協力をいただき、第一言語での「学力」や「読解力」、日本語の習熟度などと、ルビの効果との関係をさらに明らかにすることができれば、誰もが日本語で提供される情報により効果的にアクセスし、理解できる社会づくりに貢献できると考えています。
これまでルビフルボタンでは、地名に対して正確にふりがなを振ることが技術的に難しく、課題の一つとなっていました。しかし今回、LIFULL様からのご相談とご協力を得たことで、地名にも正確にルビを振る新機能を開発・導入できました。企業様からのご相談をもとに個別にカスタマイズして機能開発を行った初の事例となります。
日本全国には難読地名が多く、地域に馴染みのない方や外国人、子どもなどから「地名の読みが分からず困る」という声を多く聞きます。住まいを探す際、不動産ポータルサイトでの物件検索から問い合わせに至るまで、地名の正確な読みが分かることは、住まい探しの大きな安心と利便性につながるはずです。LIFULL HOME’S「FRIENDLY DOOR」との取り組みを通じて、誰もがストレスなく住まいを選べる社会の実現に寄与できることをとてもうれしく思います。
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近年増加し続ける在留外国人のうち東南・南アジア等の非漢字圏の割合が高くなっており、日本のなかでも「漢字の壁」を感じる人々が多くなっているのではないでしょうか。
日本語は中国語やアラビア語と並び、習得が極めて困難な言語の一つです。一つの漢字でも音読み・訓読みで読み方が異なる点は、たとえ日本語ネイティブだったとしても読み方を間違えてしまった経験は誰でもあると思います。一方で、人とコミュニケーションする、情報を得るという生きる基盤である言語に対して、“読めるかどうか”はその人の自尊心や自己肯定感を大きく左右するものではないかと考えています。今回の調査を拝見して、ルビがあることで“諦めなくて良い”という選択が得られることの価値を改めて認識しました。
住まい探しでも難しい不動産用語が多くあるなかで、最初の一歩でつまずかなくて良いように、諦めなくても良いように、「FRIENDLY DOOR」であれば安心して探せるという世界観を実現するために、これからもサービスの改善に取り組んでまいります。
高齢者、外国籍、LGBTQ、生活保護利用者、シングルマザー・ファザー、被災者、障害者、家族に頼れない若者、フリーランスなど、多様なバックグラウンドを持つ「住宅弱者」の方々は、入居審査やコミュニケーションの壁に直面し、希望する住まいを見つけることが難しい現状があります。
LIFULL HOME'Sは課題の解決を目指し、当事者が安心して住まい探しの相談ができる不動産会社の検索および、住宅弱者にフレンドリーな物件をカテゴリーごとに検索できるサービス「FRIENDLY DOOR」を提供しています。現在、全国で7,000以上の賛同店舗、78万件以上の物件を掲載しています。(2026年9月時点)
LIFULL HOME'S「FRIENDLY DOOR」
https://actionforall.homes.co.jp/friendlydoor
※「障害者」の表記について
当事者の方からのヒアリングを行う中で、「自身が持つ障害により社会参加の制限等を受けているので、『障がい者』とにごすのでなく『障害者』と表記してほしい」という要望をいただきました。当事者の方々の思いに寄り添うとともに、社会参加を阻む様々な障害に真摯に向き合い、解決していくことを目指して、「FRIENDLY DOOR」では「障害者」という表記を使用しています。
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LIFULL HOME'Sは、「叶えたい!が見えてくる。」をコンセプトに掲げる不動産・住宅情報サービスです。賃貸、一戸建て・マンションの購入、注文住宅から住まいの売却まで。物件や住まい探しに役立つ情報を、一人ひとりに寄り添い最適な形で提供することで、本当に叶えたい希望に気づき、新たな暮らしの可能性を広げるお手伝いをします。
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記事提供:PRTimes