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没後25年 相米慎二 4Kレストア『魚影の群れ』『東京上空いらっしゃいませ』『あ、春』修復版が劇場初公開!第83回ヴェネチア国際映画祭『魚影の群れ』ワールドプレミア上映レポート

松竹株式会社

没後25年 相米慎二 4Kレストア『魚影の群れ』『東京上


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53064/591/53064-591-0fd14b4bd33023cabc03c2f437b1ad6c-2160x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「没後25年 相米慎二 4Kレストア」 ティザービジュアル

■没後25年を記念し、傑作3本がついに4Kレストアされて劇場初公開

 近年、日本のみならず世界中でその映画的魅力が<再発見>される相米慎二監督の傑作3本、『魚影の群れ』『東京上空いらっしゃいませ』『あ、春』の4Kデジタルリマスター版を、11/27(金)より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開いたします。

 『台風クラブ』『お引越し』などの名作が次々と4Kデジタル化し、フランスを始めとした海外でも公開されてヒットを記録。国内外の映画人に多大な影響を与え続ける伝説の映画監督・相米慎二。
没後25年を迎えた今秋、待望の4Kデジタル修復を経て初公開となるのは、キャリアの初期、中期、後期をそれぞれ代表する3作品。
マグロの一本釣りに命を賭ける男たちの生と死、情熱的な女たちの世界を描いた人間ドラマで、開催中の第83回ヴェネチア国際映画祭クラシック部門に日本映画で唯一選出された『魚影の群れ』
一度は天国に行ったものの、地上へ舞い戻り本当の自分を取り戻そうとする少女を描き、バブル時代の東京を背景にして初々しい魅力を放つ牧瀬里穂のデビュー作『東京上空いらっしゃいませ』
死んだはずの父親が現れたことから巻き起こる騒動をユーモアとペーソスで包み、松竹伝統の家庭劇スタイルで表現、1999年度キネマ旬報ベストテン1位に輝いた晩年の代表作『あ、春』の3本。

 今回の4Kデジタル修復は、映像を35mmオリジナルネガから4K解像度(4096×3072)で高精細スキャンしたデータを元に修復、音声もオリジナル音ネガから96kHz24bitでデジタイズ後に丁寧なノイズ処理がなされたもので、撮影当時のスタッフやその関係者の監修のもと、松竹映像センターにて画・音声ともに修復が行われた決定版とも言うべき上映素材です。

 このたびの公開情報とともに、相米慎二監督の命日である9/9(水)に解禁となったティザービジュアルのデザインは、グラフィックデザイナーの畑ユリエが担当。『魚影の群れ』、『東京上空いらっしゃいませ』、『あ、春』の劇中で強い印象を残すモチーフ ~「漁船」「ワンピース」「ニワトリ」~ が散りばめられた、公開への期待を感じさせるデザインとなっています。

 人と人が出会い、別れ、また出会う季節の巡り合いを描き、魔法のような映画的瞬間の数々に満ちた相米慎二監督のマスターピースが、待望の4Kデジタルリマスター版でスクリーンによみがえります。
<上映情報>
特集名:没後25年 相米慎二 4Kレストア
劇 場:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
公開日:2026年11月27日(金)~
    全国順次公開

Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下

■第83回ヴェネチア国際映画祭『魚影の群れ』ワールドプレミア上映レポート

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53064/591/53064-591-ed5932507db86c18c80fb30ae4cdc5e0-2086x1369.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『魚影の群れ』(C)1983/2026 松竹株式会社

第83回ヴェネチア国際映画祭(9月2日~9月12日)クラシック部門(Venice Classics)にて『魚影の群れ 4Kデジタルリマスター版』(1983 年、英題:The Catch 4K Digitally Restored Version)ワールドプレミア上映が、9月3日14:15~(※現地時間)行われました。(SALA CORINTO)
上映は高い注目を集めており、世界中の映画関係者が来場。会場は熱気に溢れました。

上映前には松竹株式会社の高川彩が登壇。本作の魅力である大海原のマグロ漁の場面で、波の繊細な動きや光を損なわずにゴミを丁寧に除去する作業が困難を極めたことなど、修復の過程を説明しました。
ヴェネチア映画祭 上映前 舞台挨拶 要旨(松竹株式会社 海外事業部 グローバル営業室 高川彩)
相米監督は、ちょうど25年前の9月に53歳という若さで惜しくも亡くなりました。監督は、生涯で13本の長編映画を残し、この『魚影の群れ』は、その4本目にあたります。すでにこの頃から、彼の「独特な演出」が確立されていました。その「独特な演出」スタイルとは、カメラを止めずに撮影する「長回し」の多用です。監督自身は、「役者が用意してきた[嘘の演技]を剥ぎ取り、極限状態で見せる[本物の人間]を撮るためだった」と語っています。この映画の印象的な「長回し」を3つほど挙げます。
1つ目は、娘のトキ子が歌いながら、自転車で港町の坂道を一気に滑降していく場面です。彼女がこの土地で確かに生きているという実在感を強く残します。
2つ目は、房次郎が元妻に偶然出くわし、土砂降りの中をひたすら追いかけるシーン。男女の断ち切れない愛憎と執念が、長回しによって鮮烈に表現されています。
3つ目は、房次郎による壮絶なマグロ漁のシーンです。仕掛けに食いついた巨大なマグロを一本釣りで引き寄せ、トドメのモリを打ち込むまでの格闘が、執拗な長回しで描かれています。特に、最後のマグロ漁のシーンは、物語の核となるため、4K修復作業でもフィルム上に付着したゴミや傷の除去に細心の注意が払われました。波の繊細な動きや光を損なわずにゴミを丁寧に除去する作業は、作業担当者によれば、非常に難度が高かったそうです。
 音声修復においても、オリジナルの音ネガからデジタイズし、経年劣化によるノイズを丁寧に処理しました。北の大海原に展開される人間ドラマに、より深みを与えています。音響効果は、故・小島良雄氏のご息女で、音響効果技師として現在活躍している小島彩氏と録音技師の小野寺修氏の両名が監修しています。
 ぜひこれらの長回しシーンを探しながら、3年前にこのクラシック部門で上映された相米監督の『お引越し』も思い出しつつ、この濃厚な140分間の人間ドラマに没入してください。ちなみに映画冒頭のシーンは5分以上続く長回しです!

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53064/591/53064-591-1765c23a86c2d1259e9e3b554a1db4cb-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



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[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53064/591/53064-591-4a893073b47dbaea5e90b81f7c72461b-640x480.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




■作品情報

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53064/591/53064-591-cd3dcc9c69f5613d1a73891e7d1e8fd2-3900x2614.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C)1983/2026 松竹株式会社
『魚影の群れ 4Kデジタルリマスター版』 1983年/140分
英題:The Catch 4K Digitally Restored Version
脚本:田中陽造
出演:緒形拳、夏目雅子、佐藤浩市、三遊亭円楽、十朱幸代、下川辰平、矢崎滋



青森県下北半島最北端の漁港を舞台に、厳しい北の海で小型船を操り、孤独で苛酷なマグロの一本釣りに生命を賭ける海の男達と、寡黙であるが情熱的な女達の世界を描く。幾度か映画化を企画されながら断念されてきた吉村昭の原作を、相米慎二監督がついに壮大なスケールで製作した壮絶なドラマ。

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53064/591/53064-591-7311a6a03a134f85dbd4b6bb828fcc23-3900x2614.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C)1990/2026 「東京上空いらっしゃいませ」製作委員会
『東京上空いらっしゃいませ 4Kデジタルリマスター版』1990年/109分
英題:Tokyo Heaven 4K Digitally Restored
脚本:榎祐平
出演:中井貴一、牧瀬里穂、笑福亭鶴瓶、三浦友和、毬谷友子、出門英、谷啓



不慮の事故に見舞われた新人モデルは自分の死を受け入れられず、死神を騙して現世に舞い戻ってくるが……。少女の逡巡や躍動を長回しのカメラで捉えるスタイルは不変ながら、幽霊になった彼女が生きることの歓喜を知っていく過程の描写には、それまでの相米作品とは異なる高揚感がある。

[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53064/591/53064-591-d4bd5a28fd52dffed7c454b5bff661c1-3900x2614.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C)1998/2026 松竹株式会社/松竹ブロードキャスティング株式会社
『あ、春 4Kデジタルリマスター版』 1998年/100分
英題:Wait and See
脚本:中島丈博 出演:佐藤浩市、山崎努、斉藤由貴、富司純子、藤村志保、余貴美子、三浦友和



順調に証券マンとしての道を歩んできた男の下に、死んだはずの父親が突如現れる。時を同じくして彼の会社の経営状態も悪化していく……。巻き起こる波紋の中、自分の人生を見つめ直す男とその家族の姿を描いたホームドラマ。1999年のベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。

■相米慎二監督プロフィール

[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53064/591/53064-591-00ddbda97a0e3af895fed9f239e4f00d-1159x1495.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
写真撮影:中本佳材

1948年、岩手県盛岡市に生まれる。71年、中央大学文学部を中退し、日活撮影所に契約助監督として入所。その後フリーとなり、長谷川和彦、寺山修司らの助監督をつとめる。80年、『翔んだカップル』で監督デビュー。続く第2作『セーラー服と機関銃』(81)はその年の日本映画を代表する大ヒットを記録する。これら2作品は薬師丸ひろ子を主演に迎えた商業映画であったが、長回しを多用した大胆なカメラワーク、また俳優に対する厳しい演技指導など、独特のスタイルが映画ファンの間で大きな話題を呼ぶ。82年、長谷川和彦の呼びかけによってディレクターズ・カンパニーの設立に参加。その後も『魚影の群れ』(83)、『ションベン・ライダー』(83)、『雪の断章-情熱-』(85)などの話題作を監督。唯一のにっかつロマンポルノ作品である『ラブホテル』(85)も高い評価を受けた。85年に開催された第1回東京国際映画祭では『台風クラブ』がヤングシネマ大賞を受賞、審査員をつとめたベルナルド・ベルトルッチに絶賛される。同作品はフランスやアメリカなど海外でも公開され、相米慎二の海外での評価のきっかけとなる。93年、『お引越し』(93)がカンヌ映画祭「ある視点」部門で上映。『あ、春』(98)はベルリン映画祭パノラマ部門に選ばれ、国際批評家連盟賞を受賞。同時にキネマ旬報ベストテンの第1位に選出される。2001年には『風花』がベルリン映画祭フォーラム部門で上映。その後新作の撮影に向けて準備を行っていたが、同年9月9日、肺がんにより53歳の若さで急逝。その13本の監督作品は多くの監督たちに影響を与え続けている。没後10年を迎えた2011年に東京フィルメックスで行われた特集上映をきっかけに、翌2012年に開催されたエジンバラ映画祭、ナント三大陸映画祭、シネマテーク・フランセーズでの全作品の回顧上映により、国際的な評価がさらに高まった。2023年のベネチア映画祭クラシック部門で『お引越し』が上映され、最優秀復元賞を受賞している。

プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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