仙台厚生病院と甘党AI、現場起点のAI実装プロジェクトを開始
甘党AI株式会社
職員が専門性を発揮できる環境づくりに向け、業務課題の可視化から小規模実装・効果検証までを一体で推進
一般財団法人厚生会 仙台厚生病院
甘党AI株式会社
一般財団法人厚生会 仙台厚生病院(所在地:宮城県仙台市、以下「仙台厚生病院」)と甘党AI株式会社(以下「甘党AI」)は、職員がそれぞれの専門性をより発揮できる業務環境の構築に向け、医療現場の課題を起点としてAI・ソフトウェアの活用方法を設計・検証するプロジェクトを開始したことをお知らせします。
本プロジェクトでは、職員へのヒアリングを起点にし、現場業務、既存の情報システム、情報管理、院内運用を一体として捉え、改善効果と実現可能性の高いテーマを選定した上で、対象を限定した小規模実装と効果検証を行います。
AIを導入すること自体ではなく、現場で継続的に利用され、職員の業務時間や負担に測定可能な改善が生まれることを成果とします。
プロジェクト開始の背景
仙台厚生病院は、職員が活力を保って働ける環境が、患者さんへ質の高い医療を提供し続ける基盤になるとの考えから、「職員優先主義」を掲げ、就労環境の改善に継続して取り組んできました。
一方、病院の業務は、多くの職種・部門・情報システムの連携によって成り立っています。一つの作業だけを改善しても、その前後の工程に確認や入力の負担が移り、病院全体としての改善につながらない場合があります。
また、AIの性能が向上しても、既存システムとの役割分担、情報管理、職員による確認手順、例外発生時の対応まで設計されなければ、日々の業務には定着しません。
こうした認識のもと、仙台厚生病院と甘党AIは、AIの導入を目的化せず、現場の実態を把握した上で、課題の選定、実装、評価までを一体で進める必要があるとの考えで一致し、本プロジェクトを開始しました。
本プロジェクトで重視する3つの考え方
1.「何を解決するか」から始める
職員へのヒアリングや業務フローの整理を通じて、日々の業務の中で負担が生じている箇所や、情報の受け渡しに時間を要している箇所などを把握します。
表面的な要望だけではなく、その業務が必要となっている理由や前後の工程まで捉え、AIやソフトウェアを使うことが適切かどうかも含めて、解決方法を設計します。
2.業務・システム・運用を一体で設計する
AIの技術的な実現可能性だけではなく、既存の情報システムとの関係、情報管理、実際に利用する職員の動き、導入後の運用などを含めて検討します。
その上で、改善効果と実現可能性の双方が高いテーマから優先順位を付け、実装に進みます。
3.小さく実装し、効果を確認してから広げる
選定したテーマについて、まず対象を限定したプロトタイプや業務支援機能を実装し、実際の業務の中で検証します。
業務に要する時間の変化や職員による評価など、定量・定性の両面から効果を確認し、その結果をもとに機能の改善、継続利用、対象範囲の拡大を判断します。
今後の展開
本プロジェクトでは、現場の課題把握と優先テーマの選定を進め、順次、小規模な実装と効果検証を行います。効果が確認されたテーマについては、仙台厚生病院内での継続利用や対象範囲の拡大を検討します。
仙台厚生病院と甘党AIは、AIを導入することではなく、職員の業務負担を実際に減らし、医療従事者が専門性をより発揮できる時間を生み出すことを重視し、実装と検証を進めていきます。
仙台厚生病院について
仙台厚生病院は「選択集中」「分担と連携」の基本方針の下、心臓血管・呼吸器・消化器の3センターへの医療資源を集中し、高度専門治療・救急医療を24時間体制で提供する地域支援病院です。
甘党AIについて
甘党AIは、2025年4月に設立された会津大学発ベンチャーで、専門性と信頼性が求められる現場に入り、業務課題を把握した上で、AI・ソフトウェアの設計、実装、評価までを一貫して行うAI企業です。現場の知見を再利用可能な形に展開することで、社会的に価値のあるソフトウェアを提供することを目指します。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes