Exein、2億7,000万ドルを調達、企業価値は17億ドルに ―― フィジカルAIのセキュリティレイヤーを構築
Exein S.p.A.

東京オフィスの開設とカントリーマネージャーの任命により、10月から日本市場での事業拡大が本格始動
- わずか2年で企業価値は30倍に成長、欧州で最も企業価値の高いサイバーセキュリティスタートアップ企業の1社に- Exeinの技術はすでに20億台を超えるデバイスに導入されており、世界的なPhysical AIへの移行をリード- 2026年上半期のARR(年間経常収益)は前年同期比4倍に成長
イタリア・ローマ発 - 2026年9月15日 - フィジカルAIサイバーセキュリティ企業である
Exeinは本日、新たに2億7,000万ドルの資金を調達したことを発表しました。これにより同社の企業価値は17億ドルに達し、欧州で最も価値の高いサイバーセキュリティ分野におけるスタートアップ企業の1社となりました。今回の資金調達により、米国およびアジア太平洋(APAC)における事業の拡大が加速されるだけでなく、フィジカルAIセキュリティ分野でのさらなる取り組みを推進します。
「フィジカルAIセキュリティ」とは、ロボットやドローン、自動運転車まで、現実の世界でAIを活用して状況を認識し、意思決定を行い、アクションを実行するインテリジェントなマシンを保護する技術です。Exeinは、このようなシステムの安全確保に特化した同社独自の基盤モデルも開発しています。
今回のラウンドはHeadline社が主導し、Sofina社、Goldman Sachs社、 ETCIを通じて参加の European Investment Bank Group、KfW Capital社、T.Capital社が参加したとともに、既存投資家のBalderton社、HV社、Intrepid Growth Partners社、33N Ventures社、Lakestar社、Supernova Invest社、Blue Cloud Ventures社、Geodesic Capital社も参加しています。本ラウンドには募集額を大幅に上回る投資需要が集まりました。
この資金調達と並行して、J.P. Morgan社が主導するExeinの既存のリボルビング・クレジット・ファシリティも増額され、KfWが新たな貸し手として加わりました。
Exeinの企業評価額はこの2年間で30倍に拡大しており、急速な事業成長とグローバル展開を反映しています。同社の2026年上半期のARRは前年同期比4倍に増加しました。
フィジカルAIを念頭に構築
AIが現実の世界で状況を認識し、意思決定を行い、実際に行動するマシンへと移行していく中で、新たなセキュリティ上の課題が出現しています。長年にわたりこのようなAIの移行を念頭に準備を進めてきたExeinは、組み込みセキュリティおよびランタイムセキュリティにおける深い経験と知識を、実際にコードが実行される環境で稼働するテクノロジーと融合させました。今年はじめ、同社は予防的ランタイムセキュリティアーキテクチャの「Photon」をリリースしました。Photonはカーネルレベルで動作し、悪意ある攻撃が実際に実行される前にこれを阻止します。これは、特にセキュリティがマシンスピードで対応しなければならない自律型マシンに適したアプローチです。
Exeinは、このようなランタイムセキュリティに関する専門知識とマシンデータにおける優位性を組み合わせることで、特にフィジカルAIセキュリティ向けに設計した独自の基盤モデルを構築しています。2年間にわたる開発期間において、このモデルは、世界20億台以上のデバイスに搭載されている同社の技術を通じて生成されたマシンテレメトリデータによってトレーニングが行われています。主として人が生成したデータでトレーニングが行われる汎用のAIモデルとは違い、このモデルの学習は実際にマシンがどのように動作しているのかを示すデータによって行われています。これらのデータは長年にわたる現実世界でのマシンの活動を通じて蓄積・構築されたデータセットで、他社が再現することは困難なものです。
このモデルは、人間の介入を待つことなく、マシンスピードで動作しているシステムを理解して保護することができる自律型セキュリティエージェントの基盤になります。Exeinは2026年末までに新しいエージェンティックセキュリティアーキテクチャを導入する予定で、2027年第1四半期には最初の基盤モデルが公開される見込みです。
このような開発の背景には、サイバー脅威を取り巻く環境がAIによって一変し、従来は人間の高度な専門知識を必要としていた攻撃をマシンスピードで実行できるようになったという状況があります。現在、Exeinのネットワーク全体で確認されている新規の非反復的攻撃の件数は、1年前に記録された水準の5倍、毎週およそ5,000件にも上ります。
グローバル規模の事業拡大が加速
Exeinはすでにグローバルに事業を展開しており、売上高の約50%をアジア太平洋地域が占め、欧州、アジア太平洋、米国で事業を展開しています。今回の資金調達により、ロボティクス、自律型システム、Physical AIへの投資が拡大する中、米国およびAPACを含む主要市場での事業展開をさらに加速します。今後2年間、Exeinは米国での雇用、顧客数、パートナーシップを増やしていくことを計画しており、これと並行してサンフランシスコ・ベイエリアへの新しいオフィスの開設も目指しています。また、テクノロジープラットフォームとグローバルな事業展開を拡大していく中で、引き続きM&Aの機会も模索していきます。
前回2025年12月の資金調達ラウンド以降、Exeinは台湾にアジア太平洋(APAC)地域本部を開設したとともに、半導体、産業用コンピュータ、コネクテッドインフラの分野で新たなパートナーシップを結んでいます。日本では現地法人を設立し、東京にオフィスを開設しました。すでに10月1日付で就任予定のカントリーマネージャーの採用も決定しており、これによって日本市場での本格的な事業拡大が始動することになります。
Exeinの創業者兼CEO(最高経営責任者)、ジャンニ・クオッツォ(Gianni Cuozzo)は、次のように述べています。
「AIはクラウドから現実の世界へと移行しつつありますが、これこそまさに私たちがExeinを設立した理由です。私たちは、さまざまなマシンがどのように機能しているのかについて深い専門知識を蓄えながら、これらのマシンを守るために必要なテクノロジーへ巨額の投資を行うとともに、グローバルな事業基盤を築くことで、世界規模でマシンについて他社の追随を許さないレベルで理解を深めることができました。フロンティアモデルの登場によって、脆弱性にパッチを適用するために残された時間はゼロに近づいています。攻撃がマシンの速度で発生するのであれば、防御もまた同じ速度で行わなければなりません。Physical AIはExeinにとって自然な次のステップです。私たちは、マシンの速度で行われる攻撃に対抗する、マシンの速度で機能するセキュリティを構築しています」
Headline社のパートナー、Clarey Zhu氏は、次のように述べています。
「AIがロボットや自動車、重要なインフラの分野へ広がっていく中で、これらの現実世界の安全を確保することは、これからの10年におけるサイバーセキュリティの最も重要な課題の1つになるでしょう。組み込みシステムに対するExein社の深い専門知識、また他にはない同社ならではの独自のマシンデータは、グローバル展開していくうえでの強力な優位性になっており、その源泉になっているのが同社の経営陣です。クオッツォCEOをはじめとする経営陣の皆さんは技術面でもビジネス面でも卓越した深い経験と知識を有しており、お客様からの信頼を何よりも大切にしながら、常に長期的な視点に立ってより困難な道を選び、進んできています。私たちは、Exein社がフィジカルAIセキュリティ分野のグローバルリーダーとなるお手伝いができることを光栄に思います」
このプレスリリースは2026年9月15日(現地時間)に配信されたプレスリリースの翻訳です。正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。
Exeinについて
イタリア・ローマに本社を置くExeinは、フィジカルAIサイバーセキュリティにおけるリーディング企業の1社として、アジア太平洋(APAC)、米国、欧州で事業を展開しています。ExeinのAIを基盤にしたテクノロジーは、産業オートメーション、自動車、エネルギー、医療、半導体、航空、ロボティクスなど幅広い分野の20億台を超えるコネクテッドデバイスで活用されています。Exeinが提供するPhotonは、コネクテッドデバイス、フィジカルAI、自律AIエージェント、クラウドおよびエッジインフラの予防的ランタイムセキュリティを実現します。Exeinは、コネクテッドライフのランタイムサイバーセキュリティとデジタル免疫システム(DIS)のグローバルスタンダードを定義しています。詳細は、
exein.ioをご覧ください。
Headline社について
Headline社は、グローバルな野心を有している卓越したテクノロジー集団とパートナーシップを結んでいるベンチャーキャピタル企業です。同社が運用している資産は50億ドルを超え、米国、欧州、アジア、中南米全域にわたり、地域に特化したアーリーステージファンドを通じて投資を行っているだけでなく、シリーズBから上場市場まで、世界中で投資を行う「Headline Growth」も展開しています。同社は、米国カリフォルニア州サンフランシスコの本社を中心に、世界8拠点にオフィスを展開しています。詳細は、
headline.comをご覧ください。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes