訪問看護領域では「日本一=世界一」、eWeLL代表中野剛人が「第4回G1関西」で語った世界における日本の在宅医療DX
株式会社eWeLL

世界一の高齢者大国・日本の在宅医療モデルが、世界の基礎になる
在宅医療の質と生産性の向上をDXで推進する株式会社eWeLL(イーウェル 証券コード:5038 本社:大阪市中央区)は、2026年9月12日(土)に京都で開催された、「日本を良くする」第一線リーダーのカンファレンス「第4回G1関西」の経済分科会「関西×スタートアップで世界に貢献する ~地域発イノベーションで世界を変える~」に、代表取締役社長の中野 剛人が登壇しました。
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「第4回 G1関西」とは
「日本を良くする」を目的に、政治・経済・ビジネス・科学技術・文化など各領域の関西ゆかりの第一線リーダーが一堂に集うカンファレンス。
主催:一般社団法人G1
■セッション概要
涼風の吹き始めた9月の京都。「第4回 G1関西」の会場には、250名以上の経営者・有識者が集いました。
eWeLL代表の中野は、前日の東京での会合から朝一番で駆けつけ、経済分科会の壇上で、世界における当社の役割と貢献について語りました。
セッションでは、中野のほか、株式会社Edeyans 代表取締役CEOの片山 裕之氏(ホテル清掃管理SaaS等)、グロービス・キャピタル・パートナーズ ジェネラル・パートナーの湯浅 エムレ 秀和氏(ベンチャーキャピタル)が登壇。クックビズ株式会社 代表取締役社長の藪ノ 賢次氏(飲食業界HR等)のモデレーションのもと、社会課題を起点とした事業づくり、現場への社会実装、そして世界との関わりについて、グローバル視点を交えた議論が交わされました。
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■論点1:社会に必要でありながら、仕組みが十分でない領域に向き合う
中野は、eWeLLが創業した2012年当時から、訪問看護の記録業務に着目してきた背景を紹介しました。
病院から在宅へと医療のシフトが進む一方で、訪問看護の現場では紙に手書きする非効率な記録方法が中心で、日々の医療データを十分に活用できない状況がありました。
中野は、訪問看護の業務をデジタル化し現場を支えることこそが、在宅医療を持続させる基盤になる。そして、社会に必要なのに十分な仕組みがなく、誰もそれをやろうとしていないからこそ、私たちがやる価値があると考え事業を始めたと語りました。
片山氏も、ホテル清掃の現場で、人員不足や需要変動に対応しきれない課題に向き合ってきた経験を共有しました。
両社の事業領域は異なります。しかし、議論を通じて見えてきたのは、社会を支える現場ほど、担い手不足や複雑な業務に悩んでいるという共通点です。eWeLLとEdeyansは、ともに目立ちにくい現場課題を事業の出発点にし、テクノロジーによって持続可能な仕組みへと変えてきました。
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■論点2:「導入」ではなく「使い続けられること」が社会実装を左右する
中野は、訪問看護専用電子カルテ「iBow(アイボウ)」について、現場で使い続けていただけることを重視してきたと説明しました。
訪問看護の業務や制度に即した形でサービスを提供し、看護師等の負担を減らす。その積み重ねが、全国の訪問看護ステーションでの利用と、累計1億件超の在宅医療データ蓄積につながっています。
さらに、eWeLLはiBowの提供に加え、レセプト請求などの事務管理業務を代行する「iBow 事務管理代行サービス(BPaaS)」も展開しています。システムを提供するだけでなく、訪問看護ステーションの事業継続を業務面から支える取り組みです。
この点は、片山氏が語った、ソフトウェアとオペレーションを組み合わせてホテル清掃の課題に向き合う考え方とも重なりました。
湯浅氏は、AIの普及によってソフトウェアそのものの差別化が難しくなる可能性に触れ、現場のオペレーションまで踏み込むことが事業の強みになり得ると述べました。
セッションからは、DXはシステムを導入して終わるものではなく、現場が使い続け、顧客が成果を出せる状態まで支えることで初めて価値になるという認識が共有されました。
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■質疑応答:一次データを、現場と社会に還元する
質疑応答では、現場で蓄積される一次データの価値も主要な論点となりました。
湯浅氏は、SaaSの強みとして、従来は十分に整理・活用されてこなかったデータを継続的に集められる点を挙げました。今後、業界ごとのAI活用が進む中で、質の高いデータの重要性はさらに高まるとの考えを示しました。
中野は、訪問看護の記録から得られる医療データを、在宅医療の実態把握、治験、AI開発などに活用しており、幅広い用途が期待される点を説明しました。
eWeLLが目指すのは、データを蓄積すること自体ではありません。iBowを通じて得られる知見を、AIサービスや業務支援に還元し、訪問看護に携わる方々の負担軽減と、より良い在宅療養環境づくりにつなげることです。
一次データは、事業の競争力であると同時に、現場へ価値を返すための基盤でもある。今回の議論では、その両面が浮かび上がりました。
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質疑応答
また、関西を拠点に事業を続ける意義についても質問が挙がりました。
中野は、関西は東京に比べて企業の存在を認知してもらいやすく、地域との関係を築きながら事業を成長させられる利点について述べました。
湯浅氏は、地域ごとに強い産業クラスターをつくる重要性を指摘し、関西には、医療、ライフサイエンス、観光、ものづくりなど、世界につながる基盤があると言及しました。
■日本で築くモデルが、世界の在宅医療の基礎になる
中野は、世界一の高齢者大国である日本は、これから同じく高齢化の課題に直面する世界の国や地域から、その先頭走者として動向が注目されている点に触れたうえで、国内の少子高齢化に対応することが、eWeLLの最優先課題であると述べました。(※1)
また、訪問看護システムの自社開発に取り組んだ経験を持つ欧州の大手保険会社が、日本の在宅医療を代表する電子カルテを学ぶため、eWeLLに視察団を派遣した際のエピソードなど、世界からの視線が注がれているグローバルにおける日本の在宅医療の状況についても語りました。
片山氏は、ホテル清掃にも国を超えた共通課題があると説明しました。一方で、海外展開では、プロダクトを共通化できても、営業やサービス提供の方法は地域に合わせる必要があると語りました。
湯浅氏は、海外展開を目的化すべきではないとしつつ、日本が強みを持つ領域や、先行して課題に直面する領域には海外展開の可能性があると指摘しました。
この議論を通じて、世界への貢献とは、早期に海外へ進出することだけを意味するのではないと感じました。日本の課題に深く向き合い、国内で再現性のある解決モデルを確立することは、結果として世界標準の基礎を築くことにつながる。訪問看護DXは、その可能性を持つ領域の一つです。
今回のセッションでは、異なる業界の登壇者が、それぞれの現場課題から事業をつくり、社会実装へつなげている姿が印象的でした。
eWeLLはこれからも、産業や専門領域を越えた議論と連携を重ねながら、在宅医療DXを通じて「誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる社会」の実現を目指します。
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左から クックビズ 藪ノ賢次氏、グロービス・キャピタル・パートナーズ 湯浅エムレ秀和氏、eWeLL 中野剛人、Edeyans 片山裕之氏
登壇者プロフィール:中野 剛人(なかの のりと・株式会社eWeLL 代表取締役社長)
1973年、大阪府生まれ。水上バイクの元プロライダー。練習中、肝臓破裂の大事故に遭った際、看護師に命を救われた経験を持つ。世界ランキング2位となり引退した後、看護師と社会への恩返しを志し、在宅医療をDXで支援する株式会社eWeLLを2012年に創業。10年後の2022年に東京証券取引所グロース市場へ上場。「ポーター賞2025」「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2023 ジャパン」など受賞多数。
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【授賞式レポート】ポーター賞受賞eWeLL社長・中野が競争力カンファレンス2025に登壇
■eWeLLについて
「ひとを幸せにする」をミッションに、DXで在宅医療の業務を支援し、医療従事者の生産性と患者QOLの向上に寄与するサービスを提供しています。
訪問看護専用電子カルテ「iBow」、地域全体の医療リソースを最適化し病院の退院支援を効率化するマッチングプラットフォーム「けあログっと」などを展開。全国47都道府県で6万8千人以上の看護師等に日々ご利用いただき、累計100万人以上の在宅療養者と累計1億件超の訪問を支えながら、誰もが住み慣れた地域で暮らせる社会の実現に貢献しています。(※2)
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社名:株式会社eWeLL
上場市場:東京証券取引所グロース(5038)
代表者:代表取締役社長 中野剛人(ナカノノリト)
本社:大阪市中央区久太郎町4-1-3 13F
設立:2012年6月11日
事業内容 :在宅医療分野における業務支援事業(「iBow」等のSaaS型業務支援ツールの提供、診療報酬請求業務代行サービスなど)
URL:eWeLL公式サイト
https://ewell.co.jp
eWeLL IR情報
https://ewell.co.jp/ir
iBow公式サイト
https://ewellibow.jp
けあログっと公式
https://carelogood.jp
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※1 日本の65歳以上人口の割合は29.4%(2025年9月15日現在推計)で、人口4,000万人以上の38か国比較で世界最高(総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者」
https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topics146.pdf )。
※2 看護師等ご利用人数は、2026年6月末時点におけるiBow上で稼働中職員の看護師、准看護師、専門看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、看護助手等の総数。在宅療養者数は、2026年5月末時点における発行されたiBow上の訪問看護指示書の累計対象患者数。訪問件数は、2026年4月末時点の訪問看護記録書IIの累計数。
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes