テックファーム、仕様という「知」を企業の資産に変えるAIサービス「SPEC AGENT(TM)」を提供開始
テックファームホールディングス株式会社

AIシステムサービスプラットフォーム構想の第一弾 100社導入を目指す
ICTソリューション事業を手掛けるテックファーム株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:千原信悟、以下「テックファーム」)は、業務・システムに関する仕様と、その成立背景や変更の経緯を企業の資産として蓄積・活用するAIサービス「SPEC AGENT(TM)(スペックエージェント)」を、9月17日より提供開始します。
SPEC AGENT(TM)は、顧客システムの各種仕様をその成立背景や変更の経緯とともに関連付け、「知の集合体」として蓄積します。利用者はAIとの対話を通じて、仕様に関する問い合わせへの回答や変更時の影響調査、各種ドキュメントの作成などに活用でき、仕様情報の属人化を防ぎながら、システム開発の効率化を支援します。
本サービスは、テックファームが今後展開を計画するAIシステムサービスプラットフォーム構想の第一弾に位置づけています。100社への導入を進め、2027年度には、本サービスで売上10億円を目指します。
AI駆動開発の取り組みを基盤に、AIサービスの展開を拡大
テックファームは、AI駆動開発の取り組みを継続的に進め、すでにAI駆動開発の内製化支援「AI-DDT」を提供しています。SPEC AGENT(TM)は、AI-DDTにおける仕様情報の構造化技術と、受託開発で培った業務分析・要件定義・仕様管理の知見を活用し、既存業務やシステムに関する仕様情報を蓄積・活用する独立サービスとして展開します。
今後は、業務・システムの各領域を支援するAIサービスを連携させる「AIシステムサービスプラットフォーム」の展開を計画しており、SPEC AGENT(TM)はその第一弾としての提供開始となります。
「何をするか」だけでなく、「なぜ」を残す:AIと専門人材で暗黙知を整理
企業が利用するシステムの仕様は、過去のトラブルや顧客対応、法制度や業務環境の変化、システム改修などに応じて更新されていきます。しかし、現在の仕様が文書化されていても、「なぜこの処理が必要なのか」「なぜ現在の仕様になったのか」「変更するとどこに影響するのか」といった判断背景や変更の経緯まで、一貫して管理されているケースは多くありません。
こうした情報は、仕様書や設計書、業務マニュアル、会議議事録、チャット、ソースコードなどに分散し、資料に残っていない内容は担当者本人の記憶や、外部パートナーとのやり取りの中にとどまっています。そのため、仕様の確認や変更時の影響調査に担当者への問い合わせが必要となるなど、仕様情報の属人化がシステム開発を進める上での負担となることがあります。
SPEC AGENT(TM)は、こうした分散する情報を収集し、業務仕様、サービス仕様、機能仕様と、それらが成立・変更してきた経緯を関連付けて「仕様マスター」として蓄積します。導入時にはテックファームの専門人材が対象業務と既存資料を確認し、資料に残っていない判断背景や例外条件まで担当者へのヒアリングで整理。システム開発で培った業務分析・要件定義・仕様管理の知見を生かし、属人化・分散していた仕様情報を継続的に活用できる状態にします。
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[画像2:
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※開発中につき、実際の画面とは異なる場合があります
SPEC AGENTの主な機能
仕様マスターでは、次の情報を関連付けて管理します。
- 業務フロー、業務ルール、例外対応などの業務仕様- サービスの目的、利用者、提供条件などのサービス仕様- 機能要件、画面、データ、システムの動作などの機能仕様- 仕様が決められた理由と前提条件- 過去の判断や顧客との合意内容- 変更履歴と関連する業務・サービス・機能
利用者がWebの専用画面から質問すると、AIが仕様マスターを参照し、根拠となる資料や決定記録を示しながら回答します。例えば、「この機能が必要になった理由」「この仕様を変更した場合に影響する業務や機能」「過去に同様の変更を検討した際の判断」などを確認できます。
また、保持する情報をもとに、後任者向けの引き継ぎ資料や業務マニュアル、仕様書、画面モックアップなどの作成も支援します。蓄積された情報は、日常的な問い合わせ対応、仕様確認、影響調査、機能追加の検討などにも活用できます。
先行導入では、676件の資料をもとに、数百人月規模(初期開発)の金融系システムに関する仕様マスターを構築。その結果、追加機能の検討時などに必要となる影響調査や既存仕様の把握にかかる時間を約65%削減しました。また、要件定義や仕様検討時の論点や検討経緯を継続的に整理・蓄積することで、過去の判断を踏まえた検討を支援。顧客向け資料の作成工数は、従来の約10分の1となっています。
さらに、上流工程で整理した仕様や検討経緯を下流工程の担当者がAIを通じて確認できるため、上流担当者への確認や問い合わせも抑えられます。仕様に関する情報へのアクセスを効率化することで、開発工程をまたいだ情報連携を支援します。
仕様情報を組織で活用し、システム開発を効率化
SPEC AGENT(TM)は、担当者個人や個別の資料に分散していた仕様情報を組織で継続的に活用できる状態にすることで、仕様確認や影響調査、機能追加の検討など、システム開発におけるさまざまな業務を支援します。
活用場面として、日常的な仕様確認やシステム改修・機能追加のほか、退職・異動時の引き継ぎ、事業承継、組織再編、M&A後の業務統合、外部委託先の変更、既存システムの刷新などを想定しています。事業会社の事業部門、DX推進部門、情報システム部門などを主な対象としています。
今後は、仕様マスターに蓄積した情報を活用し、RFPや提案資料、要件定義書の作成支援、提案から設計・開発への情報連携、プロジェクトや工程をまたいだ仕様情報の活用など、上流のクライアントワークにおける利用場面を広げるための機能追加を行います。
将来的には、コード生成や業務オペレーションを担うAIエージェントとの連携も視野に入れ、SPEC AGENT(TM)に蓄積した仕様情報を、複数のAIサービスが活用する知識基盤として展開することを検討しています。これにより、顧客課題の整理や構想策定、提案、要件定義を担うコンサルティング会社、SIer・受託開発会社などへの展開も見込んでいます。
サービス詳細:
https://www.techfirm.co.jp/spec-agent
9月17日以降:「SPEC AGENT(TM)」デモウェビナーを開催
仕様管理AIエージェント「SPEC AGENT(TM)」のデモウェビナーをオンラインにて開催します。仕様の問い合わせ対応や仕様変更の影響調査、機能追加の企画検討の壁打ちといったユースケースについて、実際のデモを交えて実演解説します。本編開催のほか、後日アーカイブ配信も実施いたします。
・開催日:
2026年9月17日(木)14:00~14:45(質疑応答含む)
2026年9月25日(金)11:00~11:30【アーカイブ配信】
2026年10月1日(木)14:00~14:30【アーカイブ配信】
・開催方式:Webセミナー(Zoom)
・参加方法:Web(下記URL)から申し込み
・URL:
https://www.techfirm.co.jp/lp/seminar20260917
「未来をつくるテクノロジー展 日経クロステックNEXT 東京 2026」で紹介予定
2026年9月29日・30日に東京国際フォーラムで開催される「未来をつくるテクノロジー展 日経クロステックNEXT 東京 2026」内の専門展示会「AIリーダーズEXPO 東京 2026」にて、本サービスを紹介予定です。
<出展・講演概要>
・イベント名:AIリーダーズEXPO 東京 2026
・開催日:2026年9月29日(火)、30日(水)
・会場:東京国際フォーラム
・紹介形式:ブース展示/ミニセッション/デモンストレーション等
・イベント詳細:
https://events.nikkeibp.co.jp/xtechnext/2026tky/
テックファームについて:AIインテグレーターとして企業変革を支援
テックファームは、1998年の創業以来、世界初・日本初となる数多くのデジタルサービスの実現を支えてきたICTソリューション企業です。NTTドコモ「iモード」の立ち上げをはじめ、多様な業界で培ってきたシステム開発力と事業創出の知見を強みに、企業のDXを支援してきました。
生成AIの登場により、企業に求められるものは「AIを導入すること」から、「AIを前提に事業や業務を再設計すること」へと変化しています。テックファームはこれに対応するため、AIを企業に実装し、成果へとつなげる「AIインテグレーター」を目指しています。AI戦略の策定から業務設計、システム開発、運用・定着までを一気通貫で支援し、人とAIが協働する新しい企業のあり方を実現するパートナーとして、企業の持続的な競争力の創出に貢献していきます。
【企業概要】
会社名 テックファーム株式会社
所在地 東京都新宿区西新宿3丁目20番2号 東京オペラシティタワー23F
代表者 代表取締役社長 千原 信悟
設 立 2015年
資本金 100百万円(2026年6月末現在)
URL
https://www.techfirm.co.jp/
※記載の商品名、サービス名及び会社名は、各社の商標または登録商標です。
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes