ヴェネチア展と同時開催で始動するGO FOR KOGEIの2つの新たなプロジェクト
認定NPO法人趣都金澤

理論と実践との往還を通じて「工芸的なるもの」を探求
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「DIALOGUES / APERTO」キービジュアル
GO FOR KOGEIは、現在ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展と同時期に展覧会『身体と物質のエスノグラフィー―加速社会における遅さと深さ』(2026年5月9日―11月22日)を開催しています。この国際的な実践を受けて、本年の北陸では、その実践から立ち上がった問いをさらに深め、次なる創造へとつなげる二つの新たなプロジェクト「DIALOGUES(ダイアログズ)」と「APERTO(アペルト)」を始動します。GO FOR KOGEIがこれまで積み重ねてきた、実践と思考を往還するプロジェクトの新たな展開です。
タイトル|GO FOR KOGEI DIALOGUES / APERTO
会期|2026年10月31日(土)-11月29日(日)[うち11日間]
会場|石川県金沢市内各所
プレスプレビュー|2026年10月31日(土)10:30-13:00
主催|認定NPO法人趣都金澤
リードパートナー|株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
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1|北陸からヴェネツィアへ、世界から北陸へ
ヴェネチアにおける展覧会と国内プロジェクトを同時期に展開し、国際的な文脈のなかで「工芸的なるもの」の可能性を探求していきます。国際展で得られた経験や問いを出発点に、「DIALOGUES」と「APERTO」を通じて多角的に検証し、次の実践へとつなげる契機とします。
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展示風景|『身体と物質のエスノグラフィー―加速社会における遅さと深さ』 Photo: Noriyuki Ikeda
2|「つくる」をめぐる対話から、問いをひらく「DIALOGUES」
DIALOGUESは、世界的に活躍する建築家をはじめ、キュレーター、美術評論家、研究者など、異なる領域で活躍する実践者を招き、対話を重ねていきます。「つくること」を主眼に、現代の表現や社会との関係を多角的に捉え直す試みです。領域を横断する対話から、工芸をめぐる問いをさらに広げていきます。
3|「工芸的なるもの」の可能性をひらく実験の場「APERTO」
次世代の7名のアーティストとの対話と展示を通じて、「工芸的なるもの」を素材や技法に限定せず、身体、物質、土地、歴史、他者との関係を含む多層的な実践として探究します。APERTOは、確立された価値を提示するだけの展覧会ではなく、制作や対話を通じて新たな問いや表現が立ち上がる「実験の場」です。
GO FOR KOGEI DIALOGUESの記念すべき第1回では、第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展と同時期に開催中の展覧会『身体と物質のエスノグラフィー―加速社会における遅さと深さ』を出発点に、その実践を多角的に振り返ります。
第1部では、キュレーターの秋元雄史が、展覧会のコンセプトや構成、現地での反応などを交えながら、その全体像をご紹介します。続いて、会場設計を担当した建築家クラパット・ヤントラサストが、ご自身の建築・展示空間の実践を紹介するとともに、歴史的建築であるパラッツォを舞台に、どのような空間体験を構想したのかについてお話しします。その後、両者による対話を通して、キュレーションと建築がどのように交わり、一つの展覧会をかたちづくったのかを振り返るとともに、これからの展覧会や展示空間の可能性について考えます。
第2部では、出展作家である川井雄仁、中田真裕、牟田陽日と、コ・キュレーターの高山健太郎によるパネルディスカッションを行います。ヴェネチアという国際的な芸術の現場での展示を通して得られた経験や、ビエンナーレをはじめとする多様な芸術実践から受けた刺激を共有しながら、「身体」「物質」「制作」をめぐる問いについて議論を深めます。
本セッションは、展覧会を報告する場であると同時に、そこで生まれた問いを次の実践へとひらいていくための最初の対話でもあります。ヴェネチアでの実践を起点として、多様な視点が交差する対話を通じて、人間と物質の関係から芸術をあらためて考える機会となることを目指します。
日程|2026年10月31日(土)
時間|15:30-18:00
会場|玄門寺(石川県金沢市東山2-14-33)
ゲスト|クラパット・ヤントラサスト、川井雄仁、中田真裕、牟田陽日
モデレーター|秋元雄史、高山健太郎
参加費|500円(要予約)
定員|50名
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クラパット・ヤントラサストWHY Architecture 創設者/クリエイティブ・ディレクター
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Photo: cocoro
川井雄仁『身体と物質のエスノグラフィー』出展アーティスト
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Photo: Yu Kadowaki
中田真裕『身体と物質のエスノグラフィー』出展アーティスト
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牟田陽日『身体と物質のエスノグラフィー』出展アーティスト
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秋元雄史GO FOR KOGEI アーティスティックディレクター
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高山健太郎GO FOR KOGEI コ・キュレーター
APERTOの出展アーティストとともに、それぞれの「つくる」という実践を交差させるオープン・ダイアログです。作品がどのような問いやプロセスから生まれたのか、制作の現場にて物質や技法とどのように向き合っているのか、そしてアーティスト自身にとって「つくる」とはどのような実践なのかを対話形式で掘り下げていきます。そこから浮かび上がる表現を、個々に完結したものとしてではなく、他者や環境、社会との関わりのなかで生まれ、新たな関係を生み出していく多層的な実践として捉え直します。それは、「つくる」という実践がいかにして現代社会との接点を生み、他者や環境との新たな関係を開いていくのかを問う場となるでしょう。APERTOが掲げる「完成された価値を示す場ではなく、新たな問いや表現が立ち上がる場」という理念を、そのまま対話の場として体現する試みです。
日程|2026年11月1日(日)
時間|14:00 -16:00
会場|白鷺美術(石川県金沢市柿木畠4-16)
ゲスト|O33、高橋稜、寺嶋勇人、宮城葵色、レイモンド愛華、山下茜里(APERTO出展アーティスト)
モデレーター|高井康充
参加費|無料(要予約)
定員|30名
GO FOR KOGEIでは、身体を通じて物質に深く向き合う「つくる」という実践を重視しながら、「工芸的なもの」の現在性と可能性を探求してきました。一方で、現代アートの大きな潮流であるコンセプチュアル・アートは、ものをつくることよりも、アイデアや制度、われわれを取り巻く社会のあり方を重視する方向へと展開してきました。
この一見すると対極にある概念と物質性の関係を考えるうえで、本セッションでは、コンセプチュアル・アートの始祖とも言える存在であり、レディ・メイドなどによってそれまでの美術の概念を一新したマルセル・デュシャンへと遡ります。しかし、デュシャン研究を長年続けてきた中尾拓哉氏によれば、「つくらない」アーティストの象徴とされてきたデュシャンのなかにも、素材や細部への執拗なこだわりなど、きわめてフェティッシュな手仕事が浮かび上がってきます。
極限までコンセプトを追求したデュシャンのなかに潜む、物質への執着。この矛盾に満ちた実像を紐解くことは、現代アートと工芸に通底する「つくること」の意味を問い直す大きな手がかりとなるでしょう。
日程|2026年11月7日(土)
時間|14:00-15:30
会場|白鷺美術(石川県金沢市柿木畠4-16)
ゲスト|中尾拓哉
モデレーター|高井康充
参加費|無料(要予約)
定員|30名
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中尾拓哉美術評論家/芸術学
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高井康充GO FOR KOGEI コ・キュレーター
GO FOR KOGEI DIALOGUES Vol. 4では、国際的な実践と現代アートの視点を交差させながら、「KOGEI」が今日の世界とどのような関係を築くことができるのかを考えます。前半はそれぞれ異なる立場から工芸を捉えてきた3名がプレゼンテーションを行います。文化研究者の山本浩貴氏は、現代アート史のなかで工芸的な実践がどのように位置付けられてきたのかを読み解きます。続いてGO FOR KOGEIアーティスティックディレクターの秋元雄史がヴェネチアで開催した展覧会を通して見えてきた可能性や課題を共有します。さらに、台南市美術館館長の龔卓軍(ゴン・ジョージュン)氏は、2025年に同館で開催した『皮膚と内臓―自己、世界、時間』展の経験を振り返り、そこから浮かび上がる工芸の新たな可能性について考察します。後半のパネルディスカッションでは、それぞれの実践や視点を交差させながら、工芸的な実践はなぜいま国際的な広がりを見せているのか、また「KOGEI」は異なる文化や社会のなかでどのような共通性や可能性を見出しうるのかについて議論を深めます。地域に根ざした実践でありながら、世界と接続する思想としてのKOGEIの可能性を探ります。
*本企画は、KOGEI Art Fair Kanazawa 2026との共同企画で実施します。
日程|2026年11月28日(土)
時間|14:30 -17:30
会場|ハイアット セントリック 金沢(石川県金沢市広岡1-5-2)
ゲスト|龔卓軍、山本浩貴
モデレーター|秋元雄史
参加費|無料(要予約)*別途KOGEI Art Fair Kanazawa 2026招待券又は入場券が必要
定員|35名
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龔卓軍台南市美術館館長/台南芸術大学教授
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山本浩貴文化研究者
KOGEI Art Fair Kanazawa 2026について
KOGEI Art Fair Kanazawaは工芸の新しい美意識や価値観を世界に発信する国内唯一の工芸に特化したアートフェアです。総勢49ギャラリーが集結し、気鋭の若手から世界で活躍するアーティストの作品が展示販売されます。DIALOGUES / APERTOとの同時開催を記念して、DIALOGUE Vol.4を共同企画します。
日程|2026年11月27日(金)―29日(日) *DIALOGUES / APERTOと同時開催
会場|ハイアット セントリック 金沢(石川県金沢市広岡1-5-2)
ウェブサイト|
https://kogei-artfair.jp
APERTOは、次世代のアーティストとともに実験する新たな展示シリーズです。
GO FOR KOGEIでは、素材や領域の境界を越えながら、「工芸的なるもの」の可能性を探究してきました。これまでの実践を通して見えてきたのは、工芸とは素材や技法によって規定されるものではなく、作品を生み出す身体や物質との応答、さらにはアーティスト自身のアイデンティティ、土地や歴史、他者との関係性を含む、多層的な実践であるということです。
APERTOでは、こうした新たな視点を出発点に、次世代のアーティストとの対話を重ねながら、それぞれの実践を手がかりに、「工芸的なるもの」の多様なあり方を浮かび上がらせていきます。展示は、確立された価値を提示する場ではなく、新たな問いや対話が生まれ、「工芸的なるもの」の新たな可能性をともに探究する実験の場を目指します。
テーマ|工芸的なるものの輪郭--未だ名付けえぬ表現の可能性
公開日|10月31日(土)、11月1日(日)、7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)、27日(金)、28日(土)、29日(日)
時間|13:00-18:00
会場|白鷺美術、スタジオあ、Noetica、Pasand by ne Quittez pas 金沢(すべて石川県金沢市)
アーティスト|O33、吉皓鈴、高橋稜、寺嶋勇人、宮城葵色、レイモンド愛華、山下茜里
鑑賞料|無料
備考|白鷺美術:11月15日(日)はコンサートチケットお持ちの方のみ入場可、11月22日(日)休廊。
参加アーティスト
O33、吉皓鈴、高橋稜、寺嶋勇人、宮城葵色、レイモンド愛華、山下茜里
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O33《器界-C02》2026年
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吉皓鈴《塔》2025年
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寺嶋勇人《Panta Rhei》2026年
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高橋稜《There is one …… in the pocket. 》2026年
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宮城葵色《NEW ORIGIN-Repetition as Genesis-》2026年
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レイモンド愛華《Transmute》2025年
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山下茜里《Beyond the Skin No.4》2021年 Photo: Kenji Takahashi (C)Akari Yamashita, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
GO FOR KOGEI は、ものづくりが古くから受け継がれる北陸から、ジャンルにとらわれない新たな工芸の見方を発信するプロジェクトです。2020 年のスタートからこれまで毎年開催し、地域の歴史・風土を体現する町並みや社寺を会場にした展覧会やイベントのほか、工芸を巡る今日的な課題と可能性について議論を深めるシンポジウムなどを展開してきました。既成概念にとらわれない豊かで広がりをもった姿を「KOGEI」という言葉とともに提示しながら、これからの工芸のあるべき「場」をさまざまな実践を通して作り出していきます。
https://goforkogei.com/
【これまでの国際的なGO FOR KOGEIの展開】
2020年から2025年で毎年開催してきた北陸での「芸術祭」としての活動から、国際的なプロジェクトへと発展させてきました。今後も積極的に国際発信プロジェクトを進めていく予定です。
フランス
2024年10月17日-20日(会場:パリ造幣局博物館)
「Asia NOW」にて「GO FOR KOGEI特別展示《民藝スピリット「貧」》」を開催
韓国
2024年12月12日-15日(会場:コエックス)
「Craft Trend Fair 2024」にて、GO FOR KOGEI特別展示「表現は細部に宿る」を開催
イギリス
2025年7月24日(会場:ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A))
ヴィクトリア&アルバート博物館と共同で「GO FOR KOGEI 2025 シンポジウム」を開催
台湾
2025年10月3日-2026年1月18日(会場:台南市美術館2館 展示室A-D)
「皮膚と内臓―自己、世界、時間」展を共催
イタリア
2026年5月9日-11月22日(会場:パラッツォ・ピザーニ・サンタ・マリーナ)
「身体と物質のエスノグラフィー―加速社会における遅さと深さ」
https://venice.goforkogei.com/jp/プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes