地域にゆるやかなつながりを生み出す「あそびばこ」を設置
一般社団法人TOKYO PLAY

9月10日より、世田谷区内で3か月間の実証実験を開始
まちあそび研究会(代表:寺田 光成)と
一般社団法人TOKYO PLAY(所在地:東京都渋谷区、代表理事:嶋村 仁志、以下「TOKYO PLAY」)は、トヨタ財団の助成を受け、世田谷区の協力のもと公園に外遊び道具を詰めた「あそびばこ」を設置し、子どもとその保護者が気軽に外遊びを楽しめる環境づくりに取り組んでいます。また、「あそびばこ」を介して利用者がつながり、その先に地域コミュニティが生まれる可能性について実証実験を行います。
実証実験に先立ち2026年6月に実施した試験設置では、多くの親子が利用し、「あそびばこ」を介して地域のつながりが芽生える手応えを得ました。この結果を踏まえ、2026年9月10日より用賀二丁目公園および権蔵橋公園の2か所で3か月間の実証実験を開始します。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/113999/31/113999-31-e8eb2a9a26db608e7db7215b4a81461f-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
用賀二丁目公園に設置された「あそびばこ」
■背景
子どもたちの外遊びの機会は、年々減少しています。公園で子どもと遊びながら、ついトラブルやまわりの目が気になってしまう--そんな経験を持つ親子は少なくありません。気軽に安心して外で遊べる場は、当たり前ではなくなってきています。
一方で、遊具の老朽化により撤去が進むなか、限られた種類の遊具や画一的な複合遊具が中心となり、子どもが思わず夢中になれる要素が少なくなっているとも言えます。禁止事項が増えていることも、遊びの幅を狭める一因です。今、公園の魅力を高め、外遊びが充実する環境をつくることが求められています。
また、人と人との関わりが希薄になっていることで、公園で気軽に声をかけ合いにくくなっている面もあります。同じ公園を利用していても「知らない人」のままでは、気軽に声をかけることもできません。
とはいえ、関わるきっかけがなく、関わることへのハードルは高いのも事実です。だからこそ、人と人とがゆるやかにつながる、ちょっとしたきっかけが必要です。
「あそびばこ」は、おもちゃを介して、公園の遊びの魅力を高めるとともに、そうしたゆるやかなつながりを少しずつ生み出す取り組みです。
遊ぶことを通して、子どもも大人も自然とつながるきっかけが生まれることを目指しています。
■目的
本プロジェクトは、公園に「あそびばこ」を設置することで、子どもの外遊びのきっかけを増やし、地域における外遊び環境を充実させるとともに、利用者同士のゆるやかなつながりを生み出すことを目的としています。
■あそびばこの概要
あそびばこには、スコップ、バケツ、型抜き、車のおもちゃといった、シンプルだけど子どもが夢中になれるものが入っています。さらに、大きなシャベルや、繋げて水を流せる水路など、個人ではなかなか持っていないような思わず遊びたくなるおもちゃも用意し、そこに居合わせた子ども同士が自然と一緒に遊べるきっかけになることを目指しています。
箱には鍵がついており、公式LINEに登録することで、誰でも利用することができます。
あそびばこは、誰か一人のものではなく、地域に置かれた「みんなの共有物」です。みんなのものを、みんなで使う、それ自体がすでに、ゆるやかな関わり合いの一つです。
同じおもちゃを一緒に使うことで生まれるやりとりもあれば、次に使う誰かのために、みんなで大事に扱うという、顔の見えない関わりもあります。そうした一つひとつの積み重ねが、地域と関わる小さな一歩になるとともに、その公園や場所そのものが持つ、遊び場としてのポテンシャルを引き出すことにもつながります。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/113999/31/113999-31-2d3e2512cdb98b15cae9a432d9bd1a21-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
あそびばこに詰められたおもちゃ
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/113999/31/113999-31-33ef4d1c36800b1a955eea3109db1b71-1536x1152.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
権蔵橋公園に設置されたあそびばこ
■試験設置の様子
実施期間:2026年6月18日(木)~6月29日(月) 計12日間(うち利用可能日7日間、雨天5日間)
実施場所:用賀二丁目公園
利用・登録実績:
・あそびばこ利用者:51組(子ども87名・大人57名)※調査日5日間・計27.5時間のカウント
・LINE登録者:45名
・アンケート回答:18件
[画像4:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/113999/31/113999-31-592662a98841a5365fef5e41158fff4d-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
あそびばこに入っているおもちゃ
[画像5:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/113999/31/113999-31-4705d6af67b555d4b1f0145626c3ce95-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
試験設置の様子
■試験設置の総括
用賀二丁目公園での試験設置は、地域の方々からとても温かく迎えられ、「引き続き置いてほしい」という声を数多くいただきました。
特筆すべき成果として、あそびばこの存在が単に遊び道具を提供するだけでなく、公園内に新たなコミュニケーションやゆるやかな関わりを生み出している点が挙げられます。箱の前で使い方を教え合う保護者同士の会話、水道前で子どもたちが自然に順番を譲り合う様子、「こんなのがあるよ」と写真を添えて情報を共有し合う保護者間のLINEでの口コミなど、遊びを介した利用者同士の主体的な関わりが随所で見られました。
今回の試験設置により、あそびばこが「外遊びのきっかけと外遊び環境の充実」「ゆるやかな関わり合いが生まれること」を同時に実現する有効なアプローチであることが確認されました。
■実証実験の様子
試験設置を経て、3か月間の実証実験を開始しました。
9月10日の設置開始から、多くの親子が早速あそびばこを利用し、おもちゃを介した遊びが広がっています。
実施期間:2026年9月10日~12月10日(3か月間)
実施場所:用賀二丁目公園、権蔵橋公園(2か所)
[画像6:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/113999/31/113999-31-394ebf63b1c2ad569e920f05bc9d89df-1536x1152.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
あそびばこのおもちゃを使って遊ぶ親子
[画像7:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/113999/31/113999-31-5fde3acf8795c1a648031a0e9b3fef3d-1536x1152.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
子どもがおもちゃを取り出す姿
■今後について
まちあそび研究会とTOKYO PLAYは、今回の実証実験を通じてあそびばこがもたらす効果や課題を丁寧に確かめながら、より多くの地域で、親子が安心して外遊びを楽しみ、ゆるやかなつながりが生まれる場づくりを進めてまいります。
あそびばこの他地域での展開も検討しており、ご関心のある自治体・団体・地域の皆さまからのご連絡をお待ちしております。
■団体概要
まちあそび研究会(代表:寺田 光成)
一般社団法人TOKYO PLAY(代表理事:嶋村 仁志)
URL:
https://www.asobibaco.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
まちあそび研究会(一般社団法人TOKYO PLAY)
E-mail:info@tokyoplay.jp
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes