【建設業】転職時の平均決定年収は+64.0万円の640.1万円で2年連続の増加
株式会社クイック

建設業の転職時の年収変動実態調査2026
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株式会社クイック(本社:東京都港区、代表取締役会長:川口一郎)が運営する、業界/職種 特化型転職サービス『アンドプロ』(
https://and-pro.jp/ )は、「建設業の転職時の年収変動実態調査」を発表しました。
2023~2025年度の3年間にアンドプロのサービスを利用して転職決定した建設業従事者の年収データをもとに、近年、業界全体で進んでいる待遇改善の実態をまとめました。
■詳細な調査結果はこちらの記事でご確認ください
https://and-pro.jp/content/article-tvt5g976exvh/
■調査結果のポイント
【全体】転職者の54.0%が年収アップ。平均決定年収は3年間で64.0万円増
【図1】転職時の平均決定年収の推移
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アンドプロのサービスを利用して転職した建設業従事者を対象に、転職時の決定年収を調査したところ、平均年収は640.1万円(2025年度)と、2023年度からの3年間で64.0万円上昇したことがわかりました【図1】。
特に、2024年度は前年度比+51.5万円と大幅に増加、2025年度も前年度比+12.5万円と増加傾向を維持しています。
深刻な人手不足と2024年4月の残業規制(2024年問題)の適用を背景に、業界全体で労働条件の改善や、転職時における提示年収の引き上げが続いていることがわかりました。
転職で年収が増えた人は、2年連続で5割を超える
【図2】転職前後の年収変化の推移
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2023年度時点では、転職で年収が増えた人は45.1%にとどまっていましたが、残業規制が適用された2024年度以降、2年連続で5割超(2024年度:54.1%、2025年度:54.0%)となりました【図2】。
業界全体で待遇改善が進んでいることはもちろん、残業規制を機に、残業代が削減されても年収を維持できるよう多くの企業が基本給の見直し(ベースアップ)を進めていることが背景にあると考えられます。
転職で年収が増えた人は、平均で110万円の年収増を実現
【図3】転職時の年収上昇額の推移
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転職で年収が増えた人を対象に、転職時の年収増加額(転職でいくら年収がアップしたか)を調査したところ、2025年度は平均で+110万円という結果になりました【図3】。2023年度の+95.3万円から2年連続で増加しており、3年間の平均上昇額は102.4万円となっています。
また、転職後の平均年収は2年連続で増加しており、業界全体で賃上げ、高待遇提示の波が年々強まっていることがわかる結果といえるでしょう。
【20代】転職時の年収アップ額は3年連続で平均80万円超
【図4】20代:転職時の年収上昇額の推移
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20代の転職決定者のうち、転職時に年収が増えた人を対象に平均年収上昇額を調べたところ、3年連続で80万円を超える結果となりました【図4】。転職前の平均年収、転職後の平均年収は、どちらも3年連続で増加しています。
業界全体で若手不足が深刻化するなか、初任給改定や若手社員の賃上げが進んでいるだけでなく、前職を上回る年収を提示して若手を採用する企業側の動きが伺えます。
【30代】転職時の年収アップ額は平均104.8万円に
【図5】30代:転職時の年収上昇額の推移
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30代の転職時の平均年収上昇額は、2023年度が+93.3万円、2024年度が+86.6万円と高い水準で推移しており、2025年度には+104.8万円という結果になりました【図5】。
経験を積んで実務能力が備わるだけでなく、有資格者も増える30代は、転職市場での引き合いが強く、年収アップを実現しやすい年代といえるでしょう。
【40代】転職時の年収アップ額は2年連続で平均110万円超
【図6】40代:転職時の年収上昇額の推移
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40代の転職決定者のうち、転職により年収が増えた人の平均年収上昇額は、2024年度から2年連続で100万円以上となりました。転職後の平均年収は3年連続で増加、2023年度の621万円から2025年度には754.7万円と大きく伸びています【図6】。
現場のマネジメントや代理人業務を担える40代は、即戦力人材として高い需要があることが、数字にも現れる結果となっています。
【50代】転職時の年収アップ額は3年連続で平均100万円超
【図7】50代:転職時の年収上昇額の推移
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50代で転職により年収が増えた人の転職後の平均年収は、全世代のうち最も高い水準(2025年度:779.7万円)となっており、年収上昇額の平均は3年連続で100万円超となりました【図7】。
50代は現場所長や部課長といった役職に就く場合も多く、平均年収の水準が高いだけでなく、転職による年収上昇額も大きくなっています。
【60代以上】転職時の年収アップ額が、全世代のなかで最も高い結果に
【図8】60代以上:転職時の年収上昇額の推移
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60代以上は、2024年度(+126.万円)、2025年度(+154.7万円)と2年連続で、転職で年収が増えた人の平均年収上昇額が、全世代のなかで最も高い結果となりました【図8】。
定年退職や役職定年により、年収が一度落ち込む傾向にありますが、人手不足に悩む企業が高待遇で採用するケースがあるため、転職での年収上昇額が引き上げられているものと考えられます。
【施工管理】転職後の平均年収ランキング(職種別/業種別)
【職種別】1位は715.2万円の設備施工管理で平均81.3万円増
【図9】職種別:転職後の平均年収ランキング
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転職で年収が増えた施工管理を対象に、職種別に転職後の平均年収を調べたところ、トップは設備施工管理で715.2万円でした【図9】。また、転職前の平均年収も633.9万円と全職種中で最も高い結果となりました。
昨今のAI需要に伴うデータセンターの建設ラッシュや省エネ性能の標準化など、設備工事ニーズの高まりが、年収を押し上げていると考えられます。
また、同じ設備系の職種である電気通信施工管理は、平均年収上昇額が全職種中トップの147.9万円となりました。
なお、施工管理のすべての職種で、転職時の平均年収上昇額は80~150万円と高い水準になっており、市場価値の高さを裏付ける結果となりました。
【業種別】1位はゼネコンで695.5万円、平均102.6万円増
【図10】業種別:転職後の平均年収ランキング
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転職で年収が増えた施工管理を対象に、業種別に転職後の平均年収を調べたところ、ゼネコンの695.5万円が全業種中でトップでした【図10】。ゼネコンは、転職前の平均年収でも633.9万円と全業種中で最も高くなっています。
また専門工事会社(設備系)は、転職後の平均年収、転職前の平均年収ともに、ゼネコンに次いで2番目に高い結果となりました。
人手不足等を背景に選別受注が進み、適正価格での受注がしやすくなっているため、ゼネコンや専門工事会社(サブコン)のなかには利益率が上昇している会社も多くあります。そのため、ベースアップが進んで平均年収が増加傾向にあり、転職で年収を上げやすいといえるでしょう。
【建築士(設計職)】転職後の平均年収ランキング(職種別/業種別)
【職種別】1位は810.5万円で設計監理、平均192.2万円増
【図11】職種別:転職後の平均年収ランキング
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建築士(設計職)の転職後の平均年収を見ると、設計監理が810.5万円と最も高い結果になりました【図11】。転職前の平均年収は618.3万円で、平均年収上昇額が192.2万円と最も高くなっています。
転職後の平均年収が2番目に高いのは構造設計(777.1万円)でした。構造設計は専門性が高く担い手が少ないため、転職前の平均年収も676.4万円と高めですが、平均年収上昇額も94.7万円と100万円近い水準になっています。
意匠設計は、大手ゼネコンから小規模なアトリエ設計事務所まで勤務先が幅広く、人数も多いため、転職後、転職前ともに平均年収が最も低い結果となりましたが、平均年収上昇額は110.7万円と設計監理に次いで2番目に高い結果となりました。
【業種別】1位はゼネコンで820.9万円、転職前の平均年収もトップ
【図12】業種別:転職後の平均年収ランキング
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転職で年収が増えた設計職を対象に、業種別に転職後の平均年収を調べたところ、最も高い結果となったのはゼネコンで820.9万円でした【図12】。転職前の平均年収でも、ゼネコンが746.2万円と全業種中でトップとなりました。
ゼネコンの次に高い結果だったのは、プラントメーカー/O&Mで、転職後の平均年収が711.6万円でした。プラントメーカー/O&Mの転職前の平均年収は578.4万円で、転職時の平均年収上昇額は133.2万円と高い水準を記録しています。
脱炭素(GX)による爆発的な新規需要を受けて、プラントメーカーの年収は上昇傾向にあり、転職時の平均年収上昇額を押し上げていると考えられます。
■詳細はこちらの記事でご確認ください
https://and-pro.jp/content/article-tvt5g976exvh/
■調査の背景
高齢化や残業規制の適用などから深刻な人手不足が続く建設業界では、業界全体で働き方改革や待遇改善を推進しています。
2023年度から2025年度の3年間にアンドプロのサービスを利用して転職決定した建設業従事者のデータをもとに、年収面での待遇改善状況を分析、実態をまとめました。
■調査の実施概要
調査対象:2023年度から2025年度(2023年4月1日~2026年3月31日)の期間中、アンドプロのサービスを利用して転職決定した建設業従事者
■業界/職種のプロとあなただけのキャリアを 「アンドプロ」転職サポートとは?
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