リアリティを超えた新しい造形に出会える「躍動する根付」展
佐川印刷株式会社

3カ月連続「百花繚乱!根付の世界」展の第一弾、10月の企画展は写実を超えたダイナミックな動きを感じる根付を紹介
京都 清宗根付館は、現代根付を中心に根付を専門に紹介する美術館として企画展を開催しています。
その京都 清宗根付館では、根付の次世代の作家を育成することを目的に、毎年優れた発想と高い技法を備えた作品をノミネートし、最優秀作品にゴールデン根付アワードを授与しています。回を重ねるごとに作家たちは切磋琢磨し、技巧を凝らした作品を生み出すようになってきました。
根付は「粋と洒落の芸術」と形容されるように大衆文化の審美眼から育まれた大らかさと親しみやすさを備えています。生活に潤いを与える笑いや可笑しみをたたえ、悲しみにそっと寄り添う優しさを宿し、ときには明日への活力を与えてきました。そうした根付が秘める魅力を存分に発揮された作品が今年も集まりました。さまざまな作家たちが熟達した技巧を凝らした作品で競演する様子はまさに百花繚乱です。
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『百花繚乱!根付の世界』展
10月「躍動する根付」展にて展示されている根付の一部をご紹介します。
ダイナミックな動きを感じさせる根付には、ご覧になる方の直感に訴える魅力があります。日本美術では作品に気品や風格が生き生きと感じられることを「気韻生動」とされます。そこには主題を効果的に見せるために対象の配置や構図を何度も練りながら、主題に強弱をつけたり、大胆に省略や誇張をしたり、作り手の主観や意図を精緻な技術で浮かび上がらせようとしているのが見て取れます。単に写実的な描写にならないように、対象の本質に目を向けて、その本物が持つ「らしさ」を再現することで、リアリティを超えた新しい造形を生み出そうとしています。そうした写実を超えてダイナミックな動きを感じさせる根付をご紹介します。
「大森彦七と鬼女」作者:森 哲郎(1960~)
大きさ:高4.7cm
素材:黄楊
解説:大森彦七は南北朝時代の武将で、楠木正成(くすのきまさしげ)軍を破ったことで知られる。その後正成の霊が鬼女となり襲うが、名刀の威徳で退治した。
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「大森彦七と鬼女」
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「夢流 無何有郷」
「夢流 無何有郷」作者:及川 空観(1968~)
大きさ:高4.5cm
素材:象牙
解説:川に飛び込んで魚を捕まえようとする少年と、水しぶきが様々な動物の精霊となって守護しているという作品。写実と空想が混然一体となっている。
「牡丹」作者:糟谷 一空(1949~)
大きさ:高5.5cm
素材:黒柿・水牛角
解説:百花の王と称えられる牡丹。他の追随を許さない技巧が光る作品で、わらぼっち(藁囲い)をかぶり、冬の寒さに耐える牡丹の凛とした気高さを表現。
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「牡丹」
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「鷹」
「鷹」作者:齋藤 美洲(1943~)
大きさ:高4.0cm
素材:象牙
解説:鷹狩の図柄は古典からある題材だが、根付らしい丸いフォルムに鷹と兎を配置している。諺「兎を見て鷹を放つ」は状況を見てから対策を講じるという意味。
「会心の技」作者:齋藤 美洲(1943~)
大きさ:高4.4cm
素材:黄楊
解説:雌雄を決する大一番。日ごろから鍛えた力技の応酬で、観戦者も一喜一憂しながら見守るのを想像させる。最後は相手の隙をついて叩き込みで締めくくった。
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「会心の技」
京都 清宗根付館は、公益財団法人 清宗財団代表理事・館長、ならびに佐川印刷株式会社 取締役名誉会長である木下宗昭による「日本が育んできた優れた伝統文化をその価値と共に国内で守り伝え、広く世界へ発信していきたい」という発意によって、ここ文化首都・京都に設立された日本で唯一の根付を専門とする美術館です。当館では「新たな挑戦」と「絆」をむね(宗)とし、根付と根付をめぐる文化の継承・創造・発展を目指し、<魅せる><育む><繋がる>を使命に、地域と皆さまに開かれた美術館として活動しています。
佐川印刷のメセナ事業による支援のもと2007年9月に開館。京都市の指定有形文化財で、京都市内に現存する数少ない武家屋敷と京町家の特性を併せ持つ郷士(上層農民)の邸宅「旧神先家住宅」に、現代根付約400点が展示されています。
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京都 清宗根付館
京都市中京区壬生賀陽御所町46番地1
https://www.netsukekan.jp/
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【本件に関するお問い合わせ先】
佐川印刷株式会社 営業企画室(広報担当)
TEL:075-934-8010 E-mail: sp-eigyokikaku@spcom.co.jp
プレスリリース提供:PR TIMES





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