りそなアセットマネジメントとナウキャスト、Snowflake上に「商品概要書・投資信託約款」作成・管理の自動化基盤を構築
株式会社Finatextホールディングス

~生成AIとシステム処理を組み合わせ、高い正確性と業務効率化を両立~
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りそなアセットマネジメント株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:西山 明宏、以下「りそなアセットマネジメント」)とAI時代の金融インフラを提供するFinatextグループの株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下「ナウキャスト」)は、投資信託の商品概要書および投資信託約款の作成・更新業務を効率化・高度化するため、Snowflake環境上に投資信託関連データベースと4つの業務機能を備えた自動化基盤を構築したことをお知らせいたします。
本取り組みにより、商品概要書や投資信託約款がWordファイルで保存・管理されていたことに起因する個別の手作業やデータ管理の属人化を解消し、業務工数の大幅削減とミス防止、法規制・業界ルールの改定に伴う対応の迅速化を実現しました。
■背景と課題
投資信託の商品概要書および約款の作成・変更業務は、ファンドの新規設定時や社内規定の改定、資産運用業協会等からの通知・法令改正に伴い頻繁に発生します。しかし、従来の業務プロセスにおいては以下の課題が存在していました。
1.手作業・目視チェックによる膨大な業務負担
担当者が共有ファイルやローカルサーバー上のWordファイルをファンド1本ずつ手作業で開いて変更箇所の確認や修正を行っており、1つの改定通知への対応に数日から1週間程度を要するなど、ファンド数に比例して工数が大きくなる構造となっていました。
2.データの散逸とバージョン管理の属人化
原本となるWordファイルの保管状態や命名ルール、バージョン管理が個人の管理に依存しており、管理担当者の業務負荷が高まっていました。
3.「新旧対照表」作成等、規制対応の重い負担
商品概要等の所定事項や投資信託約款を変更する場合、変更内容に応じて、資産運用業協会や当局等への届出・報告が必要となります。従来はこの作成・とりまとめを、手作業で行っていたため、大きな業務負荷となっていました。
■本取り組みの概要
りそなアセットマネジメントが既に稼働させているSnowflake環境内に投資信託情報を集約するデータベースとフォルダ構造を構築し、既存のWordファイルからデータを読み込んで構造化データとして蓄積・一元管理する環境を整備しました。
その上で、業務プロセスを効率化する以下の4つの主要機能を開発・実装しました。
【構築した4つの主要機能】
1.条件絞り込みおよび自然言語による「ファンド検索機能」
商品分類や投資対象地域、運用スタイル等の属性情報による条件絞り込みに加え、自然言語を用いた柔軟な検索が可能です。AIが入力された文脈を検索条件へ補正・変換し、新規作成のベースとなる類似ファンドや修正対象ファンドを迅速に特定します。
2.生成AIを活用した「新規作成・個別変更エディター機能」
類似ファンドをもとにした投資信託の商品概要書および投資信託約款の新規作成や特定ファンドの個別修正を行う専用エディターです。変更指示を入力すると生成AIが文章案を自動作成・提案します。提案内容は画面上で承認、破棄、直接修正が行える設計となっています。また、作成・変更した資料は変更箇所と変更内容を示すコメント付きのWordファイル出力が可能です。
3.ロジックによる確実な処理とAIの限定活用を組み合わせた「一括変更機能」
複数のファンドに共通する変更が発生した際、AIが改定通知文や修正依頼文等から置換ルール案を自動生成します。ルールの適用対象となる全ファンドの抽出およびファイルスキャンはプログラムによる確実なシステム処理で行い、AIの役割を置換ルールの作成のみに限定することで、ハルシネーション(誤回答)や対象ファンドの抽出漏れリスクを軽減しています。
4.約款の変更差分データからの「新旧対照表自動生成・出力機能」
システム上で加えられた変更差分データから、資産運用業協会等への提出に必要な新旧対照表を自動生成し、Word形式で一括ダウンロードできます。従来手作業で1ファイルずつ作成・比較していた作業負担を抜本的に解消します。
〇画面イメージ
<新規作成・個別変更エディター機能の変更提案画面>
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<一括変更機能の置換ルール設定画面>
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【本システムの特長】
〇Snowflake上での完全一貫構築
データ基盤からデータベース構築、作業画面、生成AI機能の呼び出しまでをすべて既存のSnowflake上で完結させ、高いセキュリティとデータガバナンス、拡張性を実現しています。また、GitHub ActionsとSnowflake CLIを活用したCI/CDワークフローを導入し、開発・本番環境への自動デプロイと運用保守の低コスト化を実現しました。
〇AI活用とシステム処理の分離によるハルシネーションリスクの軽減
誤った情報を排除すべき金融機関の厳格な業務原則に基づき、ファイルのスキャンや全件抽出など確実性が求められる処理はシステムで行い、AIは文章の案出やルール生成などの補佐的役割に限定しています。
〇人間が最終確認・承認を行いやすいUI
AIによる自動化を過信せず、差分表示や承認・破棄ボタン、直接編集機能を備えたUIにより、最終的な正確性を人間がスピーディーかつ確実に担保できるフローを実現しています。
■今後の展望
近年、資産運用業界において一層の運用力強化が求められる中、生成AIをはじめとするITテクノロジーの活用による業務効率化・高度化への期待が高まっています。
本取り組みでは、これまで非構造化データとして管理されていた商品概要書や約款を構造化し、データベース上で一元管理することで、属人性を排除し、新規作成から修正、管理といった業務プロセスの大部分の自動化を実現しました。今後も、りそなアセットマネジメントとナウキャストは著しい進化を遂げるITテクノロジーを積極的に利活用し、業務プロセスの効率化・高度化を進めてまいります。
【りそなアセットマネジメント株式会社】
会社名 :りそなアセットマネジメント株式会社
代表者 :代表取締役社長 西山 明宏
設立 :2015年8月
所在地 :東京都江東区木場1丁目5番65号 深川ギャザリア W2棟
公式サイト :
https://www.resona-am.co.jp/
【株式会社ナウキャスト】
会社名 :株式会社ナウキャスト
代表者 :代表取締役CEO 辻中 仁士
設立 :2015年2月
所在地 :東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル 9階
公式サイト :
https://nowcast.co.jp/プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes